道南に初夏の訪れを告げる今季のスルメイカ漁が解禁され、北海道函館市の函館漁港などに5日早朝、初水揚げされた。漁船の水槽からは生きたままの「いけすイカ」が次々とすくい上げられた。函館名物のスルメイカは今季も不漁が予想されており、関係者は漁獲量の増加を期待している。 1日が休漁日、2、3日は天候不良で出漁を見合わせ、4日に11隻が今季初出港。3隻は水揚げがなく、5日に初水揚げした「いけすイカ」は約113キロ(昨年約860キロ)にとどまった。午前5時半に始まった初競りでは、「いけすイカ」の最高値は1キロ3800円だった昨年の倍以上の同8000円となった。 市によると、昨季(昨年6月~今年1月末)のスルメイカ取扱量は、前年比231トン減で過去最低となる317トン。1キロ当たりの価格は1344円と初めて1000円を超え、過去最高を記録した。 道立総合研究機構函館水産試験場は5月19~22日に津軽海峡
道南のスルメイカ漁の今季初水揚げがあった5日、函館市内の市場や飲食店などには初物が並び、観光客らが旬の味を堪能した。記録的な不漁が続く中、初日の水揚げ量は昨年の8割減の221キロと厳しい出だしに。中には価格高騰で仕入れを断念する店もあった。...
■坂詰怜記者: 「いけすの中からは新鮮なスルメイカが次々とすくい上げられていきます。」 かつて「庶民の味」とも言われたスルメイカ。 函館で今シーズンの漁が始まりましたが、5日朝に水揚げされたのはわずか200キロ。 初水揚げの量としてはここ5年で最も少なくなりました。 ■漁師: 「20匹、もう休みです。商売になりません」「全然少ないけど、仕方ねえもん、イカいないもん。」。 先月19日から22日にかけての道総研の調査では、津軽海峡付近から秋田県沖までで取れたイカは、2匹だけ。 調査を開始した2001年以降で最も少なく、不漁が見込まれていました。 大きさも、いまひとつのようです。 ■漁師: Q今年のイカの大きさは?「小さい、日本海40年行くけど今年は記録的に小さい」「イカの住みにくい海になってきてるんでねえの」 初セリでは1キロ8000円と、去年の3800円を大きく上回る最高値がつきました。 ■
漁師は悲鳴「商売にならない」スルメイカ漁の初水揚げはまたも漁獲量が大幅減…名物復活に今できることは?新たな活路を「トラウトサーモン」養殖に見出す動きも 2024年06月05日(水) 19時46分 更新 函館名物スルメイカの初水揚げは、去年より大幅に漁獲量が減りました。そんな中、新たな活路を見い出す動きが広がっています。 5日朝の函館漁港です。6月1日に漁が解禁になった「スルメイカ」が初水揚げされました。しかし、漁師たちは浮かない表情です。 漁師 「全然ダメだった」「商売になんねぇべさ」 ここ数年、記録的な不漁が続いている道南のスルメイカ漁。5日朝の初競りでは、去年の倍となる1キロ8000円の高値がつきました。 スルメイカはどこに行ってしまったのでしょうか。不漁の原因をもうひとホリします。 イカをイメージした「イカ踊り」に、マスコットキャラクターのイカール星人!イカの町として知られる函館の名
不漁が続いている道南のスルメイカ漁が解禁されました。 函館では2024年6月5日朝に初水揚げされましたが、2023年に比べ大幅に少なく寂しいスタートとなりました。 イキのいい新鮮なスルメイカ。 スルメイカ漁が解禁となり5日朝、漁を終えた漁船が函館の港にもどってきました。 期待の膨らむ初水揚げですが、ことしはー (漁師)「ダメだなと思って覚悟して行ったんだけど、それでも油代だけはとってきた。厳しいね」 (漁師)「20匹です。もう休みです。商売になりません」 船の生け簀を見せてもらうと、とれたスルメイカは数えられる程度・・・ 5日朝の水揚げ量はおよそ200キロで、去年の6分の1程度にとどまりました。 函館から出漁した11隻のイカ釣り漁船のうち、3隻は水揚げがまったくなかったということです。 水揚げされたばかりのスルメイカはさっそく観光名所・函館朝市にー イカ釣りが体験でき、釣ったイカをその場で
スルメイカの記録的な不漁が続く中、函館市で今シーズン初めての水揚げが行われました。去年よりも水揚げが大幅に減ったことなどから、初競りの最高価格は、去年の2倍以上の1キロあたり8000円となりました。 北海道のスルメイカ漁は今月解禁されましたが、波が高かったことなどから、4日が今シーズン初めての出港になり、函館市入舟町の漁港では、4日午前4時ごろから、港に戻った漁船からスルメイカが水揚げされました。 函館市の卸売市場で行われた初競りでは、漁船の水槽で生きたまま運ばれた「生けすイカ」の最高価格が、1キロあたり8000円となりました。 4日競りにかけられたスルメイカは、およそ113キロと去年の初水揚げの日の860キロから大幅に減少したことに加え、ご祝儀相場もあって去年の3800円の2倍以上となりました。 また、1匹の重さは40グラムほどのものが多く去年より小さくなっているということです。 漁業者
