アメリカは、ウクライナの「アゾフ連隊」に対する長年にわたる武器供給と訓練の禁止を解除した。同連隊は、その起源に極右集団とのつながりが疑われており、議論を呼んできた。 米国務省の報道官は匿名を条件にBBCに対し、ウクライナ国家警備隊の第12特務旅団「アゾフ連隊」を審査した結果、「重大な人権侵害の証拠は見つからなかった」と背景を説明した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、1944年5月18日のソ連政権によるクリミア・タタール全民族のクリミアからの追放の犠牲者追悼日にメッセージを発出した。 ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。 ゼレンシキー氏は、「今日は特別な日だ。今日、私たちは1944年のクリミア・タタール民族追放を思い出しており、その犠牲者を追悼している。私たちの歴史は、残念ながら、私たちの人々が経験させられた悲劇的なページが多くある。しかし、そのページがどんなものであろうと、苦しいものだろうが恐ろしいものであろうが、それはもう嘘のページになることは決していないし、ウクライナにとって最後のページとなることもない」と発言した。 同氏はまた、クリミア・タタール人追放犠牲者を追悼しつつ、ロシアが現在クリミアを壊していることを非難した。さらに同氏は、ウクライナ人は、ロシアの悪は決して万能ではないことを
ウクライナ軍に入隊したアジャイルコーチが、さまざまなメソッドを駆使して中隊長としてのリーダーシップを実現した話(前編) アジャイル開発の代表的な方法論であるスクラムをテーマに、都内で1月に開催されたイベント「Regional Scrum Gathering Tokyo 2024」で、経験豊富なアジャイル開発のエキスパートとしてウクライナを拠点にアジャイルコンサルタントをしていたドミトロ・ヤーマク(Dmytro Yarmak)氏が、ロシア軍の侵攻後にウクライナ軍に入隊し、中隊長としてリーダーシップを発揮するためにさまざまなメソッドを駆使して軍隊の組織を変革していった経験を語ったセッション「A True Story of Agile Coaching in Ukrainian Armed Forces」が行われました。 軍隊という、企業とは異なる構造や目的を備えた組織で、しかも多くの民間人が入
ウクライナの農業被害を見てみよう こんにちは、先端科学技術研究センター交流研究生(東京工業大学大学院修士課程1年)の指原佑佳(さしはらゆうか)です。このたび渡邉先生とともに、「ウクライナの農業被害の可視化」というテーマで、6月に起きたカフホカダム破壊事件に注目して衛星画像を用いた可視化を行いました。初心者の方でも簡単に再現できるようチュートリアルを用意しておりますので、ぜひ皆さんもお試しください。日本語版:ウクライナの農業被害を見てみよう 英語版:You can do it too: Monitoring Agricultural Damage in Ukraine 制作背景私は紛争による建物被害について研究しています。衛星画像を用いた分析を学び、かつ研究成果を広くわかりやすい形で社会に伝えたいと考え、渡邉研究室にお世話になっております。農学部時代の経験と合わせて、以下を制作しました。 今
ウクライナは、ロシアが築いた強力な塹壕(ざんごう)による防衛線を突破できず苦しんでいます。ザルジニー総司令官は英誌エコノミストの取材に「このままでは長期戦は必至。そうなれば敗戦が濃厚になる」と答えていました。 苦戦が生み出す内部分裂 3歩しかないというのは厳しいですね。 小泉氏:西側からの支援が遅れ、苦戦が続く中で、ウクライナ内部で結束の乱れが目立つようになってきました。まず、ゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官との間に隙間風が吹いています。 加えて、アレストビッチ元大統領府長官顧問がX(旧ツイッター)上でゼレンスキー大統領を激しくののしっています。23年1月に失言のため解任されたのを逆恨みしての行動と見られます。 アレストビッチ氏は、もし大統領選挙を実施するのであれば立候補するとして、公約も発表しました。この中で注目すべきものとして「被占領地の軍事的奪還を求めない」があります。これを条
