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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (48)

  • 原発の街を歩く・敦賀 - 深町秋生の序二段日記

    しばらく「原発銀座」と呼ばれる福井県をうろついていた。また旅に出たのだ。 福島の原発事故で痛感させられたのは、自分の知識のなさだった。原発がドカンと爆発したその日、さすがにイソジンは「アホくさ」とスルーしたけれど、昆布は思わず買ってしまった。その日の夕は、昆布ダシの鍋物だった。 隣県の土地がこの事故によって、あっという間に汚染されてしまった。浜通りは冬でも暖かく、いわき市などは東北なのにヤシの木が植えられている。雪で気が狂いそうなときは、とりあえず温暖な浜通りによく避難していた。 その豊かな土地が一瞬にして危機に陥った。その原因となった原子力発電所とはなんだったのだろう。今さらながら、一から勉強したくなって、日々の仕事をしつつ福井の敦賀市に向かった。 敦賀市には、敦賀原発や問題の多い「もんじゅ」や廃炉した「ふげん」がある。その隣の美浜町にも美浜原発がある。原発が集中している地域で、原発関

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  • 震災後の仙台を歩く - 深町秋生の序二段日記

    仙台のワッシュ君(id:washburn1975)に会ってきた。 「高速道路も通ったし、ガスコンロか灯油を持ってこうか?」と言ったら、「電気も水道も復旧したし、うちは灯油を使ってないんですけど、とりあえず映画秘宝読みたいです」 という答えが返ってきたので、今月の秘宝やマンガを持って仙台に行ってきた。 仙台空港近くを通る仙台東部道路を通った。仙台平野の沿岸部を走る高速道路だが、巨大津波がこの道路にまで届いたらしく、道路周辺の田んぼや家は泥と瓦礫と化していた。東部道路自体も、あちこちに凸凹ができている。 ワッシュ君が「あの道路周辺はこの世の地獄です」と言ったが、当に地獄だった。田んぼにはひっくり返った車や漁船、ねじれた自販機が転がり、油にまみれた粘つく泥が瓦礫と一緒にすべてを埋めつくしていた。 名取インターチェンジ周辺は瓦礫と泥の山に埋もれていた。それでもETCを出ると「割引1000円」とい

    震災後の仙台を歩く - 深町秋生の序二段日記
    mfluder
    mfluder 2011/03/27
    2011-03-27
  • 今もこれからも、すてきないい町 - 深町秋生の序二段日記

    三陸の旅を終えて以来、虚脱状態が続いている。 山形が停電から復旧し、テレビやネットで情報を追い続けていたが、この世のものとは思えない津波の映像に震え、ぶらぶら歩いていた釜石の商店街が波に呑みこまれ、あとはもうひたすら恐ろしかった。 地震当日の午前中は、宮城県松島のカフェで原稿を書いていた。午後に山形で用があり、久々に帰郷したところで地震に遭った。その用事がなければ、「いいところだな」と、太平洋岸の町をうろついていたと思う。 最近は、ずっと旅をしていた。 三陸をうろつく前の週は、福島の郡山やいわき市に。海を見ていると、原稿執筆のモチベーションが維持できるという理由で、今年の冬は沖縄や福島、仙台、三陸をぶらつきながら、わりとストイックに原稿に向かっていた。旅をしながら、同時にカンヅメでもあったのだ。 プライベートな空間では原稿がまったく書けないので(個室に入るとロクなことをしない)、家には帰ら

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    mfluder 2011/03/17
    生活
  • 石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」 - 深町秋生の序二段日記

    とある仕事で、話題の人物・石原都知事のを読み返していた。 石原慎太郎の小説は、肌にあうものが少なく、代表作のひとつ「太陽の季節」も、「どうです! 若者らしいでしょう!」という押しつけがましさが嫌だった。 もっとも昔の青春小説なのだから、そう感じるのもしょうがないけれど、「太陽の季節」に限らず、まず既成モラルへの挑戦というテーマうんぬんの前に、ヨット、ボクシング、モーターボート、ナイトクラブ、親分の息子とつるんで豪遊とか、体育会系で友人自慢な感じが鼻持ちならず、なにかといえば金持ち大学生であったりとか、職業が医者という設定なども気にわなかった。「ヨットなんか知らねえよ、タコ!」というか。 もうひとつの代表作・長編「化石の森」にしても、長すぎて読めなかったが、とにかくドストエフスキーがやりたかったんだろうなあと思った覚えがある。 そんなわけで合わない作品が多いけれど、数年に一度は読み返して

