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ブックマーク / farsite.hatenablog.com (16)

  • もうすぐ無くなる下高井戸のラーメン屋 - farsite / 圏外日誌

    下高井戸駅の数の踏切の前にあるラーメン屋に時々足を運ぶ。行きつけというわけでもないのだが、時々、ふと思い出したようにべに行く。 当初はよくある、「こだわりの鶏だし」だの「追いレモンで味変を楽しめ」だの能書きの多いラーメン屋だったが、パンデミックになったあたりでそんな能書きは擦れてなくなり、京王線の高架化工事で店のある駅前市場一帯が完全に潰されると決まってからは、ちょっと廃頽的といってもいい雰囲気を醸し出すようになった。いつのまにやら店長も変わり、いまは若いねーちゃんがワンオペで洋楽を流しながら店を切り盛りしている。 調理過程もずいぶん簡略化されたのか、いまこの店の長所は、とにかくラーメンが早く出てくることだ。券を出して席に着き、セルフの水を汲んで飲もうとすると、もう特製全盛りラーメンが出てくる。ついでに注文したレモンサワーも出てくる。ねーちゃん店主はタラっとした感じで調理をしてるのだが

    もうすぐ無くなる下高井戸のラーメン屋 - farsite / 圏外日誌
    mfluder
    mfluder 2024/03/20
    “この雰囲気がいいのに、そういうものに限って、長続きしないものだ。もうすぐ無くなるからと言って、今まで以上に足繫く通うと言うこともないだろう。ただ、ある日行ってみると、終わっているのだろうな”
  • テーマを台詞で語る映画は良い映画! - ダンジョンズ&ドラゴンズ:アウトローたちの誇り - farsite / 圏外日誌

    *ストーリーのネタバレではないんですが、この映画の一番肝心なところのある意味ネタバレです。 劇場に向かう時間もなかなか取れず、心が弱ってくると、観る作品も文芸作品ではなくブロックバスターのエンタメに偏ってしまう。派手な絵と音は劇場でしか体験できないからというのもあるけれど、やはり観て満足したいという安心欲求があるからだ。奇を衒わない、教科書通りの三幕構成で、きっちりオチのある楽しい作品が欲しい! 我ながらいやな映画の選び方だと思う。 そんな気持ちになってしまった自分に、しかし『ダンジョンズ&ドラゴンズ』は見事に応えてくれた。なにしろ幕構成がカッチリ嵌ってるだけじゃない。第二幕の終わりで、主人公クリス・パインが映画のテーマを、長尺とって台詞でとうとうと語ってくれるんだから! この「テーマをセリフで言わせる映画」が、個人的に大好物なんですよ。セリフでタイトル回収する映画なんてメじゃない。 三幕

    テーマを台詞で語る映画は良い映画! - ダンジョンズ&ドラゴンズ:アウトローたちの誇り - farsite / 圏外日誌
    mfluder
    mfluder 2023/05/07
    “言葉として表現されたテーマが心に入ってしまえば、映画の中で表現されたあらゆることが、そのテーマと結びついて記憶される”
  • Apple TV+の『ファウンデーション』は結構凄いことやってるのよという話。 - farsite / 圏外日誌

    アップル嫌いの自分が我を殺してでもApple TV+に契約せざるを得なかったのはマイケル・ムーアのドラマ『フォー・オール・マンカインド』のおかげだけれど、それを上回るネームバリューで始まったのが、21年秋の『ファウンデーション』だった。言わずと知れたアイザック・アシモフのSF小説の映像化だ。 小説が最初に書かれたのは70年以上前。20世紀後半のSF作品における”量子力学"のような感じで、"原子力"が万能のエネルギー源として出てきたり、社会の指導層が男性に偏ってたりしてるわけで、そんな設定のアップデートは当然なされてる。古典的な葉巻型宇宙船が、中心に特異点(最近観測された実際のブラックホールのイメージ)を抱えた「葉巻カッター型」超光速船になっていたのはちょっと笑った。 しかし何よりのアップデートは、原作では年代記のように進んでいく序盤の展開に映像作品としてのドラマ性を加えるために、主役である

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    mfluder
    mfluder 2022/01/08
    “皇帝とロボットが宗教改革者と対立し、その芽を摘みつつも「変えられない存在」たる自己を静かに呪うシーンは、第1シーズンの最大の見どころだったと思う”
  • 『逆襲のシャア』はクェス・パラヤの物語だ。 - farsite / 圏外日誌

