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増田と読み物に関するnarukamiのブックマーク (7)

  • なんか結婚できた

    今年の2月に結婚したのだが、そこに至るまでの経緯がかなり変わっているので、ちょっと文章に残しておこうと思う。 彼女と最初に会ったのは13年前なのだが、最近までほとんどまともに会話したことがなかった。 最初に会ったのは留学先のトロントだった。バイトしていた和レストランで、数回だけ彼女とシフトが重なった。その店は日人の留学生を積極的に雇っていた。 彼女は僕より先に帰国した。連絡先を交換することもなく、軽く挨拶だけして別れた。特に仲良くなったわけでもなかった。 数年後、彼女はマッサージ嬢になっていた。いわゆるグレーな店ってやつだ。僕はサラリーマンになっていた。会社帰りに先輩と酒を飲んで、酔った勢いで入った店に彼女がいたのだ。体のラインがくっきり見える白いワンピースを着ていた。スカートはパンツが見えるぐらい短くて、とんでもなくエロかった。お互いに顔を見合わせて、アッという顔をしたが、それ以上は

    なんか結婚できた
  • ミステリ愛好家殺人事件(友人の実話に基づく)

    「わからんな」 「わかりませんか」 「わからん。犯人が『なぜ被害者の部屋にある棚のをすべて抜き取ったあと、また戻したか』についてはさっきの君の説明で納得いった。しかし、それでは肝心の犯人がわからんじゃないか。だれにでも出来る殺人だ。被疑者が絞れん」 「それがですね、実はこの棚こそ犯人をピンポイントで指し示す、最大の証拠品なのですよ」 「どういうことだ」 「それを今から説明します。まずはこのプリントをご覧ください。これは被害者の読書履歴をリスト化したものです。読書メーターからとってきました」 「なかなか残酷なことをする……。なるほど、ミステリ好きという話は嘘じゃなかったみたいだな。翻訳ミステリの有名作がならんでおる。だが、これで何がわかると?」 「注目すべきはこのです。江戸川乱歩編『世界短編傑作選3』」 「シリーズの三巻だけ読むのが奇妙だと? それはキミ、素人の浅はかだよ。アンソロは

    ミステリ愛好家殺人事件(友人の実話に基づく)
    narukami
    narukami 2015/09/11
    たのしい
  • 嘘日記

    ■中学生の頃まで親の事を「パパ、ママ」と呼んでいたので高校入学と同時に一気に「おやじ、おふくろ」に変えたらおふくろが笑い過ぎて呼吸困難に成ったので今でもパパ、ママって呼んでる。 ■結局呼び方を変えない内に、ママが死んでしまった。 葬式の日、雨が降ったのでつい「見よ、天も泣いておるわ…」と言ったら弟に「なんでそんなふざけた事を言えるんだよあんたって人は!」とマジギレされた。 因みに弟は小学校の頃から父さん母さんって呼んでる。俺よりずっとマザコンの癖に。 ■先週帰省したら父から思わぬ物を見せられた。子供の頃のホームビデオ。 父から将来の夢を訊かれた小さい頃の俺が「おいしゃさんーー!!みんなのびょうきをかいふくさせるのー!」なんて可愛い事を言っているんだよ。父溜息俺苦笑い。父は「この儘素直に育っていればパパも病気診て貰えたのになあ」と嘆いて見せてくる。返す言葉も無い俺。 ところがビデオの中では当

    嘘日記
  • 俺の思い出話と、ある宗教を嫌いな話

    六月の途中くらいから書き出して、七月になってしまった。 ただの好き嫌いの話で、長い思い出話。 思い出話で恥ずかしいから、特定されないように細かいことをごまかして書いた。 長えよ、と言われる前にまとめると 「ただの長い思い出話で、宗教が原因で好きな景色が無くなったから、俺はこの宗教が嫌い。」 というだけの話だ。具体的な宗教名は書かない。 六月になると亡くなった祖父を思い出す。祖父が亡くなったのはずっと前の年の瀬、来年は会えないかもと入院中に見舞ったのが最後になる。 田舎に住んでいた。両親は同じ地域で出会い結婚したので、母方の実家もチャリンコで必死に行けばたどり着く距離だった。車では20分くらいか。 思い出す祖父というのは母方の祖父。母はパートがあったので、小さい頃は週の半分以上、学校から帰ると姉と一緒に預けられていた。 その頃は祖父との思い出はあまりない。働き者だったので、俺と姉が預けられる

