ウェブブラウザ「Firefox」を開発するMozillaが、ローカルで動作するFirefox用機械翻訳アドオン「Firefox Translations」を公開しました。Google翻訳やDeepL翻訳などの翻訳サービスとは異なり、翻訳はクライアントサイドで実行され、データが完全にプライベート化されるのが特徴です。 Firefox Translations – Firefox (ja) 向け拡張機能を入手 https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/firefox-translations/ Mozilla releases local machine translation tools as part of Project Bergamot https://blog.mozilla.org/en/mozilla/local-translatio
マイクロソフト、ソースコードをAIが読み込んで自然言語で説明してくれる「Copilot Explain」を開発中。GitHub Copilotは今夏に正式サービスへ。Microsoft Build 2022 マイクロソフトは現在開催中の開発者向けイベント「Microsoft Build 2022」で、ソースコードの内容をAIが自然言語で説明してくれる「Copilot Explain」の開発を進めていることを明らかにしました。 AIが説明してくれることで、そのソースコードについてまだ詳しい内容を把握していないプログラマによるコードの修正やデバッグ作業などの効率化がはかれるとしています。 AIが自然言語の説明とコードの関係を学習 GitHub Copilotでは、人間のプログラマがペアプログラミングの相手であるAIに対してこれから書こうとしているコードの意図を説明するために、まずコメントを記述
DeepLの“珍誤訳”が話題に 「I'm sorry」の日本語訳は?→「アイム・ソーリー・ヒゲソーリー」 ゲーム「ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR」に出てくるあるせりふを翻訳すると、なぜか5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の「なんでも実況J(ジュピター)」発祥のキャラクター「やきう民」のアスキーアート「彡(^)(^)」が登場することが話題になった翻訳サービス「DeepL翻訳」。同サービスで新たな“珍誤訳”が見つかり、Twitterで話題を集めている。 (関連記事:DeepLの翻訳結果に突如現れた顔文字「彡(^)(^)」が話題) soy乳(@soynyuu)さんはDeepLで「I'm sorry」を日本語訳に変換した結果をTwitter上に掲載。日本語では「すみません」など謝罪を意味する言葉になるはずだが、DeepLは「アイム・ソーリー・ヒゲソーリー」と訳してしまうと
フェロー・アカデミーで半定期的に公開されている、私の辞書セミナー。www.fellow-academy.com 録画配信形式なのでリアルタイムの質疑応答はありませんが、受講者特典として、1回の受講につき1回だけ講師つまり私に直接質問ができることになっています。たいていは、わりと具体的な質問をいただくのですが、今回は 「講座で英辞郎に触れていないのはなぜか」 という質問をいただきました。ごもっともな質問です^^; いい機会なので、記事にしておくことにしました。 答えは簡単、 「英辞郎は辞書ではない」 からです。 これは、別に私が英辞郎をdisっているとか、そういうことではありません。意外に思った方は、「英辞郎 on the WEB」のヘルプを見てみてください。 「英辞郎」について:ご利用ガイド:英辞郎 on the WEB 最初にちゃんと、こう書いてあります。 1. 「英辞郎」とは EDP(
Yahoo Japanの「新型コロナワクチン情報まとめ」を見ていたら、次の画像があった。 アストラゼネカの行に「有効性 〜76%」とあり(赤枠)、私はここが気になってしまった。 (出典:https://news.yahoo.co.jp/pages/20210122、閲覧:2021-07-02) これを見た人は、普通は「最大で76%」と解釈するだろう。日本語で「〜」は「数字の範囲」を示すのが一般的である。例えば共同通信社の『記者ハンドブック』でもその意味で使っている。範囲の右側だけに数字があるので「最大」という解釈になる。最大なのだから、有効性は10%かもしれないし60%かもしれない。 しかし日本語の「〜」によく似た英語の「~」(チルダ)には別の意味がある。「約」や「およそ」である。この意味を掲載している辞書は実は少ないのだが、たとえばMerriam-Websterの「tilde」には2bに
今日のマイクロソフト、配信は止まるし自動翻訳メタメタだったし、もうちょっと頑張ってほしかったな2021.06.25 01:5433,510 三浦一紀 オンライン発表会って難しいよね。 Windows 11の発表会、内容的には結構ワクワクするものでしたが、いくつか気になるところがありましたね。 まず、メディア向けのサイトやイベント公式サイトでの配信が止まりまくっていました。結局Twitterでの配信を見て原稿書いていました。あとでアーカイブが見られるとはいえ、やっぱりリアルタイムで見たいじゃないですか。何が原因なのかはわかりませんけどね。 Image: Microsoftあとは、字幕。メディア向けサイトでは、英語以外にも日本語やフランス語など各国に対応していたのですが、どうやら自動翻訳を使っていたようで、日本語字幕を見ていてもあまり意味がわからないところがありました。自動翻訳の聞き取り精度も
こんにちは。ublacklist-stackoverflow-translation を管理している @shora_kujira16 です。 github.com このリポジトリはよく目につく Stack Overflow の機械翻訳サイトがまだ両手で数えられるほどしかなかった2019年10月に公開を始めたものです。利用者数を計測することはできていないのですが、GitHub のスターの数などから推測するに今年の1月ごろから多くの方にご利用いただいているようです。 リポジトリを公開してから1年半ほど経ち、今では多くの方から継続的にプルリクエストをいただくようになりました。この記事ではこのリポジトリを管理していてわかったことや今後の展望についてまとめます。 対象ドメインの数 「Stack Overflow 機械翻訳」のようなキーワードで Twitter を検索してみることがあるのですが、リポジ
自分名義の翻訳書が何冊かあるので「翻訳者」を名乗ってもバチは当たらないと思うのだけれど、経済的な寄与でいったら私の生涯の収入に翻訳からの印税や翻訳料が占める割合はそれほど多くない。いろいろな半端仕事を継ぎ接ぎしながら生きてきた、そのパッチワークでちょっと色のちがう柄が翻訳だという程度のことだ。なかには潰れた企画やムダ働きになった仕事もあったけれど、それらのおかげで多少は英語に詳しくなれたのだから文句はいえない。実際、翻訳で初めてお金をもらった頃の私の英語力は情けないほど低かった。仕事をしながら覚えてきたわけで、だからあまり自慢できるようなものではない。 私にとっての最初の翻訳本が出版されたのは1985年の3月のことで、まあなんとも古い話になってしまう。なぜたいして英語のことも知らない若造に翻訳ができたのかというのは、それはそれでちょっとおもしろい話だが、やたらと長くなるのでここに書くような
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