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ブックマーク / realsound.jp (30)

  • 応援上映の全国一斉開催は体験の質を下げる? 映画興行の画一化がもたらすもの

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来などを提案するこのコラム、第49回は「映画興行の画一化は何を引き起こすか」というテーマで。 「〇月〇日全国一斉販売開始」 「〇月〇日〇:〇〇 応援上映開催」 「均一料金〇〇円」 映画ファンの皆様は、最近頻繁にこういうものを目にするのではないでしょうか? 映画の公開日こそ、遥か以前から全国一斉が大多数でしたが、ここ数年はそれに収まらず、何かしらのイベント上映だと日時のみならず予約/販売開始日が一斉であることも増えてきました。短尺のアニメ作品などに多く見られますが、料金を均一にするパターンもかなり増えてきました。一般料金2,000円のところ1,600円均一で、ということが多いですね。 開催日の指定、場合によっては上映開始時間の指定、料金の指定、販売開始日の指定、そし

    応援上映の全国一斉開催は体験の質を下げる? 映画興行の画一化がもたらすもの
    ckom
    ckom 2024/03/03
    応援上映の全国一斉実施は逆に盛り上がらないというのは同意です。以前も応援上映を「成り立たせる」ために必要な工夫みたいな記事を書きました https://ckworks.jp/blog/archives/2021/09/cinecitta_bangdream_filmlive_2ndstage_ouen.html
  • 漫画家と男の娘VTuberが辿ってきた“独自のルート” 佃煮のりお/犬山たまきが語り尽くす「のりプロ」のこれまでとこれから

    漫画家と男の娘VTuberが辿ってきた“独自のルート” 佃煮のりお/犬山たまきが語り尽くす「のりプロ」のこれまでとこれから バーチャルYouTuber(VTuber)をはじめとする、“バーチャルタレント”シーンを様々な視点から見ているクリエイター・文化人に話を聞く連載『Talk About Virtual Talent』。今回は『双葉さん家の姉弟』やアニメ化も果たした『ひめゴト』などで知られる漫画家・佃煮のりおがプロデュースするVTuberプロダクション「のりプロ」について、佃煮のりおと彼女が産んだ男の娘VTuber・犬山たまきへインタビュー。 多くの個性的なタレントが所属し、さらにはモデラーや動画師を自前で抱える「のりプロ」。今回は“ふたり”がVTuberとして走り始めたころから同事務所を立ち上げて現在に至るまでの軌跡を振り返ってもらった。 佃煮のりおのプロデュース手腕、犬山たまきの苦悩

    漫画家と男の娘VTuberが辿ってきた“独自のルート” 佃煮のりお/犬山たまきが語り尽くす「のりプロ」のこれまでとこれから
    ckom
    ckom 2023/09/10
  • 「ドン勝生活」「Vtuber甲子園」「神域リーグ」……ヒットコンテンツを生み出し続ける天開司が積み上げた5年間とこれから

    2017年から2018年にかけて、一気にVTuber、バーチャルYouTuberが話題になってからはや5年。当時は“珍しいもの”として見られていたバーチャルYouTuberも、いまではコンビニの棚にコラボ商品が並んだり、地上波のテレビ番組に登場するまでの存在になった。 にじさんじホロライブなど企業所属のVTuberが特に目立つなか、個人で活動するVTuberも工夫と苦労を重ねて、人気を伸ばし続けている。今回は個人で活動を続ける男性VTuber・天開司に、デビューした2018年からの活動を伺いながら、激変を続けるVTuberシーンの様子を追ってみた。(たまごまご) 【特集】バーチャルの世界の狭間で ■天開司 BANs筆頭、バーチャル債務者Youtuberの天開司だ・・・・! ゲーム実況、歌ってみたを中心に、さまざまな活動をしている・・・・! 目指すは借金返済・・・・・・!(Twitter

    「ドン勝生活」「Vtuber甲子園」「神域リーグ」……ヒットコンテンツを生み出し続ける天開司が積み上げた5年間とこれから
    ckom
    ckom 2023/07/26
    メイカさんや兎鞠さんもそうですが、長い間トップランナーを張っている方は本当に色々なことを考え抜いて活動されていて凄いですよね。
  • 流行から約5年、いかにして「VTuber」は市民権を得たのか 5つのポイントで振り返る概略VTuber史

