デスクトップ仮想化の導入は、セキュリティ強化、管理性、そしてコンプライアンスへの対応強化が図れることから、企業のIT部門にとって長年の検討課題となっていた。しかし、導入コストが高い、ユーザーの求める条件を満たせない、拡張性に問題がある、仮想デスクトップの利用場面が限定される、などの理由から導入事例は限られていた。 VMwareは企業向け仮想デスクトップ製品「VMware View」により、これらの阻害要因を解消した。2009年発行の「すべて分かる仮想化大全2010」では、VMware Viewの基本アーキテクチャ、デスクトップ仮想化のメリット、および主要コンポーネントの役割と機能について解説した。本稿では2010年9月に発売したVMware View 4.5の主な機能強化ポイントであるユーザエクスペリエンス、管理性について、具体的な機能とメリットを解説する。 VMware View 4.5