日航の事業再建問題につきましては、かなり政治色の強いお話になっておりましたので、あまり当ブログでは触れませんでしたが、100%減資もありうる、という段階にまで至っておりますので、ふと思いついたことを備忘録として書きとめておきたいと思います。 もう少し話題になってもいいのではないか?と思い、いろんなブログを巡回しておりましたが、あまり細野祐二さんの「空飛ぶ簿外債務」および「疑惑の翼」はブログ等では採り上げられていないようであります。(現在進行形で解説されていらっしゃるZAITENの論稿のほうはよく引用されているようですが)2006年8月と同年12月に有償会員向けに細野さんが書かれた財務分析に関するエッセイですが、これが2008年6月に「法廷会計学VS粉飾決算」という単行本でまとめられた際に、私もたいへん興味深く拝読させていただきました。(日航の反論と、それに対する再反論という構成もまたたいへ