最初の100ページでものすごい本だと分かった。 この時点で、すでに読め!と言える。 読み通したら、あらためて、ご報告予定。 関係ないけどFIFAのチケット販売。本日第四次販売。 準々決勝まではほぼゲットできた。
渋谷の中規模書店(もはや渋谷に大書店は存在しない)で、id:hiroki_fさんが推奨していた 清水明著『量子論の基礎』を売っていたので買ってきました。 量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために (新物理学ライブラリ) 作者: 清水明出版社/メーカー: サイエンス社発売日: 2004/04/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 231回この商品を含むブログ (41件) を見る 著者は、ものまねの清水アキラさんとは別人です。 まだ読んでないけど、これはいい本です。読んでないのにいい本て、どういこと? だから、本としてよく出来ているのです。僕から見るとほぼ理想的です。本は、PDFなどとは違い、体積も質量もある物体です。ブツとしての良し悪しは読まなくたって分かります。 A5判(20.8x14.8x1.8cm)288(内容264)ページは非常に扱いやすいサイズです。もちろん、ハードカ
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
→紀伊國屋書店で購入 インフルエンザ・ウィルスの人工合成に成功するなど、世界的な業績をあげているインフルエンザ学者による啓蒙書である。その道の権威が研究生活をふりかえりながら、一般読者向けに解説するという古き良き新書の流儀で書かれており、文章が平明なので二時間もあれば読める。 H5N1型インフルエンザはヒトに感染しやすい方向に着々と進化しており、新型誕生は時間の問題なので、最近のインフルエンザ関係の本は危機感があらわだが、本書は2005年の刊行なので、牧歌的といっていいくらいのんびりした書き方である。しかし、それがよい。新型インフルエンザ関係の本は何冊も読んだが、見通しのよさという点では本書が群を抜いている。本書のおかげで、ジグソーパズルがようやく一つの絵にまとまってくれた。 語り口はのんびりしているが、よくよく考えると、恐ろしいことが書いてある。 1997年5月に香港でH5N1型の死者が
→紀伊國屋書店で購入 1998年8月、北極圏に浮かぶノルウェイ領スピッツベルゲン島の共同墓地で、各国のマスコミが注視する中、永久凍土を掘りおこして7人の青年の凍りついた遺体が発掘された。青年たちは極北の島の炭鉱で働く炭坑夫だったが、1918年にスペイン・インフルエンザで死に、この地に葬られたのだった。 80年前の遺体を掘りだすのはスペイン・インフルエンザのウィルスを採取し、塩基配列をつきとめるためだった。インフルエンザのウィルスがはじめて分離されたのは1933年であり、1918年当時はファイファー桿菌が病原体だと信じられていたから、パンデミックをおこしたのがどういうウィルスだったかわかっていなかった。今後予想される強毒型の新型インフルエンザにそなえるためには、これまでヒトに感染したインフルエンザのうち最も症状の激しかったスペイン・インフルエンザの遺伝子を調べる必要がある。 同様の試みはアラ
以前、朝日新聞で「宇宙空間のモンスターたち」という連載があったのだが、それがとても面白かった。この講義を担当した福江純先生の本を読んでみた。 ・「宇宙空間のモンスターたち」講義第2回/講義第3回 “見えない宇宙”の歩き方―ブラックホールからニュートリノまで (PHP新書) 福江 純/PHP研究所/2003 この本を読んで感じることは、私たち人間が「見る」ことができる世界は、本当に小さく狭いのだということ。人間の眼は、可視光線しか見ることができない。しかし、この宇宙には電波やX線、赤外線や紫外線など「見えないけど存在する」ものの方が多い。そしてそれをどうにかして「見える」ようにすることで、人間は宇宙の謎を解いてきた。「見えないもの」を見えるようにする新技術…望遠鏡や天文観測衛星を開発することも重要だけど、それ以前に「見えないもの」が存在すると証明することはとても難しいけれども重要だ。誰も見た
宇宙が好きな私にとって、宇宙に関わる仕事は憧れの存在。でも、実際何をしているのか良く分からない部分もある。天文学者もそのひとつ。天文学者は何をしているのか。天文学とは何なのか。そんな疑問に答えたのがこの本。 天文学者はロマンティストか?―知られざるその仕事と素顔 (生活人新書 236) 縣 秀彦/日本放送出版協会/2007 筆者の縣さんは、国立天文台の「天文情報センター」で天文学の普及と国立天文台の広報に当たる仕事をされている方。縣さん自身子どもの頃から宇宙・天文が好きで天文学を学び、国立天文台で天文学者を一番近くで見ているけれども、縣さん自身は天文学者とは異なるため客観的な立場にもある。 そんな縣さんの視点での"天文学"と"天文学者"とは。 冒頭にある、4人の天文学者たちへのインタビューがかなり面白い。天文学者と言っても、望遠鏡で星を観るだけが仕事じゃない。コンピュータや、紙と鉛筆と自分
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