岸田文雄首相(自民党総裁)は6日、広島市で記者会見し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡り、10日の内閣改造で入閣する閣僚に関係の有無を点検させる考えを表明した。現閣僚や副大臣らも対象。結果を踏まえ、適正な形への見直しも指示する。内閣改造・自民党役員人事に関しては「来週にも行いたい」と明言。緊迫する台湾情勢への対応などを挙げ「早く新しい体制をスタートさせなければいけない」と強調した。 閣僚を含む自民議員と旧統一教会との関係が相次いで表面化しており、内閣支持率下落の一因とみられる。新体制発足をにらみ、問題に取り組む姿勢をアピールすることで批判をかわす狙いがありそうだ。