車を制御するコンピューターを自分が用意した別の機器にすり替えてエンジンをかけ、そのまま走り去る窃盗事件が相次いでいる。「積み替え」と呼ばれる手口で、主に被害に遭っているのはトヨタのハイブリッド車「プリウス」だ。警察は、新たな自動車盗の手口とみて警戒を強めている。 6月上旬、堺市のコインパーキングから、プリウスが盗まれた。すでに目的を果たした後だったのか、約10日後、車は約6キロ離れた大阪市内で乗り捨てられているのが見つかった。ハンドル付近のカバーがこじ開けられ、車の制御機器が取り外されていた。 現在多くの車は電子制御されている。本来の電子キーを操作すると、登録番号が一致して制御機器が作動し、ドアの鍵が開いたり、エンジンがかかったりする仕組みだ。制御機器を付け替えると、それに伴って別の電子キーが有効になる。 堺の事件について、大阪府警はこうした「積み替え」と呼ばれる手口で車が盗まれたとみてい
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IoTの“通信端末”である自動運転車が普及する時代を見据え、自動車各社がこぞって注目し始めたのがブロックチェーンだ。2017年に入って、ドイツ大手企業を中心に世界の自動車各社がどう使えるのか模索し始めた。 ブロックチェーンは仮想通貨「ビットコイン」の中核技術で、「分散台帳」とも呼ばれる。分散したコンピューターの間でデータを監視し合うことで、特定の管理者がいなくとも改ざんなどを防げる。仮想通貨で脚光を浴びるため、金融業界が熱心に研究する。だが信頼性の高いデータの記録に着目すれば、自動車にも応用し得る。さらに米大手IT企業を警戒し、自動車のデータをクラウドではなく車両側に集める技術としても脚光を浴びる面もある。クラウドにデータを送ることなく、安全に管理できるからだ。 本セミナーは、自動車関連企業の技術部門や技術/経営企画部門を対象にする。まず、ブロックチェーンで「できること」と「できないこと」
政府は29日、ハンドルやブレーキを自動で操作する自動運転技術の実用化に向け、ハッキング対策などのセキュリティーや安全性を確保する技術について、関係省庁や自動車メーカー、研究機関などと共同開発する方針を固めた。来年中に着手する。政府は平成32年に開催される東京五輪・パラリンピックまでの自動運転車の本格普及を目指しており、官民一体で研究を進め技術の向上と効率化を促していく。 居眠り検出や詳細なデジタル地図まで 対象となるのは、ハッキングを防ぐためのセキュリティー技術をはじめ、前方障害物を認識するセンサーが逆光や雪などの気象条件で正常に作動しない場合の「機能安全の確保」、運転者の疲労や居眠りなどの体調変化を検出して居眠り運転などを未然に防ぐための「ヒューマン・マシン・インターフェース(人間と機械の相互関係)」などの分野となる。
クルマのハッキング対策カンファレンス「escar Asia 2015」リポート:セキュリティ業界、1440度(16)(1/4 ページ) 2度目の開催となる「escar Asia」。Black HatやDEF CONでも注目を集めた自動車ハッキングに対するさまざまな対策が提案されました。 連載目次 2015年9月7日から8日にかけて、自動車の組み込みセキュリティに関するカンファレンスである「escar Asia 2015」が目黒雅叙園(東京都目黒)で開催されました。2日間ともあいにくの雨模様でしたが、前回の「escar Asia 2014」を上回る200名以上の方々が集まるなど、自動車を取り巻くサイバーセキュリティに対する関心の高さがうかがえました。 また、2015年8月に開催された「Black Hat USA 2015」および「DEF CON 23」で発表されたFiat Chrysler
先ごろジープのハッキングについて紹介しましたが、Black Hatカンファレンスで2人のリサーチャーがその具体的な方法を説明しました。 先日、今や有名になった話ですが、ジープのチェロキーの乗っ取りについて紹介しました。大規模なセキュリティカンファレンスBlack Hat USA 2015で、リサーチャーのチャーリー・ミラー(Charlie Miller)氏とクリス・ヴァラセク(Chris Valasek)氏がついにハッキングの全容を明らかにしました。 調査の開始当初、ミラー氏とヴァラセク氏はWi-Fi接続(ジープのメーカーであるクライスラーがサブスクリプションベースで提供しているオプション)経由でジープのマルチメディアシステムを乗っ取ろうとしました。蓋を開けてみれば、Wi-Fiの乗っ取りはそれほど難しくありませんでした。Wi-Fiのパスワードが、自動車とマルチメディアシステム(ヘッドユニッ
スパイ映画やSF映画には、自動車がハッキングを受けて乗っ取られるシーンが出てくることがある。つながるクルマ=コネクテッドカーが当たり前になるこれからの時代、これらのシーンは絵空事では済まされない。本連載では、つながるクルマをサイバー攻撃から守る「車載セキュリティ」について解説する。 注目を集める車載セキュリティ 近年、自動車のサイバーセキュリティ、車載セキュリティが注目を集めるようになっています。 セキュリティ関連の学会では、車載セキュリティだけに焦点を当てていたり、車載セキュリティのセッションをメインにしたりするものが年々増加しています。「DEF CON」や「Black Hat」のような主要なハッキングの学会では、自動車ハッキングのプレゼンテーションは大きな注目を浴びます。 また、政府主導の車載セキュリティに関する取り組みも見られるようになってきました。例えば、米国上院議員のエドワード・
