兵庫県は2日、熊本地震の被災地支援のために4月に発表した兵庫県のマスコット「はばタン」と熊本県のPRキャラクター「くまモン」を合わせたデザインが、熊本県が定めた利用規定に違反していたため、使用を取りやめると発表した。 兵庫県は「他のキャラクターと抱っこや握手などがある表現はできない」との規定を把握した上で「震災支援に限っての特例措置があり、規定に反しないと思った」と釈明している。新たなデザインを作成し、支援を続ける方針。 兵庫県によると、使用を停止したデザインは、はばタンがくまモンに頬ずりしている図柄。はばタンの原作者が考案した。 4月22日に兵庫県が熊本県に使用を申請。3日後に電話で募金活動などに限っての使用許可を得た。今月2日になり、デザインを確認した熊本県からの連絡で違反が発覚した。兵庫県は「利用申請が数千件あり、確認に時間がかかったようだ」と話している。