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historyと気になるものに関するmfluderのブックマーク (98)

  • (書評)『新宗教と総力戦』 永岡崇〈著〉:朝日新聞デジタル

    ■天理教と国家の関係をさぐる 幕末以降、日では新たな宗教が次々と起こった。書が対象とする天理教もその一つであり、昭和初期には新宗教のなかでも最大の教団へと発展する。しかし、これまでの研究では大(いわゆる大教)や天理教から分派した天理研究会(現・ほんみち)のような、国家と対立して弾圧され… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。

    (書評)『新宗教と総力戦』 永岡崇〈著〉:朝日新聞デジタル
  • 福岡市地下鉄

    1日乗車券で回る歴史探訪コース コースは地下鉄の1日乗車券を使って、市内にある歴史施設を出来る限りたくさん回ってみようと企画したものです。 歩く速度・距離等、人によってはきつく感じることがあります。実際に観光する際は、自分の歩くペースに合った行程で楽しんでください。

  • Amazon.co.jp: 宗教で読む戦国時代 (講談社選書メチエ): 神田千里: 本

    Amazon.co.jp: 宗教で読む戦国時代 (講談社選書メチエ): 神田千里: 本
  • 司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像 - 集英社新書

    龍馬の一喝で、薩長が提携したのは当か? 人気作品を読み解きつつ、歴史の真実に迫る! 国民的作家として読み継がれている司馬遼太郎。そのあまりの偉大さゆえに、司馬が書いた小説を史実であるかのように受け取る人も少なくない。しかし、ある程度の史実を踏まえているとはいえ、小説には当然ながら大胆な虚構も含まれている。司馬の作品は、どこまでが史実であり、何が創作なのか? 吉田松陰、坂龍馬、高杉晋作が活躍する司馬遼太郎の名作をひもときながら、幕末・維新史の真相に迫る。 [著者情報] 一坂太郎(いちさか たろう) 一九六六年、兵庫県芦屋市生まれ。大正大学文学部史学科卒業。萩博物館特別学芸員・山口福祉文化大学特任教授・防府天満宮歴史館顧問。主な著書に『高杉晋作』(文春新書)、『高杉晋作史料』(マツノ書店)、『長州奇兵隊』(中公新書)、『山県有朋の「奇兵隊戦記」』(洋泉社)、『わが夫 坂龍馬』(朝日新書)

    司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像 - 集英社新書
  • 【受贈】『貨幣システムの世界史』(増補新版): 雑記@史華堂

    黒田明伸『貨幣システムの世界史―<非対称性>をよむ・増補新版』(岩波書店、2014年)受贈。ありがとうございます。前著刊行から10年余り経ちましたが、新たに補論「東アジア貨幣史の中の中世後期日」(初出は鈴木公雄編『貨幣の地域史』岩波書店、所収)が加わっています。 言うまでもなく、とりわけ前近代の貨幣史を「世界史」の枠組で論じた金字塔で、刊行から時間は経ったものの、いまだ最先端のレベルにある一冊ですね。一部改訂もされているようですが、概ね前著と内容は変わっていません。 とりわけ圧巻なのが新たに加わった「増補新版あとがき」。初版刊行後の研究の経緯について振り返っておられるのですが、まさに世界規模でのご活躍で(元々中国史がご専門でもあるだけに、もちろん単に「英語圏」という意味ではない)、自らを翻ってみるに、「日」という枠組で満足してよいのかどうか、改めて考えさせられました。 もちろん狭い意味

    【受贈】『貨幣システムの世界史』(増補新版): 雑記@史華堂
  • 屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所

    NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の視聴率が急落だそうである。 http://npn.co.jp/article/detail/70028087/ 観てない? いやぼくも観てないけどね。娘と「ダーウィンが来た!」を観た後観ようととすると娘から「消して!」と言われる。むりやりスイッチを切られる。ドラマ一般が「こわい」からである。とりわけ時代劇は。 そもそも多くの人にとって「クロダカンベエ? なにそれうまいの?」という状態ではないのか。そういう非常識・非国民な手合いのために、おれがひとつ黒田官兵衛まめ知識をさずけてやる。 黒田官兵衛というのは、兵庫県あたりの土豪だったんだけど、中国地方に攻めてきた織田信長、その家臣だった豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)の軍師、まあ参謀みたいなもんになって、その後秀吉の天下統一を大いに助けた、そういう人物だとされている。 まめ知識おわり。 「黒田官兵衛」の人生のどこにドラ

    屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所
    mfluder
    mfluder 2014/04/05
    面白い! "何が驚いたといって、まさか宇都宮鎮房の謀殺をこんなに正面から描くなんて思いもしなかったからである"
  • 「空襲の火は消せない。逃げろ!」と言うと逮捕された・・・朝ドラ「ごちそうさん」

    主人公の夫(東出昌大)が逮捕! ―― 避難を禁止した「防空法」との関係は 出演 / 杏 東出昌大 近藤正臣 高畑充希 キムラ緑子 ムロツヨシ 菅田将暉 ほか ■ 「空襲の火は消せない」と言うと逮捕された ―― その理由は 「防空法」 人気を博したNHKの朝ドラ「ごちそうさん」。 2014年2月第4週の放送で、主人公の夫・悠太郎さんが逮捕されました。空襲にそなえた防空訓練で、「空襲の火は消せない。消火せずに逃げろ! 自分の命を守れ!」と叫んだことが理由です。 悠太郎さんの発言は、今からすれば、市民の命を守るため当然の発言ですが、当時は許されませんでした。当時の法律「防空法」は、「都市からの退去を禁止する」「空襲のときは逃げずに消火をせよ」と定めていました。悠太郎さんの発言は、当時の政府方針に刃向かうものだったのです。 3月第1週の放送では、「地下鉄への避難が禁止されていた」という事実も描かれ

    「空襲の火は消せない。逃げろ!」と言うと逮捕された・・・朝ドラ「ごちそうさん」
    mfluder
    mfluder 2014/02/28
    "書籍 『検証 防空法―― 空襲下で禁じられた避難』 "
  • 「ごちそうさん」で悠太郎の逮捕はなぜ?「爆弾は当たらない」などの宣伝で犠牲者を増やした歴史を直視(水島宏明) - 個人 - Yahoo!ニュース

    今週のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。 戦時体制での政府や軍の愚かさや非情さを克明に描いている。今週始めのドラマでは、戦時中に流れていたラジオ放送が登場したが、当時は実際にこんな放送が行われていた。 「空襲はさほど恐ろしいものではないと?」 「そうです。爆弾というものはそれほど当たるものではありません。むしろ防空活動をおろそかにして街を焼けるにまかせる方が恐ろしい。敵の思うツボですから」 東京を始めとする大空襲で大勢の市民が犠牲になった背景に、当時の政府による「無謀な」指示や指導があったことをうかがわせる。 今週の「ごちそうさん」は、実はテレビドラマの歴史上で画期的なものだといえる。 戦時中の政府や軍による「愚かな政策」によって、空襲における市民の犠牲者が膨大になってしまったという過去の歴史を直視し、空襲における国などの無策をこれほど明確に示したことはテレビドラマではかつてない。 「

