子どもが集まらない-。8月上旬、函館市内の多くの町会が独自で開く港祭りに少子高齢化の影響が出ている。「時代の流れにさからえない」と中止に踏み切る町会も一部で見られるが、大半は「楽しみにしている人が多いから」と行事を続ける予定だ。 高盛町会(佐藤福明会長)は今年、町会創立翌年の1963年から毎年続けてきた港祭りの中止を決めた。費用約40~50万円は町会員や企業などの寄付金で賄い、赤字にはならないものの、ここ数年の子どもの参加者は5人ほど。「頑張って準備してもお年寄りばかり。子どもが集まらないようでは楽しくないし、やりがいもない」(佐藤会長)。 同町会によると、近隣の日乃出、宇賀浦の両町会も何年か前から夏祭りはやめているという。7月の高盛町会の役員会議でも中止に異論は出なかった。既に町内世帯に周知しているが、佐藤会長は町内の企業や、今年も夏祭りを実施予定という堀川町会にもあいさつに出向いた。
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