    俺の思い出話と、ある宗教を嫌いな話
    narukami
    narukami 2014/07/02
    とても文章がうまいので創作であってくれたらいいなぁというような話
  • こんな夢を見た。 高校生のカップルが繁華街にいる。 二人はまだコトを致し..

    こんな夢を見た。 高校生のカップルが繁華街にいる。 二人はまだコトを致していないが、互いにそろそろ時期だと考えており、ラブホに入りたいと思っている。 二人は互いが制服姿であることに気がつき、繁華街の安い洋服店で買った私服に着替える。 準備は整ったが、最後の一歩を踏み出せず、二人は繁華街を行ったり来たりする。 私はそんな二人が、生徒指導の教師に見つかりはしないかとひやひやしている。 と、その時、なぜかそれとわかる、教師の携帯電話の着信音が道に響き、やがて私に朝を告げるアラーム音に変わっていった。 私はモテぬ。路端の自販機よりモテぬ。清い清い高校生時分には、夢に見た体験など起こりようも無かった。 あの二人は先生に見つかったのかしらん。それとも見つからずに、遂に思いを成就させたのかしらん。 起床後もいたずらにときめく胸を押さえながら、私は今日も会社へと向かうのであった。(完)

    こんな夢を見た。 高校生のカップルが繁華街にいる。 二人はまだコトを致し..
  • 久々に友人から電話がかかってきた。たまには初詣でも、だそうだ。数年前..

    久々に友人から電話がかかってきた。たまには初詣でも、だそうだ。数年前から病気がちでロクに外出などしていない私は正直億劫だったが久々に友人と会うのもいいな気分転換にもなるしと同意した。 が、予定を決めるのに若干時間がかかった。彼女と何かを決める時はいつもこうなのだ。彼女は常にこちらの意向を聞いてくれる。それはありがたい事だ。しかし意向を伝えたところで必ず拒否されるのだ。彼女からしてみればもっともらしい理由をくどくどと並べて回避しているので拒否している感覚など微塵もないだろう。その事に気づいてから説明するのも面倒なので全て任せる事にしている。こちらとしては彼女の思い描いている行程を一発でまとめて打診された方がラクなのだがそういった行為は押し付けであり罪悪感が伴うのか今までまとめて打診された事は一度も無い。現地で待ち合わせなのに交通手段を聞いてくる神経もよくわからない。実質的にはこちらが譲歩して

    久々に友人から電話がかかってきた。たまには初詣でも、だそうだ。数年前..
  • 真説・ゲーセンで出会った不思議な子の話

    この度行定勲監督・吹石一恵主演で映画化が決定した『ゲーセンで出会った不思議な子の話』。だが、書籍化・映画化が決定しても、このストーリーの書き手は決して名乗り出ることなく、ネット上ではこのストーリーに対し、様々な点から疑いが提出され、果ては低迷するアーケードゲーム業界によるステルスマーケティングではないかという説まで浮上している。 私は、ある裏情報筋から、このストーリーの書き手のIPアドレスを入手した。そして、エヌ県エフ市というある郊外の市から書きこまれた、という所まで書き手の所在を特定し、早速現地に向かった。 まず私はその街にゲームセンターがないかを探した。すると、今はもうないが、かつて「UTOPIA」というゲームセンターがその地にあったことが、分かり、そのゲームセンターに昔よく行っていた男性に話を聞くことが出来た。彼に、いつも帽子を被り、格闘ゲームをやっていた女性に心当たりはないか聞くと

    真説・ゲーセンで出会った不思議な子の話
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