    「ごちそうさん」で悠太郎の逮捕はなぜ?「爆弾は当たらない」などの宣伝で犠牲者を増やした歴史を直視(水島宏明) - 個人 - Yahoo!ニュース
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    mfluder 2014/02/28
    "水島朝穂"検証 防空法 空襲下で禁じられた避難"法律文化社"防空法"
  • 『ロシアのオリエンタリズム』 デイヴィド・シンメルペンニンク=ファン=デル=オイェ著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    ロシアとはなにか。あるいは、なんであったのか。この問いを想(おも)って三十余年。今ここに、書によってそれなりの解答をあたえられた気がする。素晴らしい読みごたえ、見事なほどの充実ぶり、視野も実に広い。これほど手ごたえのある読書は、そうはない。ユーラシア史、さらには世界史を考えようとする人には必読の書である。できるだけ、多くの方々に読んでいただきたい。 私たちは、ロシアという「北の国」とその変転について、必ずしも十分に心得ているとは言い難い。かつて司馬遼太郎があえて挑戦したが、率直に言ってエッセーに終わらざるをえなかった。私もまた、いつかはと思いつつ、書物が積み重なるだけで、無力さが一層つのっていた。そこへ突如、とてつもない書物が出現した。数日かけて味読し、感嘆した。怖(おそ)るべき力量である。平易で明快な翻訳をされた浜さんにも敬意を表したい。 書の素晴らしさは、帝政ロシアから近代に至るま

  • ロシアから見た「東洋」――シンメルペンニンク=ファン=デル=オイェ『ロシアのオリエンタリズム』 - Danas je lep dan.

    これは読まずにはいられなかった。成文社はいい仕事をするなあ。ロシアのオリエンタリズム―ロシアのアジア・イメージ、ピョートル大帝から亡命者作者: デイヴィド・シンメルペンニンク・ファン・,浜由樹子出版社/メーカー: 成文社発売日: 2013/06メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る 原書は,David Schimmelpenninck van der Oye, Russian Orientalism: Asia in the Russian Mind from Peter the Great to the Emigration (New Haven: Yale University Press, 2010)*1。こんな分厚い専門書が原書発売から3年で邦訳されるとは,訳者も出版社も実にすばらだと言うほかない。 なお訳者は以前同じ出版社から『ユーラシア主義とは何か』(成文社,

    mfluder
    mfluder 2013/10/05
    興味深い "本書は,そのような粗悪な出版物を除けば,おそらく初めて「ロシアのオリエンタリズム」を体系的に論じた日本語の書籍だと思われる"
  • 404 Page Not Found. - GMOインターネット

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    mfluder 2013/01/06
    "終戦直後の食用昆虫アンケート"野村健一著『文化と昆虫』(1946(昭和21)年、日本出版社刊)"
  • 「ドキュメント 東京大空襲」書評 生々しい被災状況、深み帯びる「記録」|好書好日

    ドキュメント東京大空襲 発掘された583枚の未公開写真を追う 著者:NHKスペシャル取材班 出版社:新潮社 ジャンル:写真集 67年前の衝撃写真と当事者による証言、「精密」から「無差別」へ米軍が企図した戦術の背景…。東京大空襲における無差別爆撃の全貌を未公開写真と共に伝える。テレビ番組「NHKス… ドキュメント 東京大空襲 [著]NHKスペシャル取材班/東京大空襲 未公開写真は語る [著]NHKスペシャル取材班、山辺昌彦 いまも厚いベールに覆われた戦時中の出来事がある。東京大空襲はそのひとつ。死者の正確な数も不明のままだ。理由のひとつに、被災状況を伝える写真がほとんど残されていないことがある。過日、大空襲を収めた写真583枚が発見され、NHKスペシャルで放映された。発掘から放送に至る取材行を記したのが『ドキュメント東京大空襲』、写真を収録したのが『東京大空襲 未公開写真は語る』である。 ネ

    「ドキュメント 東京大空襲」書評 生々しい被災状況、深み帯びる「記録」|好書好日
  • Amazon.co.jp: 中国と 茶碗と 日本と: 彭丹 (著), 丹,彭 (原名): 本

    Amazon.co.jp: 中国と 茶碗と 日本と: 彭丹 (著), 丹,彭 (原名): 本
    mfluder
    mfluder 2012/10/01
    朝日新聞の20120930書評で知る。面白そう!
  • 花園一郎、『軍法会議』その2 - Apeman’s diary

