最近、組込み業界で「バックスラッシュ」という言葉を複数の人から聞きました。いわゆるV字モデル(ヨーロッパ・ウォーターフォールとも言われ、組込みではこちらのモデルをよく見ます)の左側が、「\」の形をしており、この部分、上流の「分析」「設計」部分を指してバックスラッシュと呼ぶらしいです。 そして、この部分の重要性が「品質を作りこむ(Build Quality In)」という言い方で言われます。すなわち、「最終テスト工程(/側)でがんばって欠陥を出すのではなく、バックスラッシュの上流工程(\側)で品質を作り込む」のです。アジャイルはこれをミクロに行います(V字をフラクタルに細かく切る)が、本質的にバックスラッシュが重要性、すなわち、どんなにミクロでも、あるいは手法が変わっても、分析・設計は重要である、という事実は変わりません。 ぼくが以前から尊敬している山田大介さんが、その名も「ビースラッシュ(