ジュリーが盗んできた 「速そうなやつ」RX−7。 武道館を見下ろすビルの屋上で菅原文太演じる山下警部と沢田研二(ジュリー)演じる「9番」が睨み合う。ジュリーの足元にはボウリングバッグに入った原子爆弾。武道館では満員の客がスーパースターの登場を待ちわびている。文太は言う。「ローリング・ストーンズなんか来やせん」。 長谷川和彦(ゴジ)監督の映画『太陽を盗んだ男』(1979年公開)。原子力発電所からプルトニウムを強奪したジュリーがアパートの部屋で原爆を自作、「俺は9番目の核保有者になった」(映画が作られた70年代末、核保有国は8ヵ国)と日本政府を脅す話だ。 脅すといってもストーンズのライブを武道館でやれなど子供じみたことを要求するのだが。公開時は大ヒットしなかったが、荒唐無稽すぎる話と、ユニークすぎるキャスティング、無茶すぎる撮影裏話など、映画をめぐる逸話が伝説化、以降映画を一本も撮ってないゴジ
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