    昨日紹介した『軍法会議』の目次。 はじめに 軍法会議法務官 人事命令/軍の横行/精神のわるい奴/国民皆兵/人営/申告/海軍軍法会議/構成/戦況 /上級将校の人軍/敗戦の予測/意見具申/軍閥/法務官/枠の中の権限/中支第六師団 飢餓の島 ソロモン海域/陸海軍の対立/輸送隊/マワレカ兵站/野心横行/飢餓/桃太郎農園 処刑 上級将校の特権/抗命/逃亡/第一回公判/士気喪失/軍参謀長の介入/死刑/叛乱/ 自決強要/誤判 捕虜収容所 敗戦/最後の軍法会議/後始末/卑屈さ/捕虜/不敬罪/重謹慎/内山少佐事件/氷川丸 吉池裁判後書 滝口元裁判長/青木元大尉/厚生省援護局/坂田メモ/虚言/宣誓/八個の土盛/ 結城論文に対する私の立場 さいごに 「古池裁判」については後述。次に「はじめに」。 はじめに 私は軍法会議の法務官をやりながら自分の無力に焦立った。裁判官には不告不理則がある。起訴された被告を法廷で裁

    花園一郎、『軍法会議』その2 - Apeman’s diary
    mfluder
    mfluder 2012/07/31
    花園一郎著、『軍法会議』、新人物往来社
  • イギリス帝国とアジア、日本 - 梶ピエールのブログ

    イギリス帝国の歴史 (中公新書) 作者: 秋田茂出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/06/22メディア: 新書購入: 3人 クリック: 90回この商品を含むブログ (22件) を見る グローバルヒストリーの成果を一般読者向けに説いた良書が目立つようになっている。羽田正著『新しい世界史へ――地球市民のための構想 (岩波新書)』が文字通りの入門編だとしたら、近代イギリス帝国の成立が世界史に与えたインパクトを、アジアにおける各国史の成果をふんだんに取り入れながら整理した書はその各論編といったところか。 書の詳細な内容については山下ゆさんがまとまりのよいブログ記事を書かれているので、そちらを参照のこと。 http://blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/51987700.html 僕自身の関心で言うと、以前に書いた以下のブログ記事の内容がが

    イギリス帝国とアジア、日本 - 梶ピエールのブログ
  • 外村大『朝鮮人強制連行』 - heuristic ways

    朝鮮人強制連行 (岩波新書)作者: 外村大出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/03/23メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る  このの帯には、「朝鮮人強制連行の歴史は、“朝鮮人のために日人が覚えておくべき歴史”ではない」という著者の言葉が紹介されている。 このを読むまで私は、戦時中の朝鮮人強制連行について事実関係をよく知らなかったし、自分にとってこの問題が何を意味するのかを考える具体的なとっかかりがないように感じていた。もちろん、私がそのような「人権侵害」を強いた旧宗主国の子孫であるという事実は認識できる。だが、私がいま置かれている状況や自分が抱えている問題との具体的な接点が見えてこなければ、そこにはどうしても切実さが欠けてしまう。たとえば、「戦時中に強制連行されて過酷な労働を強いられた朝鮮人がいる」という風に捉えるだけでは

    mfluder
    mfluder 2012/04/18
    "結局のところ、マイノリティに不利な条件を押しつける国家や社会はマジョリティをも抑圧していた。そして、そのような状況をマジョリティが自覚し改善し得ずにいたことが、朝鮮人強制連行のようなマイノリティに対
  • 『日本政治思想史[十七~十九世紀]』 - 博客 金烏工房

    渡辺浩『日政治思想史[十七~十九世紀]』(東京大学出版会、2010年) 江戸時代から明治にかけての日政治思想史をまとめたですが、著者の専攻が中国思想史の方面にも関わっているということで、類書とはかなり趣の違った内容になっており、なかな面白い指摘が多いです。例えば科挙制度導入の可能性がない江戸時代の日で儒学が広まるのは実は危険なことだったとか、中国で「公用」とは、誰でも使える、誰もが使うという意味であるとか…… 以下、例によって面白いトピックを挙げておきます。 日人と儒学 江戸時代の儒学者は、日では儒学の「聖人の道」が広まっていないにも関わらず、どうして天下太平を保っているのかということについて真剣に思い悩んでいた。それに対する服部南郭の結論は……「それは……日人が中国人より優れているからなんだよっ!」「な、なんだってーーーー!!」 黙ってても年貢が入ってくるのってやっぱり異

