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ブックマーク / emaki-japan.blogspot.com (54)

  • 斬首の場

  • 白骨の精

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    mfluder 2014/11/09
    “言ってみれば、美しい女性の化け物という在来の恐れられ、嫌われるイメージから、美しい女性のリーダーという羨ましがられる存在となったのだ”
  • 古典画像アクセス

    古典画像は、かてつ絵巻、屏風などのシリーズものが刊行されて普通の研究者や読者に読まれるようになるのが、ほぼ唯一のアクセスの方法だった。そのようなシリーズものへの期待や、そのような刊行がもたらす影響は、いまだ変わったものではない。一方では、そのような出版は明らかにペースが落ち、対してデジタル画像公開は日増しに広がり、印刷刊行がなければ、古典画像へのアクセスは実物しかないという事情は、すこしずつ変わった。 「平家物語」をテーマにした画像群のことを例にしよう。これまでの印刷出版を通して、絵巻、屏風、それから版の挿絵などの資料がさまざまな形で紹介されている。一方では、ウェブで公開されているデジタル画像に目を移せば、以上のような資料に加えて、さらに奈良絵、伝存あるいは流失した絵巻の模写という二つのグループの存在が浮かんでくる。これらのデジタル画像へのアクセスは、古典の電子化を精力的に取り掛かって

    古典画像アクセス
    mfluder
    mfluder 2014/10/13
    “印刷物として出版された古典画像は、たいてい在来の研究の手法を守り、注釈や解説を周到に加えている。このような研究的な対応は、デジタル画像にも応用しなければならない”
  • 胸を裸ける女

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    mfluder 2014/08/10
    “このような格好や身なりは、今日にいう色気とはさほど関係ないということぐらいだろう。当時の平均的な読者たちは、色気というものをきっとこのような構図ではなくて、まったくべつのところに求めていたに違いない
  • 中・日の古典を並べて読む

  • ブルガリア語の始まり

  • 絵師の職場

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    mfluder 2010/10/27
    "十六世紀の初頭、明の絵師仇英が描いた「漢宮春暁図」にみられるハイライトの場面"
  • 合戦屏風の一風景

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    mfluder 2010/10/27
    "ことの経緯を伝えて、「平治物語」は、信頼の振る舞いを「おきぬふしぬなげき給(ふ)」と語り、対して重俊のことを「太刀のあてどもおぼえねば、をさへてかきくびにぞしてんげる」と述べる"
  • 聖人斬首の図

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    mfluder 2010/08/23
    "絵巻における斬首刑の構図とかなり似ている""ただし、この絵の場合、特出なのは、おそらく人々の視線だろう。聖人と処刑実行人、この二人を見つめる馬上の将軍、民衆と遠巻きの軍人、それらの人々が互いに投げ出した
  • 仏典英訳

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    mfluder 2010/08/23
    "大乗、観音などの言葉は、英語の知識にはまったく属さないサンスクリット語がそのまま応用され、対して経文の中身は、噛み砕いた英語に変身してしまう。その落差はじつに大きい"
  • 絵巻の裏に糊あり

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    mfluder 2010/03/22
    "特製の糊というのは、なんと長年の黴によって作り出されたものだと始めて知った。テレビカメラは修復の工場の裏側に回り、黒ずんだ水の下に隠された真っ白の糊を捉えて見せてくれた"
  • イギリス中世劇が蘇る

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    mfluder 2010/02/24
    "中世文学研究の成果報告を学術の論文やらシンポジウムやらに止まらず、さっそく実際の舞台に持ち出し、形のあるものに変えて一般観客の目に触れさせるようにする。いかにもヨーロッパの正統な伝統を踏まえての英文
  • 茶臼山古墳の銅鏡

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    mfluder 2010/01/10
    "銅鏡は想像をもって組み立てるのではなく、これまで出土などで知られた実物に照らし合わせてゆくものだった。いわばないものを作り出すのではなく、存在してある実物のどの部分に当たるかを模作するという、逆の方
  • 匿名の絵師

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    mfluder 2009/12/14
    中国の絵師 日本の絵師
  • マンガを披いてみれば

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    mfluder 2009/11/23
    "まんが批判の代表的な論拠の一つには、画像があって、文字が最小限に減らされたから、読者の想像力が限られたものにならざるをえないとのことがあげられる。しかしながら、その画像だってあくまでも断片でいて、作
  • 描かれた「絵合」

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    mfluder 2009/11/15
    "一枚の絵から読み取れる物語の世界は無限に広がる。 これだけ予備知識が必要とされる物語の読解を、若い学生たちはどこまでこなせるのだろうか。そもそも源氏の絵にはどこまで共鳴が覚えられるものだろうか"
  • ローマ字はモノグラム

    前回に引き続き花押のことを考えてみたい。今度は英語圏に目を向けてみる。そこにも文字と絵との交差というものはもちろん存在している。漢字は花押なら、ローマ字はモノグラム(monogram)だ。 北米で生活していると、日常の中で日のと違う作法あるいはスタイルをあげるとすれば、そのトップに個人の署名が上げられるだろう。印鑑というものはほぼ存在せず、その代わり署名というのは、仕事の場に限らず、クレジットカードでの買い物などでも頻繁に要求される。最近になって、署名用電子パットを用いるような業種まで多く見られるようになった。自分の署名の書き方を思い巡らし、あれこれと試して見るという経験はいまでも記憶に新しく、成人に向かう若者たちの模索をじかに見つめたことも一度や二度ではない。 しかしながら、そのような署名の文化において、モノグラム はだいぶ異なる役目を果たしている。あえて言えば、漢字圏で署名そのものの

    ローマ字はモノグラム
    mfluder
    mfluder 2009/09/21
    "漢字圏で署名そのもののために発達してきた花押と違って、モノグラムは、おなじく文字を用いて絵的な構図を作り上げていても、実際の役目は、むしろロゴの一種だ"
  • 花押と画押

    文字は、それ自体一つのビジュアル的な表現媒体でもある。現代の生活においてこそ、教育基準やらパソコンにおける文字コードやフォントセットやらという過程を経て、文字の同性化がすさまじいスピードで進み、文字のビジュアル的な特性は、わずかに書道などの場において認められるぐらいだ。一方では、歴史的な文化伝統において文字と絵との交差、言い換えれば文字でありながらも絵的な要素を限りなく必要としたものと言えば、おそらくまず「花押」を挙げるべきだろう。 花押という言葉は、最初は日語の単語として覚えた。とりわけ武士のそれなどを眺めて、言葉とそれが指し示す対象と時代の中における位相など、一つの中世文化のセットとして習い、理解していた。それが唐や宋の文献や詩・詞に頻繁に登場し、りっぱな中国語だと気づいたのは、だいぶ後のことだった。もともとかなり近代まで使われていた言葉には、「画押」がある。発音が近くても、こちらの

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    mfluder 2009/09/14
    "。万人共通、天下に通用するという文字と違い、花押はあくまでも一人の人間についての情報であり、その人間が関わりをもつ範囲にのみ使用され、機能されるものだ"
  • 絵巻から飛び出したパオ

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    mfluder 2009/09/07
    "この風景の既視感は、あの絵巻の画面からくるものだった。「胡笳十八拍図」である"
  • 寄せ集めの絵巻

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    mfluder 2009/08/31
    "「七君子図」というタイトルをもつ一巻の巻物が地方の美術館である蘇州博物館に所蔵され、報道関係に公開された"