ベストセラー「ぼくらの七日間戦争」などでしられる作家の宗田理(そうだ・おさむ)さんが4月8日、死去した。95歳。東京都出身。90歳を超えて精力的に執筆活動を続けた宗田さんの訃報に、惜しむ声が広がっている。 2019年「明治大阪へぼ侍 西南戦役遊撃壮兵実記」(へぼ侍)で松本清張賞、第164回直木三十五賞の候補作に選ばれた「インビジブル」などで知られる作家・坂上泉氏は、訃報を受け「造船疑獄に火をつけた『森脇メモ』づくりに加わったこともある、昭和史の立役者のお一人でもあった。ご冥福を」と追悼した。 角川文庫編集部は16日、「作家・宗田理さんが令和6年4月8日、95歳でお亡くなりになりました。突然のことに、編集部一同深い悲しみに暮れています」と、公式サイトを通じ報告。「弊社では『ぼくらの七日間戦争』に始まり、累計部数2000万部を超える『ぼくら』シリーズなど、多くの著作を刊行させていただいています