ハマスによる大規模ロケット攻撃と越境攻撃の背後に、イスラエルの抹殺を目標に掲げ、長年、軍事、経済両面で過激派組織ハマスを支援し続けてきたイランがいることは確実だとされているが、果たしてプーチン大統領のロシアはこの紛争激化に関与しているのだろうか。 もともとはイスラエルに近いとされていたプーチン大統領だが、今回の紛争では、ハマスの背後にその影が見え隠れするという指摘が出ている。 ちなみにハマスの大規模攻撃が始まった10月7日はプーチン大統領の71歳の誕生日だった。ウクライナのメディアでは、プーチン大統領の誕生日に合わせてロシア軍の将軍や情報機関の高官たちが、想定外の戦果をプレゼントとして用意しているのではないか、と言われていた。このハマスの越境攻撃が果たしてそのプレゼントだったのだろうか。 (元テレビ朝日モスクワ支局長 武隈喜一) ■長年の友人だったはずが… イスラエルのネタニヤフ首相は、こ
本記事は、「咀嚼できるものを噛みちぎる:消耗戦環境を理解しているウクライナ」(Robert Rose, “BITING OFF WHAT IT CAN CHEW: UKRAINE UNDERSTANDS ITS ATTRITIONAL CONTEXT”, War on the Rocks, 26.09.2023)の紹介記事になります。著者のロバート・ローズ氏は米陸軍少佐で、訓練機関での勤務、アフガニスタンでの戦闘経験がある人物です。 2023年6月から始まったウクライナ軍の反転攻勢作戦に関して、その戦い方の拙さを指摘する声があります。そのような見解を指摘する人々はしばしば、ウクライナ軍がNATO流の(米軍流の)戦闘様式に習熟していない、ウクライナ軍はNATO軍や米軍のような戦い方ができていないと述べますが、ローズ氏はそのような指摘を否定的に捉えています。 以下、この論考の流れに沿って、内容
Russia soldiers refused to fight after commanders "fled like rats" <指揮官が逃げ出し、戦闘を拒否したロシア兵は捕らえられ、地下室で身柄を拘束され、連絡が途絶えている> 動員ロシア兵100人超の「反乱」発生...報酬の不払いに不満を爆発させる様子が動画に ウクライナで戦うロシア軍の指揮官らが前線から「ネズミのように逃げ出し」、配下の兵士たちは戦うことを拒否したという情報が報じられた。 ロシアの独立系ジャーナリストによるテレグラムチャンネル「アストラ」によると、9月19日、所属ジャーナリストの元にエフゲーニャという女性が接触してきた。彼女の夫はロシア軍の兵士としてウクライナで戦う「エフゲニーP」で、所属部隊の指揮官から負傷した仲間と共にウクライナ東部の戦闘に参加するよう命じられたが、当の指揮官らはウクライナからの激しい砲撃を受
ウクライナ軍は9月13日夜、ロシアが占領する南部クリミア半島のセバストポリにある海軍基地を攻撃し、黒海艦隊のキロ級潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーを破壊した。使用された巡航ミサイルのストームシャドーは、乾ドックに入っていた同艦を単に損傷させただけでなく、内側から爆破した。 18日にソーシャルメディアに投稿された同艦の残骸を写した写真からは、それがはっきりと示されている。ストームシャドーが着弾した中央部は外側にめくれており、ミサイルが艦体を貫通した後で爆発したことを示している。 #Ukraine: Photos showing the aftermath of the Ukrainian Storm Shadow missile strike on the Russian Pr. 636.3 "Rostov na Donu" submarine in Sevastopol- given the c
国連(CNN) ポーランドのドゥダ大統領は19日、ロシアの侵攻からウクライナを守るために西側諸国がウクライナを支援することは世界的に重要な結果をもたらすとの認識を示し、ウクライナの支援国に対して揺るぎない姿勢を保つよう促した。 ドゥダ氏は米ニューヨーク市にある国連本部でCNNの取材に答え、「ロシアが欧州の国境を強制的に動かすことを合法的にできないようにすることだ」と述べた。 ドゥダ氏は「これが将来の和平を保証するものであり、米国にとってもそうだ」と語った。ポーランドはウクライナと長く国境を接している。19日にはロシアのドローン(無人機)がウクライナ西部リビウの倉庫を攻撃し、国境周辺で戦火が激しくなっている。 ドゥダ氏は、妥協的な解決策は存在しないと述べた。これは、ウクライナのゼレンスキー大統領と立場を同じくしている。 ドゥダ氏は「ロシアを止めることができるのは、ロシアが敗北したときだけだ。
