住宅も3Dプリンターの時代? 3Dプリンター技術を住宅などの建設に応用する動きが加速している。工期が短く、価格も抑えられるなど購入者の利点も多いが、建設会社にとっても大きなメリットがあるという。 兵庫県西宮市のセレンディクスは8月、日本初の2人世帯向け3Dプリンター住宅の販売を開始した。50平方メートルの平屋造りで、価格は約550万円。従来の住宅に比べかなり安い。既に1400件を超える購入希望があるという。 3Dプリンターを使い、工場でコンクリートなどを使った家のパーツを製造。現場でパーツを組み立てるだけのため、2日程度で完成する。3Dプリンター技術を使うことで壁を二重にするなど複雑なデザインも容易にできるようになった。