【地球コラム】封鎖解除の武漢、コロナ「記憶」は消し去られるのか 2020年04月12日17時00分 「日記」を記録し続けた武漢在住の女性作家の方方さん=「微信」より【時事通信社】 ◇中国共産党「宣伝」との戦いの行方 【中国ウォッチ】新型コロナ論戦で自己矛盾露呈 国内は報道規制 他国には正反対の要求 新型コロナウイルスのパンデミックは、世界中で数え切れない悲劇を生み、一人ひとりに鮮明な「記憶」を残すことになった。最初の「震源地」・中国湖北省武漢から感染は一気に全世界に広がったが、武漢で発生初期に情報が隠されたことへの疑念は消えない。中国の人々に刻まれる「記憶」とは、不都合な情報を隠すという共産党体制の負の部分とつながったが、共産党は「国家総動員」的手法でいち早く感染の「地獄」から抜け出すことに成功した。中国と体制を異にする欧米諸国が地獄にはまり込んで抜け出せない現実の中、中国政府は4月8日、