Intelの第13および第14世代CPUでゲームが不安定になる不具合が多発中。高クロックモデルが中心でCPUの劣化が疑われる。 Intelの第13世代および第14世代などRaptor Lake系世代のCPUではCore i9系などのハイエンドモデルを中心に動作クロックが非常に高く設定されているのですが、この高すぎる動作クロックが原因でCPUが劣化し、不具合が発生している疑惑が浮上してきている様です。 Seeing a worrying trend with some Intel 13th/14th gen CPUs having stability issues with UE4/UE5 games (like Fortnite, Remnant 2, Hogwarts Legacy etc.) specifically during the initial shader comp pro
コンピュータの歴史を暗部も含めてていねいに掘り起こすことで定評のある大原雄介さんによる連載13回目。今回取り上げるのは前回のSigneticsが製造を担当した、SMSのSMS300および8X300です。 前回の記事の冒頭でちょっと触れた8X300が今回の主役である。 SMSことScientific Micro Systemsとはどういう会社だったのか?元々この製品は、SMSことScientific Micro Systemsという企業で設計され、ただし製造をSigneticsが全面的に受託したという変な経緯を持つプロセッサだ。Scientific Micro Systemsという会社、同名の他社が多数存在するので非常に判りづらいし、創業時期も複数あって混乱するのだが、どうも1969年創業というのが正しいらしい。 もっともこの創業ってなんだ? という話もある。というのはこのScientifi
Alder Lake以降のIntel CPUでは、P-coreとE-coreの2種類のコアが搭載されている。 P-coreは性能重視、E-coreは省電力重視という位置づけで、OSがうまくこれらのコアを使い分けることで、消費電力と性能の両立が図られている。 ここまでの話は広く知られているが、実際にどのようにしてOSに対してコアの使い分けをさせているのかの実装レベルでの解説は (少なくとも日本語では) ほぼ存在しないようなので調べてみた。 OSから見たP-coreとE-core OSの役割の一つとしてプロセススケジューリングがあり、どのプロセスをいつどれぐらいの期間どのCPUコアで実行するかを決める。OSができるだけ効率よくプロセスをスケジューリングするためには、CPUコアの性能や消費電力の違いを考慮したスケジューリングが必要になる。そこで、Intel CPUではOSに対して次の2つの情報を
最近x86とArmに続く第3の勢力として、RISC-V(リスクファイブ)の名前を聞くことが多くなった。RISC-Vの場合、x86とArmと異なるのはさまざまなベンダーがさまざまなコアを用意していることで、まだ現状はIPを販売しているレベルの企業の方が多いが、チップの提供を開始しているメーカーも出始めている。 イメージとしては、1980年代末~90年代のx86市場を考えれば良い。インテルとAMD以外にCyrix/IDT/TI/IBM/NexGenなど多数のメーカーが、独自の実装に基づくx86プロセッサーを市場投入していた時代に近い。 もちろんいろいろ異なる点もあるのだが、2010年代前半はプロセッサーといえばx86とArm、それにPowerPC/POWERといった程度がせいぜいだったのに、なぜ2010年代後半から急速にRISC-Vが盛り上がったのか、という一連の流れを数回に分けて説明しよう。
まあ後半のインテルのモデルになると同じCPUでも熱設計で性能が大きく変わったり、ブースト時の性能だったり、いろいろあるのであくまでも数字は目安ですが、無視できないほど大きくなっているのがわかります。特に、Ryzenが元気なここ5-6年の競争による進化がすごいです。 なぜ5-6倍も性能が上がったのか、というのをすぐに言葉できちんと説明できる人はあまりいないと思います。最近、更新がなくなってしまい、Facebook(なぜか友達にしていただいた)上でも活動がみられなくて、悲しいのですが、後藤弘茂のWeekly海外ニュースの連載をずっと読んでいた人であれば、「命令デコーダーが増えたのね」とかなんとなく強くなった部分のイメージがつくとは思いますが、そのなぜ、というのに、実験付きで数値の根拠も含めてわかりやすく説明してくれているのが本書です。 CPU実験がおもしろい本書は、豊富な図で(LambdaNo