    4月のあたまの休日。昼から銀座で外せない用事があったので、ちょっと無理して銀座ピカデリーで『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(ドルビーシネマ版)』を観てきた。久々の銀座はまるで別の街だった。地下街はリノベーションが完了し、マリオン周辺も再開発され、新しい映画館ができてる。 『逆襲のシャア』も、劇場で観ると確かに別物だった。富野由悠季監督のファンだからビデオや配信で何度も観ているのだけれど、高画質・高音質の環境では、演技も演出も段違いの明晰さで心に入ってくる。 そこで思い知ったのは、この作品は10年続いたシャアとアムロの物語の完結編であると同時に、クェス・パラヤの映画であったということだ。なるほど彼女は物語の狂言回しであり、トリックスターでもある。しかし同時に、彼女は成長する主人公であり、監督と視聴者の代弁者でもあった。 女性キャラの見事な造形 ドルビーシネマ版でまず感じ入ったのが、女性キャラ

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  • 『ダンケルク』ウンコの呼んだ夢と現実の物語 - farsite / 圏外日誌

    第二次大戦中に実際に起こった英軍の救出作戦を描いた『ダンケルク』。すごい。物のスピットファイアすごい。ユンカースの爆撃音すごい。人を満載にしたV級駆逐艦(に装ったシュルクーフ級駆逐艦)の画面いっぱいの巨体、すごいすごいすごい! ああ、プラモデルで作った10センチ足らずの駆逐艦HMASヴァンパイアも、実際はこんなに大きかったのか……。ボートダビットの厚み、備え付けられたロープの太さ。ああ、そうだったのか、そうだったのか! 理解! 圧倒的理解! そんなわけでノーランの写実主義的な戦場にすっかり魅入られて忘れちゃいがちだけど、これ映画作品としては、ウンコがきっかけなんですね物語の。で、物語の始まりは写実的でありながら幻想的。 完全に無人となったダンケルクの街。古くから続く美しい街並み。ところが家には人の気配もなく、水すら出ない、まるでディズニーランドのつくりもの。そんな不思議の世界でリアルな便

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  • 食い意地:新宿駅東口あたり『ゴーゴーカレー』の暗黒近未来カレー - farsite / 圏外日誌

    月一で新宿東口あたり(ビックロの裏のごちゃっとした界隈)に用事があって、いつも昼過ぎにいくんだけど、そのたびにゴーゴーカレーに入ってしまう。もうほんと、中毒。すごい店ですよここは。 店の中は外から見て不安になるほど暗い。店に入ると正面に券売機があるだけで、その奥は厨房らしい。低賃金で雇われているのだろう外国人スタッフの弱々しい「いらしゃいませー」の声が聞こえてくる。姿は見えない。 券売機の陰気な合成音声を聞いたら、細く急な階段を上り2階席に向かう。 1人客は狭い通路の先にある窓のない部屋の、壁に面したカウンター席に通される。席に座るのはたいてい会社員の男性。よれたスーツやシャツの背が並ぶ。通気が悪いので、夏場はカレーの匂いだけでなく人の体臭が残留し、なんだかもわっとしている。 壁に向かって座り、ベタベタと張り付けられた宣伝を見ながらカレーが出るのを待つ。ここの真骨頂が、壁に据え付けられた

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    mfluder
    mfluder 2017/05/29
    “ディストピアだ。正真正銘のディストピアである。これが21世紀だ! SF作家が思い描いた通りの未来世界が、ここにあるじゃないか!!”
  • 『沈黙 -サイレンス- 』 キリスト教の映画としてではなく。 - farsite / 圏外日誌

    原作を読んだ記憶はあるものの、ぼんやりとしか覚えていない『沈黙』。映画版を観る前に再読しようと思っていたけれど、その前の下敷きとしてWebで勧められていた講談社選書『潜伏キリシタン 江戸時代の禁教政策と民衆』を読み始めるとこれが存外に面白く、そちらにかまけて結局再読せずに観に行ってしまった。 人間のありようを描く映画として 映画は意外なほど、もとの小説をそのまま描いているように思える。いやなんせ薄い記憶だからアレなんだけど、特に「日という沼」という表現は、原作者のキリスト教者としてのありかたと、日で生まれ育って得た自然な生活意識とのせめぎあいが、そのまま出ている言葉だと思う。小説の書かれた1960年代の日において、あるいは、そこに至る歴史の中で、キリスト教とは何だったのか。神とはなんだったのか。彼の苦悩に想いを馳せることができる。 ただ、常に感じていたことだけれど、この小説映画をし

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  • この世界の片隅に - 泣けなかったぶん、何かを得たというはなし - farsite / 圏外日誌