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  • 野心あふれる綱渡り大作「インセプション」 - 深町秋生の序二段日記

    さて話題の大作「インセプション」を見た。今日は映画感想。 で、ふと思い出したのはセルジオ・レオーネ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(84年公開)だった。禁酒法時代に生きたNYギャングたちの長い人生を描いたもので、少年期と青年期、ギャングから足を洗った老年期の3つの時代が入り組んだ映画である。 タランティーノ作品のおかげもあって、最近は時制がシャッフルされる映画もめずらしくはないが、当時は「過去と現実がごちゃまぜでよくわからん!」という結論に達したらしく、アメリカではこの「ワンス……」、少年期→青年期→老年期と、わざわざ時間通りにきっちり構成を直して上映したのだという。 重い過去を引きずる老年期と、イケイケだったまぶしい青少年ギャング期とが、複雑に交錯するからこそおもしろいのであって、時制をきっちり一方通行にしてしまったら、おもしろくもなんともない。「そうしないとアメリカ

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  • おらが街の坂本龍馬ぜよ - 深町秋生の序二段日記

    「坂龍馬が好き!」というやつはおおかた暑苦しい体育会系か、「ビッグトゥモロー」なんか読んでる権力志向(趣味は自己啓発の大人買い)、筆文字で壁にポエムを大書したがるラーメン屋オヤジ系と相場が決まっていて、龍馬イヤーの今年はもううんざりしている。 とはいえ坂龍馬に罪はないし……じつは……龍馬関連の話は好きだったりする。先日の「龍馬伝」もフジ系の龍馬暗殺ミステリー特集番組もばっちり見ていたぜよ。ははは。龍馬うんぬんというよりも、幕末という時代の血なまぐさい殺戮の物語はなにを読んでもやっぱり興奮してしまう。不逞な浪人をよってたかって斬り殺す新撰組(田舎者、成り上がり、異様に厳しい規則、そろいの制服、リンチ内ゲバなど、どっから見てもDQNな暴走族にしか見えないところに好感がもてる)もいい。 地元高知が盛り上がるのは当然として、週刊ポストの駅弁特集に「伊豆下田、伊豆龍馬飛翔会席膳」という弁当を見

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  • ゲームのなかの奇妙な日本 - 深町秋生のベテラン日記

    最近、プレステ3の「龍が如く3」(最近「4」が発売された)をやったのだけれど、ずいぶんと奇妙なストーリーだった。今日はゲームの話。 渡哲也や中村獅童など、毎度大物俳優陣が登場するセガの大プロジェクトゲームなわけだが、「3」のストーリーはかなりひどかった。沖縄で主人公の桐生さん(高倉健とセガールが同居したようなスーパー元極道)が孤児院経営をなさっているところからスタート。 通常、そういう児童養護施設経営なんて穏当な世界とはプロローグあたりでおさらばしてもらって、あとはアダルトな歌舞伎町や沖縄繁華街でたっぷり暴力三昧と突き進んでほしいのだが、そこらへんはやっぱりマニアックな臭いの残る我らがセガゲー。いつまでもいつまでも孤児院経営を続けるうえに、育てている7〜8人のガキンチョには全員個性が細かく用意されていて、さして知りたくもないガキどもの悩みやコンプレックスに耳を傾けたり、喧嘩を止めたり、家出

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    mfluder
    mfluder 2010/05/08
    面白
  • 全国のボンクラども! 劇場につどえ!「第9地区」 - 深町秋生の序二段日記

    とにかく「第9地区」はすばらしい。すばらしかったですよ!! オールタイムベスト級の大傑作だ。映画の話である。 去年の破壊しまくり映画エヴァンゲリヲン破」も男の子度数が異様に高かったけれど、「第9地区」もまた男の子の欲望をパンパンにつめこみすぎて、そのまま爆発してしまったような血と殺戮の夢工場であった。三角マークがまぶしい昔の東映暴力映画のように埃っぽく、石井聰亙監督や深作欣二監督作品のような「お前ら全員敵だ!」という追いつめられた男の悲壮なギラギラ感、それにマッドマックス風のアナーキーな世界観とパワードスーツ。すき焼きとステーキとうな重がいっぺんに押し寄せるような映画だった。 南アフリカのヨハネスブルグ上空に超巨大な宇宙船が不時着。「すわ、何事」と人間たちは驚くが、船のなかにいるのは栄養失調に陥った使いっぱしりのエイリアンだけ。頭のいい上層部はみんな死に絶えてしまって、粗野で即物的な奴隷