AMD Demonstrates Stacked 3D V-Cache Technology: 192 MB at 2 TB/sec The AMD team surprised us here. What seemed like a very par-for-the-course Computex keynote turned into an incredible demonstration of what AMD is testing in the lab with TSMC’s new 3D Fabric technologies. We’ve covered 3D Fabric before, but AMD is putting it to good use by stacking up its processors with additional cache, enabling
歴代Ryzen 5を横並びで比較。Zen 3世代の強さを再確認する Ryzenはコア数の多いRyzen 9やRyzen 7に注目が集まりやすい。特に動画編集やCG制作をする人、ゲームとストリーミングを1台のPCで済ませたい人にとっては、CPUのコア数は心の余裕であるため、Ryzen 9のようなメニーコアCPUに注目するのは合理的な考え方だ。 しかし、コア数が少々少なくてもお財布に優しいCPUの方が良い場合もある。特にRyzen 5の6コア/12スレッド(6C/12T)モデルはコストパフォーマンスに優れている。今時のゲームだと4C/8TではCPUの余裕がほとんどないが、6C/12Tなら十分かつ過大すぎない余裕が持てるケースがしばしば見られる。6C/12Tでも動画編集も可能だし、ゲームとストリーミングを1PCでまとめることも可能だ。 そこで本稿では、歴代のRyzen 5(X付き)のパフォーマン
6コアCPU対決レビュー「Core i5-11600K」対「Ryzen 5 5600X」。ゲームに向いた6コアCPUはどっちだ? ライター:米田 聡 カメラマン:佐々木秀二 ハイエンド市場向けCPUでは,CPUコア数が8基以上のものが一般的になっているが,ゲーム用途では8基以上のコアが必ずしも必要というわけではない。ゲームのフレームレートの大部分を左右するのはGPUである。CPUはGPU性能に見合う性能を持てば十分だ。経験的には,ミドルハイクラスまでのGPUであれば6コアのCPUでも十分に対応できるという印象を持っている。 そもそも,8コア以上のCPUは相応に高価だ。予算が限られている場合でも,常に最優先すべきパーツというわけではない。予算に見合ったスペックのCPUを選ぶのが肝要だ。 というわけで,本稿では最新の6コア12スレッド対応CPUとして,2021年3月に発売となったIntelの第
AMDが、サーバー向けCPU「EPYC」の第3世代となる「EPYC 7003」シリーズ(コードネーム:Milan)を2021年3月15日に発表しました。今回発表された第3世代EPYCは、AMDが2020年10月に発表した「Ryzen 5000」シリーズに搭載されているアーキテクチャ「Zen3」を採用しており、Intelが開発する「Xeon」シリーズと比べて2倍以上のベンチマークスコアをたたき出しています。 AMD EPYC™ 7003 Series CPUs Set New Standard as Highest Performance Server Processor | AMD https://www.amd.com/en/press-releases/2021-03-15-amd-epyc-7003-series-cpus-set-new-standard-highest-perfo
世間ではAppleの新しい製品に使われるARM64 CPUであるM1の話題でもちきりだ。ただし、日本語を話す記者というのは極めて非科学的かつ無能であり、M1の現物を手にしても、末端のソフトウェアを動かして、体感で早いだの遅いだのと語るだけだ。そういう感想は居酒屋で酒を片手に漏らすべきであって、報道と呼ぶべきシロモノではない。 と思っていたら、Phoronixがやってくれた。M1とi7で動くmacOSでベンチマークをしている。 これを考察すると、M1のMac Miniは、一世代前のi7のMac Miniに比べて、メモリ性能とI/O性能が高く、演算性能は低いようだ。このことを考えると、M1の性能特性としては、動画のエンコードやソフトウェアレイトレーシングをするには不向きだが、その他の作業は遜色ないだろう。 問題は、仮想化とRosettaを組み合わせることができないという点だ。x86-64のユー
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