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ブックマーク / naturalist2008.hatenablog.com (4)

  • 絶滅種の再発見:「絶滅」論文は撤回されるべきか? - むしのみち

    以前に気候変動で絶滅した種としてとりあげた陸貝が、2014年8月に再発見されたというニュースがありました。 むしのみち 「島に固有のカタツムリが気候変動で絶滅?」 ナショナルジオグラフィック ニュース 「“絶滅”の陸貝を再発見、セーシェル」 いないこと(絶滅)を証明するのは難しいため、絶滅種の発見はよくあることです(参考:マダガスカルに固有の糞虫は森林破壊で半数が絶滅?―絶滅判定は“悪魔の証明)。今回、興味深いと感じたのは、「絶滅を報告した」原著論文は撤回されるべきか否かということです。 最近話題になることが増えましたが、剽窃などの不正行為(misconduct)や実験・計算ミスなどの悪意のない間違い(honest error)がある論文については、著者もしくは編集部によって撤回されます(retract)(具体的にはウェブサイト等で論文自体に撤回理由が明記される)。2007年に発表された原

    絶滅種の再発見:「絶滅」論文は撤回されるべきか? - むしのみち
  • 「種の起源」を読んで - むしのみち

    ダーウィン(Charles Darwin)による「種の起源」の出版から150年を記念して新訳が出版されました。改めて通読し、さらに「読み方ガイド」で当時の背景をふまえながらダーウィンの考えたことをたどってみました*。 「種の起源(上)」 「種の起源(下)」 「ダーウィン『種の起源』を読む」 目次(上:1-7章、下:8-14章) 第1章 飼育栽培下における変異 第2章 自然条件下での変異 第3章 生存闘争 第4章 自然淘汰 第5章 変異の法則 第6章 学説の難題 第7章 能 第8章 雑種形成 第9章 地質学的証拠の不完全さについて 第10章 生物の地質学的変遷について 第11章 地理的分布 第12章 地理的分布承前 第13章 生物相互の類縁性、形態学、発生学、痕跡器官 第14章 要約と結論 英語の原文 http://darwin-online.org.uk/content/frameset

    「種の起源」を読んで - むしのみち
  • 絶滅種を再発見:絶滅カツオドリは現存する種と同一種だった - むしのみち

    古くに絶滅したと思われる種について、その形態や生態がよくわかっていないことも多いでしょう。実際、すでに絶滅されたと考えられていたカツオドリの一種が、現存する種と同一種であることが報告されています。 ナショナルジオグラフィックニュース 「絶滅したはずの鳥は偽名で生きていた」 オーストラリアとニュージーランドの間にある島々にかつて生息していたタスマンアオツラカツオドリは、ロード・ハウ島での個体群を最後に絶滅していたと考えられていた。 しかし、他の島に生息するアオツラカツオドリとかなり似ていることが知られており、改めて両種の形態とDNAを比較したところ、完全な同一種であることがわかった。 原著論文 Steeves TE, et al. (2009) Merging ancient and modern DNA: extinct seabird taxon rediscoverd in the N

    絶滅種を再発見:絶滅カツオドリは現存する種と同一種だった - むしのみち
    mfluder
    mfluder 2009/09/07
  • 広東住血線虫は危険か? - むしのみち

    外来種としてしばしば問題になるアフリカマイマイやネズミ類は、広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)の宿主にもなります。この線虫はアフリカマイマイやネズミ類の移出入とともにさまざまな地域に広がったと考えられます。 しかし、広東住血線虫がヒトに感染するリスクはどれくらいあるのでしょうか。最近医学雑誌で出版された総説を読んでみました。 広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)は、ネズミ類を終宿主(Definitive host)とし、ネズミの肺で卵を産み、ふ化した第1期幼虫(First-stage larva)は糞とともに体外に排出される。この糞を摂した巻き貝(カタツムリ、ナメクジ、タニシなど)の体内で、第3期幼虫(Third-stage larva)まで発育する。これらの寄主を中間宿主(Intermediate host)と呼ぶ。この中間宿主がネズミ類によ

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