はじめに# The eXpress data path: fast programmable packet processing in the operating system kernel 1 を読んだ。 この文章はほとんどこの論文をもとに書いたが、一部ニュース記事を引用している。 eBPF/XDPが流行っているということは、BCC、bpftrace、Facebook Katran、Cloudflare Gatebot などeBPF/XDPを使うプロジェクトのGithub Star数から感じ取れる。 eBPF/XDPには、特殊なハードウェア・ソフトウェアに依存せず、 カーネルの仕掛けとして高速パケット処理を実現できるという強力なメリットがある。 一方であまり弱点を主張するような記事は見当たらないので、実際のところどうなのか感触を知りたい。 XDPを使うとNICデバイスドライバのコンテキス
1. はじめに 本記事は、eBPFとも関連するXDPについてまとめています。以下、関連記事をいくつか書いていますので、必要に応じて参照して下さい。 関連記事 eBPF - 入門概要 編 eBPF - 仮想マシン 編 eBPF - BCCチュートリアル 編 eBPF - bpftraceチュートリアル 編 eBPF - XDP概要 編(本記事) 2. XDPとは XDP (eXpress Data Path) とは、カーネルに実装されたeBPFベースのネットワークパケット高速処理基盤で、データリンク層(NIC, デバイスドライバ)以上のレベルでパケットのデータを操作する仕組みをeBPF経由でユーザプログラムに提供します。ユーザスペースのアプリケーションまでパケットが到達して処理する場合よりも、パケットバッファのコピーが不要だったり、カーネル・ユーザスペース間のオーバーヘッドを削減出来るなど、
こんにちは.閃光のハサウェイが配信開始されたので早速視聴しました.メッサーがいいですね. 前回もXDP関連の話題でしたが,今回はXDPに入門します. XDPを学習する際のロードマップやつまりどころの解消になればと思います. # 2023-12-30 加筆 本記事を公開して約 2 年が経過しました. この加筆で古くなってしまった情報を修正しています. 差分は このブログの Github の PR (opens new window) を見てください. この 2 年間で eBPF 及び XDP への注目はさらに高まったように感じます. 取得できる情報も充実してきました. 特に O'reilly より発売された 入門 eBPF (opens new window)(原書: Learning eBPF (opens new window)) は非常に充実した内容になっています. 日本語でこれらの情
TRex TRexはCisco Systemsが提供する Open Source な Traffic Generator. ライセンスはApache 2.0 . Networkの検証での切り替わり断時間などの評価を簡易でやるのならまずはPingになるけれど、 そもそも大量のTrafficを印加できない そもそもL3までしか見れない そもそもICMP。Statefulな動きは見えない。 片方向の断を測定できない 通信断時間の測定が難しい(大体秒間10回くらいが限界) 遅延測定もラウンドトリップの時間になる といった限界があり、プロトコルの動作を追いかけるような検証をやろうとすると物足りない。で、Traffic GeneratorというとIXIA や Spirent が有名だけれども、なにせ高い。あっても、ほかの人とリソースの奪い合いになる。そもそも個人では遊べない。 自分の好きなようにTra
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