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  • 非実在異文化交流。ハリウッドの俺の空「アバター」 - 深町秋生の序二段日記

    近所の映画館がまだ「アバター」をやっていたので見てきた。 この時期になるとさすがの大記録映画でも観客はまばら。というか私を含めて二人だけだった。おかげでとてもリラックスしながら鑑賞できた。メガネをつけたり外したりして、「お、浮き上がる。浮き上がらない。メガネをかけると……おー、やっぱ浮き上がる!」と新しいおもちゃを手にしたチンパンジーのように愉しんだ。 なにも考えずに見るとなかなかおもしろい。3D映像のアトラクション的なハッタリ感や後半のド派手な戦闘もよかった。悪い地球人が大量のナパーム弾を叩き込んで、青い部族の人らが大切に大切にしている巨木をぶっ倒そうとするところがお気に入り。ぞくぞくとした背徳感を覚えてしまった。人が大切にしてるものをぶっ壊すのはやっぱ楽しいなあと。 一見するとエコやロハスでインターナショナルかつ道徳的な物語に見える。子供にも見せたいという親御さんも多かったことだろうが

    非実在異文化交流。ハリウッドの俺の空「アバター」 - 深町秋生の序二段日記
    mfluder
    mfluder 2010/04/27
    "あの安全で優等生でご清潔な異星人の姿を見るたびに、逆に他民族に対する畏れのなさや理解の浅さが浮かび上がってくるような。あの青い部族の人たちが清潔で優等生でなかったなら、あの主人公は彼らを助けただろう
  • その常識はいかがなものかと思うのは私だけ? - 深町秋生の序二段日記

    だいぶ前になるが、ブログ界で女性の自衛に関する議論がヒートアップしたときがあった。 曽野綾子氏の産経新聞オピニオンの欄で「女性は夜出歩くときは用心せい」と書いたやつ。いろんなエントリを読んだのだが、ひとつ「おや?」と思う文章があった。 http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2009/12/post_972.html(In the Strawberry Field:エントリー “遅ればせながら、曾野綾子さんの「用心すること」エッセーについて”) コンサバな内容うんぬんについての話ではなく、文章そのもののスタイルに引っ掛かりを覚えた。覚えたというよりある意味ほれぼれしたというか。 早々に「左翼のフェミニスト」とレッテルを貼り、「おれは議論なんかするつもりはなく、ただカラオケがしたいんだ」という意思表示が示される。ご人も「議論の余地はない」

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  • 攻めの年の序曲Perfume PTAツアー@ZEPP仙台 - 深町秋生の序二段日記

    いやあファンクラブに入っていてよかったねえ……。 としみじみ思った。Perfumeのファンクラブ向けツアーが始まっており、昨夜はZEPP仙台にてライブがあった。ファンクラブ限定で、たぶん東北で平日ということもあり、正直混まないだろうと甘い予測を立てていたのだが、やっぱり普通にフルハウスだった。私の整理番号が500番台で、チケットを受け取ったときは「げ、ちくしょう。ついてねえなあ」と残念がったのだが、整理番号はどうやら1200番台まで割り振られていたらしく、500番台はまだマシだったのかと思い直していた。 会員向けライブということで、いつもより入場のチェックが厳しかった。会員証とチケットと身分証明書の3つを見せなければならない。これはちょっと焦ったねえ。ファンクラブは筆名である「深町秋生」で登録しているため、身分証明書である免許証と名前が違ってくる。入口の係員に「免許証とちがうんですけど、あ

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  • 「隣の家の少女」ケッチャムと表現について - 深町秋生の序二段日記

    しかしこのタイミングでもうすぐ公開か……。 http://www.kingrecords.co.jp/tonari/(隣の家の少女) 東京都の青少年育成条例の改正で、非実在青少年なる奇妙な言葉が急に浮上してきたのだが、さて今週末に東京渋谷にある(やばい映画ご用達の)シアターNにて映画「隣の家の少女」が公開される。泣く子も黙るジャック・ケッチャムによる監禁暴行問題小説が原作だ。 ちなみにこの映画のプレスシートに原稿を書いてます。見かけたらひとつよろしく。ケッチャムという作家について紹介しております。映画ライターの真魚さん(id:anutpanna)も書いてらっしゃるようです。 で、詳しくは文章を読んでいただきたいのだが、ケッチャムという作家の特徴についてひとつ挙げておきたい。彼の特徴はこうだ。「人間の善悪は簡単にひっくり変わるし、基的にはみんな野獣だ」ということ。彼のデビュー作である「オフ

