知識社会学に関するmthrsskのブックマーク (4)

  • 教授と遊民

    稿では、漱石門下生のうちで、例えば安倍能成や和辻哲郎など、帝国大学文科大学に進み、「教授」となった者たちに注目する。彼らは、戸坂潤によって批判を込めて「漱石文化人」と名付けられたが、そのさい重要なのは、戸坂が「(「門下的漱石文化」は)もはや漱石自身の文化的伝統とは必ずしも関係のない現象」であると述べていることだ。「漱石文化人」たちは学歴エリートでありながら、あえて世間的栄達を捨てた「高等遊民」あるいは反骨の若者として出発するが、やがて帝大に職を得、現状肯定的な文化の守護者、体制側の「教授」と見なされるようになった。また、堅実な「学者」にも独創的な「作家」にもなれなかったどっちつかずのディレッタントと批判されもする。稿は、こうした「漱石文化人」をめぐるさまざまな言説が近代日における大学観や作家観などを図らずもあぶりだしてしまう様子を示す。

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    mthrssk 2023/05/25
    “《特集 漱石現象》教授と遊民――「文科」のためだけの漱石―― 高田 里惠子”
  • How

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    mthrssk 2021/09/16
    “How "Not" to Become a Dominant French Sociologist: Bourdieu in Italy, 1966-2009”
  • 「シカゴ学派」の社会学 -- 都市研究と社会理論| 有斐閣

    アメリカ社会学はシカゴで生まれた。近代化による大都市の勃興,そこで生じた都市問題を解決すべく大学で組織された「社会調査の専門家」が,時代とともに盛衰を経て,独自の理論的発展をとげていく。学問のアイデンティティを問う,歴史的考察の深淵へ。 序 章 「シカゴ学派」の社会学 第1章 都市の発展とシカゴ社会学 1 シカゴの発展 2 シカゴ大学と社会学科 3 都市の成長とシカゴ社会学 第2章 黄金期のシカゴ社会学 1 ロバート・パークと「都市」 2 同心円地帯理論 3 シカゴ・モノグラフ 4 「生活様式としてのアーバニズム」 5 シカゴ社会学の黄昏 第3章 社会学のパラダイム転換──構造-機能主義・計量革命とシカゴ学派 1 構造-機能主義の台頭 2 計量革命 3 社会学の危機と「シカゴ学派」 第4章 都市社会学と社会理論Ⅰ──都市地域コミュニティとアーバニズム 1 都市生態学の発 2 地域コミュニテ

  • Norbert Elias and the social history of knowledge

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