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思想に関するkaikajiのブックマーク (3)

  • 「自然」から「作為」へ : 池田信夫 blog

    2012年10月07日10:09 カテゴリ 「自然」から「作為」へ 書の初版は1952年、収録されている論文が書かれたのは戦時中だが、いまだに現役だ。もう古典の地位を獲得したといってもいい。私が書を読んだのは学生時代で、当時は「丸山眞男の限界」が語られることが多かったが、最近久しぶりに読み直して、その意外な新しさに感銘を受けた。 たしかに20代で書かれた論文は観念的で、文献学的には疑問もあるが、丸山が一生を通じて追究した「自然」と「作為」という問題が書では鮮明に打ち出されている。ここでは国家を自然の秩序とする朱子学が伊藤仁斎や荻生徂徠によって解体されて居宣長に至る江戸時代の思想史が描かれ、近代社会の質を作為による自発的結社に求める丸山の思想が、ヘーゲルやウェーバーを踏まえて論じられている。 日人が初めて「古層」を超える普遍的な理念と闘ったのが、江戸時代の儒学だった。そこではス

    「自然」から「作為」へ : 池田信夫 blog
  • 『【再掲】「東浩紀『一般意志2.0』書評」(『文學界』2012年2月号掲載)』

    『文學界』2012年2月号に掲載された 東浩紀著『一般意志2.0——ルソー、フロイト、グーグル』 の書評です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このには三つの苦しさが刻まれている 東浩紀『一般意志2.0——ルソー、フロイト、グーグル』(講談社)書評 評者:國分功一郎 書は東浩紀が雑誌連載した論考をまとめたものである。その着想は次のように要約できる。 グーグルなどのウェブサービスは、全世界の人々のネット上の行動履歴を巨大なデータベースとして蓄積している。これは人々の行動履歴である限りにおいて、その欲望を探るための手がかりになる。ところでフロイトは、人間の行動は無意識の欲望によって規定されているが、その欲望は精神分析家の分析を通じてはじめて明らかにされるものだと主張した。ならば、情報技術によって記録された人々の行動履歴を適切な仕方で分析できれば、社会そのものの欲望を明らかにできるだろ

    『【再掲】「東浩紀『一般意志2.0』書評」(『文學界』2012年2月号掲載)』
  • 丸山眞男を沈黙させた謎 - 『《日本の思想》講義』

    《日の思想》講義――ネット時代に、丸山眞男を熟読する 著者:仲正 昌樹 販売元:作品社 (2012-08-09) 販売元:Amazon.co.jp ★★★☆☆ 著者もいうように、丸山は日の戦後でもっとも重要な思想家である。しかし彼は一般には「戦後民主主義」とともに終わった人と思われており、彼についての研究や論評もそういう面に片寄っている。書も『日の思想』をテキストにしたものだが、岩波新書1冊を解説しただけで「丸山を熟読する」と称するのは羊頭狗肉である。 著者が「丸山の思想」として論じているのは彼のいう「夜店」の部分だけで、もう賞味期限は尽きている。いま読んでおもしろいのは、田中久文『丸山眞男を読みなおす』が論じている「店」の部分だが、書はほとんどそれに言及していない。特に重要なのは丸山の死後に刊行された講義録だが、著者はそれを読んだ形跡もない。 丸山は70年代以降、健康を害して

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