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  • わかりにくい沖縄「だれにも書かれなくなかった戦後史」 - 深町秋生の序二段日記

    沖縄についてちょっと調べる必要があり、佐野眞一の分厚いハードカバー「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」を購入。おしっこ漏れるぐらいにおもしろかった。 ダイエーの隆盛と衰退を通して戦後を描いた「カリスマ」や読売グループの首領正力松太郎を取り上げた「巨怪伝」も同様におしっこ漏れるぐらいにおもしろかったわけで、もっと早く読んでいたらと後悔さえ覚えた。発売から一年以上経っているけれど、かなりベストセラーだったらしく、私が購入したやつは六刷だった。 そもそもテレビが取り上げる沖縄はたいてい退屈だった。とくに故・筑紫さんの「ニュース23」がひどく、嬉しそうに彼が沖縄について語り出そうとするところでチャンネルを変えた。青い海をバックに、平和そうな顔をした沖縄の人がサンシンを引いて陽気に踊る。のんびりやろうぜ。あと戦争はよくない。なんたって激戦地となった悲劇の島だ。今も米軍が我が物顔でしきっている。

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  • ショッピングセンターの衰退と変化 - 深町秋生の序二段日記

    http://nicovip2ch.blog44.fc2.com/blog-entry-1268.html(ジャパネットのいつもの人が子供誘拐するとどうなるの? ニコニコVIP2ch) ははは。「脅迫状は、今朝の新聞折込でご覧ください!」か。腹かかえてしまったこのネタ話。 さてそんなジャパネットたかたの業績はこの不況下でも右肩上がりだという。そういえばテレビのCMもやたらと通販の類が多くなった。 http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2010/01/post-104.php(ポンティアック、タワレコ、MDディスク......2000年代に消えたもの やじうまUSAウォッチ ニューズウィーク日版) 町山さんのコラムでびっくりしたのは、CDチェーンだけでなくDVDレンタルのショップまで、オンライン配信や宅配型レンタルに押されてどんどん閉店していると

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  • 変な造語で支持者減 - 深町秋生のベテラン日記

    政治系ブログを読んでいて、首をひねることが多い。なんでかねえ。 政治系であるからして、「自分の考えを広めたい」「支持者を増やしたい」という野望に満ちている世界だけれど、「当に増やす気があるのか?」と疑問に思うときがある。というのも狭いフィールドにしか通用しない「一元さんお断り。会員制オンリー」みたいな気持ちの悪い造語がやたらと多いのだ。来なら広く支持者を獲得しなければなければならないジャンルだというのに。 なにしろ政治系であるから当然もめる。議論になる。議論にすらならなくて罵詈雑言が飛び交う世界(もっぱらそれが主流か)でもあるから、レッテル貼りや揶揄や中傷の道具として造語が日々生産されている。なかには出来がよくて感心させられることもあるが、まあたいていは気持ち悪い。 たとえばどんなに説得力のあるエントリに出会っても「マスゴミ」という無神経な造語をやすやすと使う文章を信用しない。もともと

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  • 古典名作をあなたの街へ。伊藤聡「生きる技術は名作に学べ」 - 深町秋生の序二段日記

    http://d.hatena.ne.jp/zoot32/ さてナイスガイブロガー空中キャンプさんの著作「生きる技術は名作に学べ」がついに登場。 と同時に読破した。送ってくれてありがとう。ブログと同じく軽妙かつポップな文章のおかげであっという間に読み終わってしまった。やはりブログで膨大な量のテキストを書いているだけあって、初めてのとは思えないこの読みやすさは特筆に値する。 カミュの「異邦人」、ヘッセの「車輪の下で」、トゥルゲーネフの「初恋」、アンネ・フランク「アンネの日記」、ヘミングウェイ「老人と海」、スタンダールの「赤と黒」、トーマス・マンの「魔の山」などがセレクトされている。内容は敷居の高そうな西洋古典名作10作を、空中キャンプ流にその内容をきわめてわかりやすく紹介。その名作に秘められたエッセンスをおもしろく読者に提示するというスタイル。読んだことのない作品があっても、「あー、そうい

