連日報道される政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係。教団所属の人物から選挙で支援を受けたと証言したのが、岸信夫防衛相だ。その関係を聞くと、兄の安倍晋三元首相が教団の友好団体にメッセージを寄せたのも「さもありなん」と思える。ただ、話はそこで終わらせられない。教団側は北朝鮮と親密な関係を築いてきたからだ。北を警戒すべき防衛相が、北と縁深い教団側とつながるのは問題ないのか。奇妙な三角関係をどう考えるべきか。(特別報道部・中山岳、中沢佳子)
自衛隊が運営する大規模接種センターの視察を終え、記者の質問に答える菅義偉首相(手前)。奥左は岸信夫防衛相、同右は中山泰秀防衛副大臣=2021年5月24日、東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館 17日から始まった大規模接種会場の予約では、サイトに接種券番号や生年月日を入力する必要がある。しかし、防衛省は接種券を配る自治体の市区町村と番号を突き合わせておらず、架空の番号や生年月日でも予約ができてしまう。 毎日新聞と朝日新聞出版の記者は、この不備を確認するために実際に予約を行い、そのうえで「公益性が高い」と判断して毎日新聞やニュースサイトのAERA dot.に検証内容を掲載した。これに岸防衛相が噛みついたのだ。 「無理に急ぐと混乱する」との声に耳を貸さず 国家権力とマスメディア、報道される側と報道する側、この両者の対立はよくあることだ。 だが、今回の岸防衛相の「悪質な行為」との批判には驚かされる
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