今月、解禁された北海道南部のスルメイカ漁。5日あさ、函館市の港で初水揚げされ初セリでは1kg8000円の最高値がつきました。 函館漁港には4日午後9時ごろから青森県沖で漁を終えた漁船11隻が戻り去年のわずか5分の1ほどのおよそ200kgが初水揚げされました。 スルメイカの漁獲量は年々減少傾向にあり、道総研函館水産試験場によりますと今年の解禁直後は不漁が予想されています。 漁師)「(とれた量は)全然少ないけれどしかたない。イカがいないんだもの。厳しい」。 「カランカラン」 初セリでは生きたまま取り引きされる「いけすイカ」に去年の1kg3800円を大きく上回る1kg8000円の最高値が付けられました。
名物復活なるか「スルメイカ漁」解禁で函館から出漁 北海道岩内町の港ではマチの新特産品を目指して養殖の“トラウトサーモン”水揚げも 2024年06月04日(火) 19時05分 更新 北海道南部のスルメイカ漁が解禁され、4日朝、北海道函館市の漁港から船が出漁しました。 一方、後志地方の岩内町では、新たな期待が込められた魚が水揚げされました。 函館漁港では、4日朝、漁師たちが出漁の準備に追われていました。 北海道南部のスルメイカ漁は、6月1日に解禁されましたが、漁場となる青森県沖の風が強く、出漁を見合わせていました。 函館水産試験場が5月行った漁獲調査では、1時間あたりに獲れるイカの数が2001年以降で最低の値でした。 豊進丸 佐藤豊次さん 「2日休んだからね、イカ待っててくれればいいけど。行ってみなきゃわかりません」 スルメイカは、5日朝、初水揚げされ、そのまま競りにかけられる予定です。 一方
1日解禁した道南スルメイカ漁は3日早朝、海上しけのため2日連続で今季初出漁を見合わせた。函館漁港から出港した船はなく、港は静まり返っていた。 今年は1日が休漁日のため、2日が初出漁だったが、しけで見合わせ、3日も出漁しなかった。天候が回復次第、4日に初出漁し、5日に初水揚げの予定。函館市水産物地方卸売市場で「いけすイカ」の初競りがある。漁期は来年1月末まで。 その他の新着ニュース 函館競馬開幕、初日から競馬ファンで盛況...2024/6/8 駒ケ岳噴火に備え防災訓練 情報収集、避難への対応実践...2024/6/3 道南スルメイカ初出漁見合せ 2日連続...2024/6/3 函館の観光入り込み客数528万6000人 コロナ禍前と同水準に...2024/5/31 人馬の無事祈る 競馬開催へ馬場浄めと馬頭観世音祭...2024/5/30 函館サーモン今年度初水揚げ 出荷量大幅増へ好スタート..
【函館】6月1日の道南スルメイカ漁解禁を前に、道立総合研究機構函館水試(函館市)は、津軽海峡から秋田沖にかけての日本海で実施した漁獲調査の結果を発表した。スルメイカの漁獲は4日間でわずか計2匹にとどまり、2001年以降で最少だった。同水試は「漁期序盤は不漁が予想される」とみている。...
函館市漁協の下部組織、函館サーモン部会が函館漁港(入舟町)内で養殖するトラウトサーモンの今年度初水揚げが28日に行われた。この日は昨年11月から養殖されてきたサーモンのうち、3キロを超える約550匹が捕獲され、その場で血抜きし氷水でしめた後、水産会社に運ばれ加工処理が施され市内のスーパーや飲食店に出荷された。30日には「函館サーモン」のブランド名で店頭に並ぶ予定。総出荷数は昨年度の4000匹から9000匹に増える見通し。 同漁協では天然魚の不漁により漁業者を取り巻く環境が厳しさを増す中、育てる漁業に活路を見出そうと2021年にトラウトサーモンの海面養殖に着手。初年度は400匹からスタートし、22年6月に200匹を初水揚げた。 2年目の22年度は前年の10倍以上となる約5000匹を生けすに放ち、約9割の4500匹が成育。3年目となる昨年は生けすの数をこれまでの3基から6基に倍増し、約1万10
酒造りの生産から製品化までの流れを市民に体験してもらう「市民の地酒づくりプロジェクト」の酒米の田植えが26日、函館市民農園「亀尾ふれあいの里」(函館市米原町)で行われた。...
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