Jeepのハッキング問題、ネットの脆弱性が深刻に:IPアドレスがいとも簡単に識別されてしまった?(1/3 ページ) Fiat Chrysler Automobiles(FCA)の「Jeep Cherokee(ジープ・チェロキー)」がハッキングされたニュースは、大きな注目を集めた。FCAはこれを受けて、140万台のリコールを発表している。車載ネットワークにおける脆弱(ぜいじゃく)性の問題が、いよいよ深刻になっている。 米国のコンピュータセキュリティの専門家2人が、Fiat Chrysler Automobiles(FCA)の「Jeep Cherokee(ジープ・チェロキー)」2014年モデルをハッキングした様子を公開した。彼らは、Jeep Cherokeeのファイアウォールの欠陥をどこで発見し、どのようにハッキングしたのだろう。欠陥を予見できなかった責任は、誰にあるのだろうか。 今回、欠陥が
I was driving 70 mph on the edge of downtown St. Louis when the exploit began to take hold. I was driving 70 mph on the edge of downtown St. Louis when the exploit began to take hold. Though I hadn't touched the dashboard, the vents in the Jeep Cherokee started blasting cold air at the maximum setting, chilling the sweat on my back through the in-seat climate control system. Next the radio switche
1.はじめに 現在のIT業界では、IoT(Internet of Things: モノのインターネット)が一つの主要トレンドとなっている。例えば、今年の1月に開催された国際家電見本市(CES)においても、IoTを中心とした製品に注目が集まった(CESの詳細については、「IoT時代の主役、「クルマ」の次は「家」~CESにみるスマートホームの動向~」を参照)。 その一方で、IoTについてはセンサー等から消費者が把握していない形で勝手に個人情報が収集・利用される危険性も指摘されており、欧米を中心にIoTのデータ保護に関する議論がなされているところである。この点については、昨年11月にもその議論動向については記事をまとめた(モノのインターネット(Internet of Things: IoT)のプライバシー保護に関する世界の議論動向)。 本記事では、その後の、特に米国における議論動向について紹介を
Hacking US (and UK, Australia, France, etc.) Traffic Control Systems Probably many of you have watched scenes from “Live Free or Die Hard” (Die Hard 4) where “terrorist hackers” manipulate traffic signals by just hitting Enter or typing a few keys. I wanted to do that! I started to look around, and while I couldn’t exactly do the same thing (too Hollywood style!), I got pretty close. I found some
「escar(Embedded Security In Cars Conference)」は、欧州で10年以上にわたって開催されてきた自動車の情報セキュリティーに関する国際シンポジウム。世界の情報セキュリティー技術者が集って最新の情報を披露し、議論する。「escar Asia」は、そのアジア版。主にアジアの自動車技術者を対象にする。2014年4月17~18日に開催される「escar Asia 2014」をリポートする。 自動車のセキュリティーに暗号だけでは不十分、米Cryptography Research社が講演 米Cryptography Research社は、自動車の情報セキュリティーに関する国際シンポジウム「escar Asia」(東京、2014年4月17~18日)で、半導体チップといったハードウエアそのものの対策の重要性を講演した。同社Business Dvelopment, S
自動車もサイバー攻撃の対象に?「Automotive World 2014」レポート:セキュリティ業界、1440度(5)(1/2 ページ) 自動車の安全性といえば、「いかに事故を起こさないか」という点に着目してきました。自動車が進化するにつれ、「セキュリティ」も必要になってきたようです。 自動車に搭載される機器技術が高度化し、今ではそれらが互いに、あるいは他の機器と通信しながらさまざまなサービスや安全装置を動かしています。もはや自動車は「走るコンピューター」ですので、セキュリティについてもこれまでのコンピューターの世界同様、防御していかなくてはなりません。 今回、「Automotive World 2014」の、自動車のセキュリティについての講演を3つほど聞いてきました。その様子をお伝えしましょう。 車載ネットワークが気になったのは、DEFCONの発表から FFRIは2013年10月に発行
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