狩猟文化が色濃く残る地域を定期的に訪れ、現地の人と共に生活することで“人と野生動物の共存関係”を探求し続ける、新進気鋭のフィールドワーカー。狩猟研究を通して人類学、民俗学、歴史学…人間に関わるすべてを考察、自ら狩猟者として実践的な研究もおこなっている。 兵庫県出身。幼い頃から動物が大好きで、小学3年生の時、父親の仕事の都合で移住したカナダでは大自然に触れ、野生動物に魅了される。東京農工大学農学部地域生態システム学科時代に環境社会学の第一人者で『自然保護を問いなおす』の著者鬼頭秀一氏に出会い、「野生動物を護るとは何か?」という根本的な問いにぶつかり、自然保護を社会科学的に考えるコースを専攻。卒論では国際的な論争となっていた捕鯨を取り上げ、千葉県の捕鯨地でフィールドワークをおこなう。2004年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻入学。市川光雄氏・山越言氏に師事、カメ