NVIDIAの遅延計測ツール「LDAT」と消費電力計測ツール「PCAT」は,どんな仕組みでPCの遅延やGPUの消費電力を正確に測るのか? ライター:米田 聡 カメラマン:佐々木秀二 3週間ほど前になるが,NVIDIAは,「LDAT」(Latency Display Analysis Tool)と「PCAT」(Power Capture Analysis Tool)という2つの測定機器を発表した。フル表記の名称から想像が付くとおり,LDATはPCにおける遅延(Latency,レイテンシ)を,PCATはグラフィックスカードの消費電力を計測するものだ。今回,LDATとPCATをテストする機会を得たので,これらの仕組みから実際の測定結果までを紹介しよう。 PCの操作遅延を測定するLDAT まずは,LDATの話から始めよう。 PCゲームにおける操作遅延とは,ゲーマーがマウスをクリックしたりゲームパッ
西川善司の3DGE:「ストリートファイターV」にまつわる遅延の謎を,遅延計測システムを使って検証してみた ライター:西川善司 コアゲーマーなら,誰もが一度は意識したことがあるに違いない“遅延”の問題。ただ,この遅延というキーワード,人によって「イメージしている現象」が違っていて,テーマとして語り合うにはなかなか難しい話題だったりする。 例えば,ゲーマー同士の会話でしばしば耳にする「液晶って遅延が大きいよね」というフレーズ。これは「(入力/表示)遅延」と「応答速度」を曖昧に解釈した発言と思われる。まあそこは大目にみて“一緒くた”にするのを許容したとしても,昨今の事情を鑑みればやはり正しいとは言い難い。 少なくともゲーム用途を謳うディスプレイに搭載されている液晶パネルなら応答速度はひと桁msだし,遅延も同じく数msだ。むしろ低遅延なイメージがある有機ELパネルのほうが,焼き付き防止や倍速駆動と
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く