  • GTA4は道徳的 - 深町秋生の序二段日記

    ちょっと前の話になるが、こういうエントリを見かけた。今日はゲームの話。GTA4に関するネタばれが少しあります。 http://graffito.blog14.fc2.com/blog-entry-1209.html(「ゲームにだけ文句言うな」。GTA4のメーカーが暴力表現規制にコメント-ものろぐ) GTAとはグランド・セフト・オートという世界でもっとも売れたギネスブック級のゲームシリーズである。最新作のGTA4はゲームの枠を超えて、もっとも売れたエンターテインメントという記録を打ち立てた。 80年代のマイケル・ジャクソンのようなすさまじい売れっぷりを記録しつつも、やっぱり18禁ゲームということでなにかとやり玉にあげられる。暴力ゲーム=GTA、GTA=暴力ゲームという鉄壁の図式が出来上がっている。たしかに以前は「皆殺しミッション」があり、火炎放射器を携えながら、制限時間内にどれだけ人間をチャ

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    mfluder
    mfluder 2010/01/09
    対峙
  • アディダス、皇居を焼き払う - 深町秋生の序二段日記

    表現者として、日人として、やっぱりそりゃ許されるならチャレンジしたいのはやんごとなきお方方面のお話なのだが、深沢七郎の事件などもあって、なにかと難しい……。 というふうに煩悶していたらなんとアディダスとスターウォーズがやってくれた。腰が抜けるほどびっくりしたよ。 http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/20091221(デススター・ストライクス・エンペラー!?ゾンビ、カンフー、ロックンロール) 詳しくはこちら。「アディダスがあなたの街にやってくる」というキャンペーン。なんとスターウォーズとのコラボという意欲的なもの。「ダースベイダーがあなたの街をストライク!」というスポーツ用品メーカーらしいなかなか刺激的な作りになっている。 が、さすがダースベイダーというべきか。「この世にエンペラーは二人もいらぬ!」という意志の表れか、皇居をもろにデススターのビーム砲

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    mfluder
    mfluder 2009/12/22
    なはは
  • 今年のワースト3映画「ターミネーター4」 - 深町秋生の序二段日記

    さて年末ということもあり、ゼロ年代ベストや今年のベスト映画の投票がさかんである。 来週発売の「映画秘宝」でもゼロ年代ベストが開催される予定。私も投票を済ませた。そのあたりはのちのち語りたい。 http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/(男の魂に火をつけろ!) こちらワッシュ君のところでも行っている。 さてベストが固まってくればおのずとワーストも自然と浮かび上がってくる。今年の私的ワースト作品を今回は取り上げようと思う。ネタバレも多少あります。ご注意を。 今年のワースト3位にランクしたのは泣く子も黙る超大作「ターミネーター4」であった。これよりもひどい作品は数多あるのだけれど、ハリウッドのドル箱シリーズにおいてわざわざK点越えのダメさをやらかしたという意味ではかなり罪深いように思えた。物語の辻褄そのものがあやしく、完成度の低さを考えると、スターウォーズエピソード1

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  • コンビニ。バブル後の夢を食らって - 深町秋生の序二段日記

    たとえば私の故郷の近くに米沢市という町があるのだが、たいそうでっかい流通団地があり、それこそちょっと前まではたくさんの派遣労働者を抱えて半導体やらテレビの部品やらを作って羽振りがよかったのだけれど、金融バブルが弾けて輸出産業がぽしゃってからはどこも虫の息であってハローワークはぎゅうぎゅう状態。 工場近辺にあるコンビニも、今まで派遣のあんちゃんが、弁当やらチュウハイやらをどかどか買いこんでくれたのだが、こんな状況であるために同様に虫の息……という噂を耳にしていた。まあどこの地方でも転がっている話である。 車を脚のように使う田舎にあってはこの厳しい時代、定価で売りつけるコンビニなんて利用する人は減る一方で、この辺鄙な田舎である南陽市にすらイオン系の24時間スーパーができたこともあり、コンビニ討ち死にの風景がそこかしこで見られるわけだが、これもよく聞く話である。潰れたコンビニの建物に千円床屋や中

    コンビニ。バブル後の夢を食らって - 深町秋生の序二段日記