    流行から約5年、いかにして「VTuber」は市民権を得たのか 5つのポイントで振り返る概略VTuber史 バーチャルYouTuber、VTuber。2016年にパイオニアであるキズナアイが誕生、2017年末ごろから「VTuberブーム」が起き、数多くのVTuberが登場し、注目を集めたことから流行となり、現在に至るまでのカルチャーが形成された。 そんなVTuberたちの流行が始まって5年。2023年の現在、ひとたびコンビニに足を踏み入れれば、VTuberのグッズプレゼントキャンペーンがおこなわれていたり、コラボ商品が並んでいることも珍しくない。店内放送に耳を傾ければ、にじさんじ所属・壱百万点原サロメが出演するヨーグルトのCMやホロライブ所属・星街すいせいのアルバム告知がアナウンスされ、新宿や池袋などではファンによる推しの誕生日を記念したいわゆる「推し広告」が駅構内に掲示されるなど、気づけば

    流行から約5年、いかにして「VTuber」は市民権を得たのか 5つのポイントで振り返る概略VTuber史
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    ckom 2023/05/25
  • 『ラブライブ!サンシャイン!!』なぜ沼津の街に根付いた? キーパーソンに聞く、「地元」と「ファン」の蜜月関係と未来地図

    『ラブライブ!サンシャイン!!』なぜ沼津の街に根付いた? キーパーソンに聞く、「地元」と「ファン」の蜜月関係と未来地図 静岡県沼津市がアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台になった“聖地”であることはよく知られている。こうしたアニメの舞台を巡って旅行することを“聖地巡礼”というが、沼津は個人経営の店舗から大手チェーン店、そして行政をも巻き込んだ巨大なムーブメントになっており、アニメを使った町おこしの成功事例としても名高い。 こうした町おこしの成功のためには、アニメそのものが魅力的であるのはもちろん重要だが、作品の世界観を理解し、地元で意欲的に活動するキーパーソンが欠かせない。そんな一人が、沼津あげつち商店街に店舗を構える「つじ写真館」の峯知美さんである。アニメの放映開始からはや7年が経過したが、沼津では今なお作品とのコラボやイベントが継続されている。先日も、JR東海が沼津駅で大規模な

    『ラブライブ!サンシャイン!!』なぜ沼津の街に根付いた? キーパーソンに聞く、「地元」と「ファン」の蜜月関係と未来地図
  • 「お待たせ、待った?」でお馴染み にじさんじの雑談女王・アンジュ・カトリーナの“衝動”は止まらない

    つい先日にはにじさんじ元1期生がデビュー5周年を迎え、それを祝す配信がなされた。シーンのなかでもベテラン組にあたる元1期生を筆頭に、現在約150名のメンバーが所属・活動しているにじさんじ。その層の厚さは今後も大きな影響を与えるだろう。 今週から毎週に渡ってご紹介していく30~40名のメンバーは、にじさんじ始動から2年目にあたる、2019年2月8日以降にデビューしたメンバーであり、現在のにじさんじのなかでも主軸を担うメンバーが揃っている。 特に今週・来週と紹介するリゼ・ヘルエスタとアンジュ・カトリーナ、そして以前に執筆した戌亥とこの3人は、2023年2月上旬現在のYouTubeチャンネル登録者数がそれぞれ70万人を超え、上位から数えるとちょうど3人が仲良く並んでいる格好だ。 この3人は「さんばか」と呼ばれるユニットとして共に活動することもあり、大型イベントでもひと枠分の時間を彼女ら3人に任せ

    「お待たせ、待った?」でお馴染み にじさんじの雑談女王・アンジュ・カトリーナの“衝動”は止まらない
    ckom
    ckom 2023/02/19
    さすがのまとめ。「気分ええでぇ!」
  • 『すずめの戸締まり』などアニメ映画の興行で定着した入場者特典 コストは億超え?

    アニメ映画の興行ですっかり定着した入場者特典。近頃では、第5、6弾くらいまで特典を用意するのが当たり前になりつつある。 こうした傾向を「特典商法」と揶揄する向きも一部にある。映画は商売であることは絶対に否定できない事実なので、たしかにこれは「商法」である。それ自体は正しい。 しかし、これが揶揄されるべきことかどうかには一考の余地がある。そもそも、「商法」という言葉にどうして悪い印象があるのだろう。商売である以上、商法があるのは当たり前なのに。 特典商法は悪で、マスメディアによる大量宣伝手法は悪ではないのだろうか。編にはないシーンを予告で使用する商法は悪ではないのか、前売り券を大量に配るのはどうか。映画が日でまだ活動写真と呼ばれていた頃には、フィルムの回転スピードを上げて上映時間を短くして、一日の上映回数を増やすということも行われていたらしいが、これは悪だろうか。 時代によって映画の商法

