化石が見つかったゴルゴサウルスの食事の様子を描いた想像図(Illustration by Julius Csotonyi, © Royal Tyrrell Museum of Palaeontology) カナダ・アルバータ州にあるカルガリー大学の研究者が、胃の中に最後の獲物が残った状態のティラノサウルス科の恐竜の化石を発見した。これまでほとんどわかっていなかったティラノサウルス類の幼体の食性を示す初の直接的な証拠だという。 カルガリー大学のダーラ・ゼレニツキー准教授によれば、胃の内容物がそのまま保存されたティラノサウルス科恐竜の化石が見つかったのは初めて。この個体は5~7歳の若さで死んだゴルゴサウルスで、体重は約335kg。鳥に似た恐竜の後ろ脚が2本、胃の中に残されていた。 ゴルゴサウルス化石の胃の内容物が見つかった部分を赤い四角で示した写真(Royal Tyrrell Museum o