    『日本政治思想史[十七~十九世紀]』 - 博客 金烏工房
    mfluder
    mfluder 2011/12/03
    "江戸時代から明治にかけての日本の政治思想史をまとめた本ですが、著者の専攻が中国思想史の方面にも関わっているということで、類書とはかなり趣の違った内容になっており、なかな面白い指摘が多い"
  • 「厳復―富国強兵に挑んだ清末思想家」書評 中国で生きなかった近代思想|好書好日

    アヘン戦争後の内憂外患から辛亥革命へ。近代国家へと生まれ変わる中国に生きた啓蒙思想家であり、祖国のために「富強」を追求した厳復の姿を、同時代に富国強兵への道を歩んだ日を… 厳復(げんふく)―富国強兵に挑んだ清末思想家 [著]永田圭介 厳復――その偉大さを日人にわかりやすく伝えるためか、書の帯に「中国の福沢諭吉」の文字が躍る。トマス・ハクスリーの『進化と倫理』をはじめ、ハーバート・スペンサーの『社会学研究』やアダム・スミスの『諸国民の富』、モンテスキューの『法の精神』などを翻訳し、西洋近代思想を中国に紹介して、国の富強への道を模索し続けた中国近代啓蒙(けいもう)思想家である。 しかし、その名の浸透は、日の一万円札に印刷された福沢諭吉に遠く及ばず、外国人はおろか、現代中国においても教養階層にとどまっている。この現象こそが、中国はいまだに政治の近代化を実現できていない所以(ゆえん)を語っ

    「厳復―富国強兵に挑んだ清末思想家」書評 中国で生きなかった近代思想|好書好日
  • 『山海経』について

    『山海経』は中国最古の空想的地理書と目されるが、その内容は山川の地理、動植物や鉱物、山岳祭祀、辺遠の国々と異形の民、伝説上の帝王の系譜など多岐にわたる。その中には奇怪な姿の動植物や神々が多く記されるため、後世には専ら怪物事典として娯楽の用に供されるようになり、現在でも「山海経」でサイトを検索すると、怪物マニアの作った興味位なサイトが多数引っ掛かる。しかし「魑魅魍魎の跋扈する世界」はあくまで『山海経』の一部にすぎない。 では誰がいつ、何のためにこの書を作ったのか。私自身はこの書の主要な部分は戦国末期までに成立し、成立場所は従来言われている戦国の楚国だけではなく、斉国の稷下学士も関与していると考えているが、この根的な問題についてさえ、今もって定説はない。ただ諸説が一致するのは、「一人の人が一度に書いたものではない」ということだけである。全十八巻のこの書は五蔵山経(巻一~巻五)・海外四経(巻

  • 渡辺京二『日本近世の起源』 - heuristic ways

    渡辺京二氏の名は、(未読だが)名著といわれる『逝きし世の面影』(1998年)の著者として、しばらく前から気になっていた。最近書店に行くと、新書のコーナーに「渡辺京二傑作選」として、『日近世の起源』『神風連とその時代』『なぜいま人類史か』(洋泉社、新書y)という3点が並んでいる。氏の『黒船前夜』(2010年)が大佛次郎賞を受賞したことを記念しての刊行とのことである。 とりあえず『日近世の起源――戦国乱世から徳川の平和(パックス・トクガワーナ)へ』を買って読み始めてみたら、これがかなりショッキングなで、ぐいぐい引きずり込まれていった。私は日の中世や近世のことをよく知らなかったが、それでもある種の先入観というかイメージの刷り込みみたいなものがあったのかもしれない。「自由都市」堺とか*1、信長による一向一揆の弾圧とか*2。渡辺氏によると、それは「戦後左翼史学」が近代的な「自由」の観念を過去