様々な場面で情報活用への期待が高まっている。この状況を下支えしているのがストレージだ。ストレージの進化なしに、現在の、そしてこれからのIT環境は存在し得ない。第1回から第5回にかけて、“情報爆発”に耐えられるストレージ環境のあり方を探ってきた。今回は、インタフェースの将来像として、適正な帯域などについて考えてみよう。 現在、ストレージインタフェースの主流は、EthernetやFibre Channelである。商用での最大速度は、Ethernetは10Gビット/秒、Fibre Channelの場合は16Gビット/秒だ。しかし、現場で実稼動しているインタフェースを見ると、Ethernetは1Gビット/秒が、Fibre Channelは4Gビット/秒がまだまだ主流になっている。特にFibre Channelにおいては、2Gビット/秒で構成されたシステムも、かなりの数が現役で動作している。 世代交