北海道江差町の障害者施設が、結婚などを希望するカップルに不妊処置を提案していた問題で、道は19日午後にも現地調査に入る方針ですが、施設側は19日、会見を開き、「強制したことは一度もない」と強調しました。 江差町にある社会福祉法人「あすなろ福祉会」は、施設に入居する知的障害があるカップルが、出産後に子どもを養育できなくなる場合を想定し、男性はパイプカット、女性は避妊リングを装着する不妊処置の提案をしていました。 HBCの取材に対し、18日、「あすなろ福祉会」の樋口英俊理事長は「障害があるために、養育不全になった場合、誰が子どもの面倒をみるのか、私たちにはできない」と話し、結婚を希望するカップルに対し「子どもを望む場合は、うちのケアから外れてもらう」と説明していました。 この問題を受け、道と江差町は事実確認のため、19日午後にも、「あすなろ福祉会」に現地調査に入る方針です。 こうした動きに対し