Author コイデマサヒロ 前回は、Raspberry Pi 3(以下RPi3)にRT Preemptカーネルを導入しました。今回は Xenomai カーネルを導入してみます。Xenomaiもリアルタイムカーネルの一種ですが、よりリアルタイム性の高い性能が特徴です。通常はノーマルなカーネルと互換的に動作しますが、専用のライブラリ(API)類を利用すれば、よりリアルタイム性が高いアプリケーションを作ることもできます。 組み込み向けなCNC機器やロボットの制御では、Xenomaiを採用している場合が多いようです(LinuxCNCが有名)。音楽系ではあまり使われていませんが、Beaglebone Black用の音楽系の開発環境BelaはXenomaiを採用しています。 専用のライブラリを利用しないとXenomaiの良さを十分に引き出すことができないとも言えますが、Xenomai Kernelを
本書はLinuxシステムを組み込み機器上に構築するための解説書です。多種多様なアーキテクチャやハードウェア構成に対応するための実践的かつ詳細な情報を提供します。本書の内容は「GNUツールチェーンの構築」「Linuxカーネルの選択、設定、クロスコンパイル、インストール」「開発ツール」「ルートファイルシステムの構築」「記憶装置のセットアップと操作」「ブートローダのインストールと設定」「ネットワークサービスのセットアップ」「デバッグのためのツールとテクニック」など。第2版では、カーネル2.6に対応した全面的な改訂とリアルタイムLinux関連情報(Xenomai、RTパッチなど)を大幅に追加し、開発ツールの解説においてEclipseを大きく取り上げました。 まえがき 1章 はじめに 1.1 各種の定義 1.1.1 Linuxとは何か 1.1.2 組み込みLinuxとは何か 1.1.3 リアルタイム
Xenomai is a software framework cooperating with the Linux kernel to provide interface-agnostic, hard real-time computing support to user space application software seamlessly integrated into the Linux environment. The Xenomai project was launched in August 2001. In 2003, it merged with the Real-Time Application Interface (RTAI) project to produce RTAI/fusion, a real-time free software platform fo
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