    『すずめの戸締まり』などアニメ映画の興行で定着した入場者特典 コストは億超え?
    ckom
    ckom 2023/02/11
    特典ヘイトを感じる場合、まず「特典は全て手に入れなければならない」という呪縛から解き放たれることを考えたほうが。
  • 『映画大好きポンポさん』には人生の教訓が詰まっている “編集”に着眼した新しさ

    平尾隆之監督作品『映画大好きポンポさん』(以下、『ポンポさん』)は、キーボードの「delete」ボタンを繰り返し見せる。 作は、杉谷庄吾【人間プラモ】氏の同名マンガを原作にした長編アニメーション映画だが、実写映画の製作現場を描いた作品だ。「映画作りを描く映画」は、これまでに数多く作られているが、作はそれらの作品群の中で特異な位置にある。それは、作がアニメだからというのもあるが、それ以上に「delete」ボタンが象徴するものによって生じている。 映画制作は大まかに3段階に分けられる。撮影前の準備段階であるプリプロダクション(プリプロ)、撮影、そして編集と音響制作など撮影後に行う作業を指すポストプロダクション(ポスプロ)だ。 映画作りを描く映画は、撮影現場かプリプロでのやり取りを中心に物語が構成されることが多い。DVDなどの映像特典として定着しているメイキング動画でも撮影現場に比重が置か

    『映画大好きポンポさん』には人生の教訓が詰まっている “編集”に着眼した新しさ
  • 星街すいせい、音楽の力で刷新する“VTuber”への先入観 「THE FIRST TAKE」出演で一歩近づいた理想の未来

    星街すいせい、音楽の力で刷新する“VTuber”への先入観 「THE FIRST TAKE」出演で一歩近づいた理想の未来 星街すいせいが、2ndアルバム『Specter』をリリースした。同作にはAyase、じん、田淵智也、ナナホシ管弦楽団ら豪華クリエイターが楽曲を提供。1stアルバム『Still Still Stellar』はアイドル・星街すいせいの名刺代わりになるような作品だったが、今作には彼女の内面性をより深く表現したダークさが滲む尖ったポップソングがラインナップされている。 1月20日にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に出演し、同時視聴者数16万人、公開3日で500万回再生という驚くべき数字を叩き出した星街すいせい。日々の配信で娯楽を届けるVTuberであり、音楽で感動をもたらす歌手でもある彼女は、新たなエンターテインメントの地平を開拓するパイオニアとして国内

    星街すいせい、音楽の力で刷新する“VTuber”への先入観 「THE FIRST TAKE」出演で一歩近づいた理想の未来
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    ckom 2023/01/28
  • 発展するVTuber音楽、近づきつつあるVRChatとVTuberの距離……VTuber有識者たちによる座談会企画(後編)

    発展するVTuber音楽、近づきつつあるVRChatVTuberの距離……VTuber有識者たちによる座談会企画(後編) バーチャルYouTuber(VTuber)に関するあらゆるエンタメが発展し続けている現在。活動者や事務所、音楽や映像、技術などについて、「VTuberのタレント化・インフルエンサー化」「2022年のVTuber音楽」、「多様なプラットフォームを跨いだ活動」、「2022年のVRChatVTuber」という4つのテーマで、4人の有識者ーー草野虹氏、たまごまご氏、森山ド・ロ氏、ゆがみん氏が語り合う座談会企画。前編では「VTuberのタレント化・インフルエンサー化」「多様なプラットフォームを跨いだ活動」について語り合ってもらった。後編では「2022年のVTuber音楽」、「2022年のVRChatVTuber」について、話がさらに展開していく。(編集部) <プロフィール>

    発展するVTuber音楽、近づきつつあるVRChatとVTuberの距離……VTuber有識者たちによる座談会企画(後編)
    ckom
    ckom 2022/12/30
    とても興味深いお話でした。アプローチの仕方が本当に全然違うものが互いの距離を探りつつ交わり合ったりし始めているので、これからどんどん色んなことが起こりそうですね。
  • VTuberのタレント化&マルチプラットフォーム化が進んだ1年と、その先にあるものーー有識者たちによる座談会企画(前編)