    泣けなかったのだ。映画が悪いんじゃない。たまたま自分のメンタルが凄まじく低調で、感情が希薄になるレベルにまで落ちていたのだ。まあそれが持ち直してきたのでこれを書いてるんだけど、その時は映画を最後まで冷静に観て、なぜこの映画は人を感動させるんだろうなんてことをていた。一方で、情動がない分、こまやかにに表現された世界に対するロジカルな理解というか、納得感を得た。 巨大な戦争の中で続いていく、ちいさな暮らしを描写したこの作品に、ハリウッド映画のような分かりやすい物語の構造は見えづらい。けれど分解してみれば、きちんと物語の軸がある。 戦争という状況を抜いてしまえば、これはシンプルなメロドラマだ。流されて嫁いだ主人公すずが、自分の生活を作り、愛に確信を得ていく物語。結末で、その愛が運命であることが語られる(ここだけファンタジーになるのが巧い)。あとで原作を読んだけれど、そちらではメロドラマとしての性

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  • 今年買って良かったもの:グリルパンで肉が焼けるのなんのってはなし。 - farsite / 圏外日誌

    趣味のもの以外は必要なものなのだから、買って良かったのどうのって考えはあまりしないのだけれど、今年買った“グリルプレス付き”グリルパンは肉を焼く上で革命的だった。1枚肉がぺろんぺろんと焼けるのなんの。 よくべに行くお店の人に、ステーキとかチキンソテーとかグリルパンがあるとラクですよと言われて買ったものの、想像以上だ。鶏もも肉1枚が、短時間で、要領もほとんど要らず、皮はサクっと中身はジューシーに焼けてしまう。こんなバカみたいな形容詞使いたくないんだが。 しかしポイントは、プロの指摘しなかったこのグリルプレスにある。あったりまえだけど、押し付けると、ちゃんとむらなく火が通るんだなあ。両面に塩コショウを適当にふって、まず皮のない面を1分ほど押し焼きして、そしたらひっくり返して押し焼きして、まあ5分ぐらいでしょうか、いいかな? ま、こんなもんかな? と思ったところであげると、思った通りのこんなも

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  • 『スポットライト - 世紀のスクープ』 - 有能な上司がすべてを変えるというビジネス映画 - farsite / 圏外日誌

    カトリック教会の小児性愛スキャンダルを暴いた、2002年のボストン・グローブ誌の取材チームの活躍を描く映画『スポットライト』。事件がどれだけ酷いものかは語りつくされていると思うんで、「物語」としての感想を書くと、びっくりしたのは、編集局長マーティー・バロンを演じるリーヴ・シュレイバーの存在感! 主役を張るマイケル・キートン(調査記事チームデスク ロビー)やマーク・ラファロ(同記者 マイク)の活躍より、彼のインパクトに目を奪われた。 報道だけでなくビジネス全般に共通する物語 この映画、新聞業界を舞台にしてはいるけれど、その骨格は業界にとらわれない、いわゆるサラリーワーカーのビジネスストーリーになってる。とあるビジネスユニットのリーダーとスタッフたちが、ある案件をどうやってモノにし、育て、華々しい成果を上げるに至るかを描いてるわけ。 そのユニットの上長として、彼らに案件とモチベーションを与え、

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  • 『ルーム』 - 犯罪被害者の苦痛は永遠に続く。辛い映画。 - farsite / 圏外日誌

    たとえばドラマ『クリミナル・マインド』なんかそうだけど、異常犯罪・猟奇犯罪をテーマにしたサスペンス・ドラマはたいてい、警察VS犯人、事件が解決するまでを描く。事件の「被害者」は、実のところ脇役でいることが多い。ところが、この映画はその逆を行く。 主役は被害者。この映画では犯人も脇役。警察なんてほとんど出てこない。描かれるのは、ふたりの被害者と、彼女/彼が閉じ込められた「部屋」だ。それは誘拐犯の部屋だけじゃない。事件が解決し、誘拐犯から解放されたあとの、自宅の部屋も意味する。 高校生の頃に誘拐され、6年にわたり監禁されている女性ジョイ(ブリー・ラーソン)と、5歳になったばかりの子供ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)。映画の語り手/視点も二人の間を行き来し、ふたりは不可分の存在であることが示される。 それが後半になると、依存関係は分断し、また苦しみが続く。はじめてジョイ以外の人間と接するジャ

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  • いよいよテレビ視聴の軸足が放送からネット配信に移ってきて怖い - farsite / 圏外日誌

    長らく(20年ほど)海外ドラマ漬けのテレビライフを送ってきたんだけど、その視聴の軸足が、いよいよ放送電波からネット配信に移ってきたかも、と感じている。スカパー! の海外ドラマ系チャネルやBS放送から、Hulu, Netflix, Amazon プライム・ビデオに。 私も去年ぐらいまでは、ネット配信は、放送で観れなかった番組をPCやスマホで観る、補完ツールだととらえていた。でも、この1年でネット配信でしか観られない、最新・高品位な海外ドラマがどかっと増えた。 そのうえ、Amazon Fire TVなどを介せば、AmazonだけでなくHuluもNetflixも‟簡単に”テレビに繋げて、HDや4K画質でドラマを観られる。これでネット配信は、完全に「テレビ」になる。テレビを観るとき、放送を観るか、ネット配信を観るか、フェアに選べる時代になったわけ。 で、デカいのが契約料金のインパクトだ。 衛星放送

