昨日は某所で行われた形式仕様記述言語VDM++の基礎を学ぶセミナーに参加してきた。講師は「VDM++によるオブジェクト指向システムの高品質設計と検証」の翻訳者としても著名な酒匂寛氏。VDM++の書籍に目を通して、そのサンプルを動かす程度の経験しか無かったので、演習で色々と試せる機会が得られたのは有難かった。 VDM++の細かい文法は書籍を読めば分かるものの、実際のところは落とし穴が色々あるし、些細な疑問で行き詰まったりすることが珍しくない。今回のセミナーではそのような疑問にも講師の酒匂氏が丁寧に答えてくれたので、参加した甲斐が有った。本を読んだだけでは分からない「実際のところはこう使ったほうが便利」といった細かなノウハウを学べるのはセミナー参加のメリットだと思う。 今回のセミナーの対象範囲は、仕様記述言語としてVDM++の基礎を学び、VDMToolsを用いたモデルの評価を行うところまでだっ