Appleが「iPhone」のロック解除を求める裁判所命令をめぐり米連邦捜査局(FBI)との法廷闘争に突入する一方で、Amazonが自社OS「Fire OS」で、端末の暗号化サポートを外したことが分かった。 Fire OSは、「Android」のカスタマイズ版で、Amazonが「Fire」シリーズのタブレットおよびスマートフォンに搭載している。ところが、最新の「Fire OS 5」リリースで暗号化サポートが廃止された。したがって、Fire端末の所有者は、暗号化を諦め自分のデータをリスクにさらすか、古いOSを稼働させるかという厳しい選択に迫られている。 Amazon製タブレットやスマートフォンのユーザーは2月末、暗号化の廃止に気づき始め、この動きに対する失望や怒りを同社のサポートフォーラム、そして、ブログやソーシャルメディアであらわにしている。 Fire OS 5は、「Android 5.0