RTX 40のミドルクラスは,前世代と比べてどれくらいの性能差を見せるのか NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti Founders Edition Text by 宮崎真一 2023年5月23日22:00,NVIDIAのミドルクラス市場向けデスクトップPC用GPU「GeForce RTX 4060 Ti」(関連記事,以下 RTX 4060 Ti)のレビューが解禁となった。 GeForce RTX 4060 Ti Founders Edition メーカー:NVIDIA メーカー想定売価:399ドル(約5万5500円,税別,国内未発売) 名称から分かるとおり,RTX 4060 Tiは,ほかのGeForce RTX 40シリーズと同じく「Ada Lovelace」世代のGPUで,「GeForce RTX 4070」(以下,RTX 4070)の下位に置かれるGPUだ。RTX 40
落ち着かない価格、ヒットを続ける30万円のグラフィックスカード:アキバの2022年まとめ【前編】(1/4 ページ) 2022年のアキバまとめ前編は、グラフィックスカードの動向を中心に振り返る。1年を通して価格と供給量が不安定な中、秋にはGeForce RTX 4090搭載カード、年末にはRadeon RX 7900 XTX搭載カードが登場した。そして、いつの間にかハイエンド級の価格感も変わっていた。 グラフィックスカードの上半期を振り返ると、2021年の市場に強い爪痕を残したマイニングブームは落ち着いたものの、半導体不足や輸送費の高騰などは解決せず、供給不足と価格の上昇が続いたことが思い出される。 【2021年まとめ前編】2021年のアキバ自作街は「警戒」に終始した 【2021年まとめ後編】2021年のアキバ自作街は「品薄」に悩んだ GeForce――30万円前後のRTX 4090搭載カー
NVIDIAがベンチマークツール「FrameView」をアップデート。画質比較ツールや遅延計測ツールにも新機能が加わる ライター:米田 聡 NVIDIAは,以前からGPUやPCの性能検証に用いるテストツールを開発している。とくに,ゲームにおける性能や画質に関わるツール「GeForce Performance Toolkit」として,NVIDIAは以下の3種類を公開中だ。 フレームレート計測ツール「FrameView」(関連記事) 画質比較ツール「ICAT」(関連記事) 遅延計測ツール「LDAT」(関連記事) GeForceの名が付いているものの,これらは他社製GPUでも主要な機能を利用できる※。なかでも手軽に使えるフレームレート計測ツールのFrameViewは,使ってみたことがあるという人もいるだろう。 ※ただしLDATは,NVIDIA製の非売品ハードウェアが必要なので,ゲーマーが使うには
秋葉原PCパーツショップにおけるグラフィックスカードの枯渇具合は先週からさらに深刻化している。 GTX 1660も在庫があれば盛り上がる感じ――カード売り場の現状 先週までは、品薄ながらも複数店で在庫が確認できたGeForce RTX 3070やGTX 1660 Super/1660搭載カードはほとんど見かけなくなり、店頭に複数モデルが並ぶのはRTX 3090かRTX 1650以下といった状況になった。RadeonもRX 6000シリーズが比較的残っているものの、RX 5000シリーズはGeForceと大差ない状態で、どこのショップも棚がすっかり空いている。
「アスク税」とは何か 〜ゲーマーのためのグラフィックスカード流通事情講座 編集部:佐々山薫郁 アスク公式Webサイト 「アスク税」(もしくは「ASK税」)という言葉を聞いたことがあるだろうか。 PCパーツ業界に存在する販売代理店の中でも,アスクという企業は,群を抜いて有名だ。オンラインで「アスク税」と検索すれば,すぐに「アスクが取り扱うPCパーツ製品は,海外における市場価格よりも国内価格が非常に高い。それは,アスクが大きな中間マージンを取っているからだ」的な言説に,すぐ辿り着くことができるだろう。 では,その言説は正しいのか。というかそもそもアスク税とは何なのだろうか。アスクという会社は,さまざまなジャンルでさまざまなメーカーの販売代理店になっており,すべてについて語ることはできないため,今回は,4Gamer読者にとって最も身近なPCパーツであろうグラフィックスカードに絞って,アスク税の正
Ryzen Gは抜群のコスパも魅力だが、もうひとつの魅力が隠されている。それが、2014年に投入されたAMDの「Kaveri」世代のAPUや「Radeon RX 200シリーズ」で採用され、その効果がスゴイと話題になったAMD独自の映像補完技術「Fluid Motion Video」(以下:Fluid Motion)になる。 Fluid Motionは秒間24フレームや30フレームの映像を60フレームに補完、再生してくる技術で、映画と同じく毎秒24コマでの再生を前提として作られるアニメでは、キャラなどが驚くほど、ぬるぬると動くようになる。同様な技術はほかにもあるが、Fluid MotionではCyberLink社の「PowerDVD」と組み合わせることで市販のアニメや映画のBlu-ray Disc再生時にFluid Motionによる映像補間を適用できるようになっている。 その効果は特にア
AMDの「Fluid Motion Video」は秒間24フレームや30フレームの動画を60フレームに変換再生してくれるテクノロジーだ。特にアニメやCG映像作品で分かりやすい効果が得れるため、PCで普段から動画を見ている日本のRadeonユーザーであれば恩恵は大きい。 このRadeonの強みである「Fluid Motion」は有料ソフトの「Power DVD」だけでなく、無料のソフトでも簡単に利用する事ができる。 「Radeon」の「AMD Fluid Motion Video」とは 24 or 30フレームの動画を60フレームに補完再生 Fluid Motionはネットなどでは「古井戸」などのスラングで呼ばれてるGPUを用いた動画再生支援機能だ。この機能を利用すれば秒間24コマや30コマの動画ソースを元に中間フレームを生成して、60コマのヌメヌメ再生が可能になる。 上記のアスクによるyo
Windows 7、グラフィックスカードなどなくとも、CPUのみでDirectXに完全対応2008.12.10 17:00 「Windows 7」は、お財布にも優しいOSなのね~ 思えば2年ほど前、このPCで「Windows Vista」は使えるのか…という性能表示に、大きな混乱とブーイングを招いた「Vista Capable」や「Vista Ready」、なんとも歯切れの悪い、ややこしいラベルがありました。で、勢い込んで、「Vistaにゃ、やっぱりAeroじゃ~」と楽しみにしてたのに、あらま、結局はハードウェアスペック的に、せっかくのAeroも使えないなんてことがあったのを、皆さんも苦い思い出とともに記憶してらっしゃるのではないかと思います。 その苦い記憶は、どうやらマイクロソフトさんも、もう懲り懲りといった感じでして、新しいWindows 7ではあるまじき失敗ぞ…と、さまざまな真剣な取
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