ニューヨークの国連総会に出席しているウクライナのゼレンスキー大統領が演説し、ロシアによる軍事侵攻を厳しく非難したうえで、「すべての力を結集し、侵略者を打ち負かすために団結して行動しなければならない」と述べ、国際社会に改めて支援を呼びかけました。 19日に国連総会で始まった各国の首脳らによる一般討論演説では、冒頭、グテーレス事務総長がロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、「国連憲章と国際法に違反する戦争は恐怖の連鎖を生み出し、人命を奪い、人権を踏みにじり、家族を離散させた。ウクライナにとどまらず、私たちすべてに深刻な影響を及ぼしている」と非難しました。 このあと、日本時間の20日午前3時ごろからはウクライナのゼレンスキー大統領が演説し、ロシアが世界を核戦争の恐怖に陥れ、食料供給をも脅かしていると厳しく非難したうえで、「すべての力を結集し、侵略者を打ち負かすために団結して行動しなければな
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アカデミー賞受賞映画『ナワリヌイ』に名門の影 2020年8月20日、ロシアの反体制指導者として知られるアレクセイ・ナワリヌイ氏がおそらく露当局の手によって毒殺されかけ、世界は大きな衝撃を受けた。 時は流れて今年3月12日、この暗殺未遂事件などを取り上げた映画『ナワリヌイ』が、アメリカでアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞に輝いた。 ロシア政府の暗部に切り込んだこの映画は、ウクライナ侵攻が始まった後に公開されたことも影響して、日本でも大きく注目された。だが、ヨーロッパ随一と言われる名門が製作に深く関与していたことは、どの国でもほとんど知られていない。 製作スタッフ陣をみれば、アソシエイト・プロデューサーとしてグロリア・ハプスブルクという女性を確認できる。その姓が示す通り、第1次世界大戦が終結するまで中欧に君臨していたあのハプスブルク家のご令嬢だ。 『ナワリヌイ』製作の立役者となったハプスブ
(CNN) ウクライナの反転攻勢が始まって数カ月が経過したが、一気に決定的突破口を開こうというウクライナの希望はだいぶ前にしぼんでしまった。 ウクライナ政府はロシア占領地域、とりわけ南部の奪還を目指して反転攻勢を仕掛けた。最近は再び楽観的な見方が出てきているとはいえ、これまでのところ成果は限定的で、それも多大な犠牲を払っている。ウクライナ軍が敵の防衛網の弱みを探る中、ロシア政府も成果を得ようとしており、戦争初期に一度は占領したものの1年前に奪還された北東部クピャンスクの街に進軍を試みている。 戦地の状況を正確かつリアルタイムに把握することはできないが、CNNでは最新の戦況で主な戦いの舞台となっている地域を検証してみた。 これまでの流れ ウクライナが反転攻勢に苦戦しているとはいえ、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が当初期待していた状況から程遠いことを忘れてはならない。 2022年2月にウ
ロシア人が民間人の勾留や拷問に使用したと考えられている拘置所の独房=2022年11月、ウクライナ・ヘルソン州/Chris McGrath/Getty Images (CNN) ウクライナのコスチン検事総長は10日までに、ロシア軍の捕虜となったウクライナ軍兵士の約9割が拷問、レイプ、性的暴行の脅しや他の非人道的な処遇の被害を受けていたとする最新の推計を明らかにした。 拷問などに関する国連特別報告者との会談で述べた。ロシア軍の占領から解放した全ての地域でこうした被害の証拠を見つけたと主張した。 「南部ヘルソン州だけで11の拷問用の部屋を発見した」と指摘。北東部ハルキウ州では約100件の拷問事件への捜査に踏み切ったとし、700人以上の被害者も特定したという。 検事総長は、様々な形態の拷問に関与した156人の容疑者を割り出したとし、このうちの114人を訴追したと述べた。容疑者にはロシア軍兵士や占領
(CNN) ウクライナ東部ドネツク州で、ロシアに占領されていた村の動物園から救出されたツキノワグマを、英スコットランドの動物園が引き取ることになった。 ウクライナの救護団体によると、ウクライナ軍兵士らが昨年10月、ロシアから奪還した村ヤンピルの動物園で12歳のツキノワグマを保護し、地名にちなんで「ヤンピル」と名付けた。 園内で飼育されていた約200頭の動物は大半が死んでいた。ヤンピルもおりの近くで起きた砲弾の爆発で脳に損傷を負い、そのままではあと数日の命だったという。 ヤンピルは保護された後、ウクライナからポーランドへ運ばれ、さらにベルギー北東部の救護センターへ移ってストレスケアと健康観察を受けている。 来年早々にも、スコットランドの首都エジンバラから西へ約30キロのファイブ・シスター動物園で新生活をスタートする予定だ。
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