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  • 007 スペクター - 映画感想:あかるくたのしいボンド映画 - farsite / 圏外日誌

    あらすじ スカイフォール事件によって部の崩壊した英国MI6 秘密情報部は政治的な窮地に追い込まれていた。MI5 保安局との合併、ダブルオーセクションの閉鎖が取りざたされる中、007は先代Mの残した言葉からある犯罪者を追い、ひとりメキシコにいた……。 感想 前作あっての楽しさ、前作から感じる異質さ 楽しく愉快なジェームズ・ボンドが帰ってきた。初っ端から忍びなれど忍ばない! をフルスロットルでやってのける爆笑のロングテイク・アクションでたいへんニコニコした気持ちにさせて、その後もお決まりのウィットの利いたジョークとアクションが数珠つなぎ。ストレートなアドベンチャーが展開される。 でも考えてみれば、前作『スカイフォール』だって、出鱈目なアクションとジョークがたっぷりだったはずなのだ。それでも「帰ってきた」と思えてしまうのは、やっぱりスカイフォールの後半のあの展開と、ボンドの内面に切り込むテーマ

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  • ジュラシック・ワールド: 戸田奈津子氏は誤訳をしたのか? - farsite / 圏外日誌

    なんだかもやもやしている。たいへん面白かった映画『ジュラシック・ワールド』で、字幕翻訳の戸田奈津子氏が「また誤訳をした!」というツイートが、何件かRTされてきた。言われているのはクライマックスの「歯が足りない」という字幕だ。 これ、誤訳なんだろうか? このシーンをきちんと考えると、むしろこれがベストの翻訳だと思えるのだ。Webでは戸田氏のつくられたイメージが強すぎて、誤訳でないものまで誤訳だと思われている節がある。ここ数年の彼女の翻訳は、かつてのものとは様変わりしているのに。 以下、シーンの詳細を描くので一部ネタバレです。 場面背景と誤訳の指摘 問題の箇所はクライマックスシーンにある。 ヒロインと子供たちが凶悪な新種の恐竜に追いつめられる。パークの建物に身を隠したところで、子供はこう言う。 "We Need more teeth"*1 それを聴き、ヒロインは起死回生の策をひらめき、ある恐竜

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  • マッドマックス 怒りのデスロード:一度でも精神を患ったことがあるなら、もう一度見るべき映画 - farsite / 圏外日誌

    『マッドマックス 怒りのデスロード』はいろいろ驚きのある映画だったけれど、一番驚いたのは、女性の解放という物語の骨格でなく、主人公マックスのキャラクターだった。メル・ギブソン版マックスのマッドは「怒りでなにをしでかすかわからない」ぐらいの意味だったけれど、今回のトム・ハーディ版マックスは違う。文字通り、「臨床的に気が狂ってる」マックスだ。彼は精神病患者なのだ。 マックスはどう狂っているのか 前評判では「喋らない」「目立たない」「主役はフュリオサ」と言われていたマックス。ところが実際映画が始まってみると、ウォーボーイズにあっさり捕まる彼の行動や表情は、「寡黙なヒーロー」と言うにはどこか違っていた。 ゲージに入れられたマックスの心ここにあらずという表情。敵車のフロントに縛り付けて命の危機にあるのに「俺のクルマ!」と叫ぶ執着心。口枷を外そうとコリコリコリコリとヤスリを削る反復運動。トム・ハーディ

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  • 2012年 映画ベスト5 - farsite / 圏外日誌

    毎度、10も選べるほど映画を観てないので、ことしのベスト5を。 5位:007 スカイフォール バットマン、アヴェンジャーズ、ホビットと、大作系をならべてみると、やはり007が一歩抜きんでていたと思う。アクションとミステリーのなかから、“母親からの自立”というテーマが立ち上がっていくのは見事だった。 4位:拝啓、愛しています 年末ギリギリに入ってきた韓国映画。ストーリーがどうとか撮影がこうとかでなく、ここまで徹底的な“泣ける映画”を見せられると、ベストに選ぶしかない。一筋を通した映画には弱いのだ。重い恋愛話なのに、やたらとシリアスにさせすぎないコミカルなシーンも印象的。 3位:マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 ストレートな伝記モノかと思いきや、痴呆症と老いの哀しみ、そして夫婦愛を扱った、思いがけない映画だった。もちろん彼女の政治を通した英国近代史もばっちり描かれていて、美味しいところ

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