    VTuberのタレント化&マルチプラットフォーム化が進んだ1年と、その先にあるものーー有識者たちによる座談会企画(前編) 2022年はMeta社(旧:Facebook社)が大々的に掲げた「メタバース」という概念の浸透を含め、あらゆる人にとってバーチャルな世界・存在との距離がグッと縮まった1年といえるだろう。 バーチャルな存在といえば、先日バーチャルYouTuberの数が2万人を突破したことも発表された。視聴者の数もどんどん増えており、タレントの広告起用なども相まってか、アーリーアダプター以外への認知もなお拡大し続けている。 今回はそんな1年の年の瀬に、有識者たちを迎えた座談会を実施。草野虹氏、たまごまご氏、森山ド・ロ氏、ゆがみん氏を参加者に迎え、「VTuberのタレント化・インフルエンサー化」「2022年のVTuber音楽」、「多様なプラットフォームを跨いだ活動」、「2022年のVRCha

    VTuberのタレント化&マルチプラットフォーム化が進んだ1年と、その先にあるものーー有識者たちによる座談会企画(前編)
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    ckom 2022/12/28
  • VTuber界でも屈指のMC力を誇る早瀬走 人を惹きつけるキャラクターと意外なギャップに迫る

    現在のVTuberシーンにおけるトップランナーの一社であるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。 メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ1年ほどはエンターテインメントのフィールドで、アーティストとして陽の目を浴びる者も増加している。 今回は、関西出身らしいノリの良さを活かし、場の空気をまとめて切り盛りしている早瀬走について紹介したい。 2019年9月21日にYouTubeで初配信を行い、健屋花那、シェリン・バーガンディと同じくデビューを果たした早瀬走。彼・彼女ら3人については先に執筆させてもらった2人の記事内でも言及しているように、「チューリップ組」としてデビュー直後から多くの配信を共にしてきた。 初配信時にはリレー企画「強制サムネ配信」と題した企画を実施。同

    VTuber界でも屈指のMC力を誇る早瀬走 人を惹きつけるキャラクターと意外なギャップに迫る
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    ckom 2022/04/09
  • 新文芸坐×新宿武蔵野館×立川シネマシティの担当者が語り合う、コロナ禍以降の映画館

    取材協力=立川シネマシティ・遠山武志、新宿武蔵野館・西島新、新文芸坐・花俟良王、文・取材=アナイス(ANAIS)、石井達也 新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年。4月には緊急事態宣言が発令され、映画館は一時閉鎖状態にまで陥った。再び1都3県に緊急事態宣言が発令され、業界全体に暗雲が立ち込めている現在、映画館側は一体どのように切り抜き、今後どのように戦っていくのか。 コロナ禍以降の映画館運営や、配信との同時公開問題、映画館で映画を観る醍醐味などを、立川シネマシティの遠山武志氏、新宿武蔵野館の西島新氏、新文芸坐の花俟良王氏を迎え、語り合ってもらった。(12月某日取材実施) コロナ禍以降、運営面での変化 ーーコロナ禍以降、座席数の減少や飲の禁止など、これまでとまったく異なる映画館運営が求められたかと思います。実際に現場ではどのような変化が起きたのでしょうか? 遠山武志(以下、遠山):運

    新文芸坐×新宿武蔵野館×立川シネマシティの担当者が語り合う、コロナ禍以降の映画館
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    ckom 2021/01/18
  • 映画館の収益は売店頼りって本当? 『鬼滅の刃』驚異的大ヒットを機に再確認したい映画館の意義

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第43回は“映画館の収益は売店頼りって当?”というテーマで。 『鬼滅の刃』驚異的大ヒットに救われた映画館 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable コロナ禍で壊滅的な打撃を受けている映画館業界ですが、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の驚異的な超特大ヒットに、当に救われています。 緊急事態宣言明けの再開直後の6月は、立川シネマシティでは前年同月比で2割に満たないという、さてそろそろ閉館の貼り紙の下書きでも始めるか、と思わせる惨憺たる状況でしたが、ようやく10月には7割程度にまで戻ってきました。 映画館として期待してしまうのは、今回の『鬼滅の刃』の劇場版は、純粋なアニメ版の続きだということ

    映画館の収益は売店頼りって本当? 『鬼滅の刃』驚異的大ヒットを機に再確認したい映画館の意義
    ckom
    ckom 2020/11/05
  • りぼん、なかよし、ちゃお……90年代、少女マンガ誌の逆転劇はどう起こされた?

    小学校女子向けマンガ誌のトップは2001年以降「ちゃお」である。しかし90年代まで「りぼん」「なかよし」「ちゃお」の順だった。この逆転は、いかにして果たされたのか? 『ちびまる子ちゃん』を『セーラームーン』で追う――「りぼん」vs「なかよし」 1990年、「りぼん」は『ちびまる子ちゃん』がTVアニメ化して大ヒットし、『サザエさん』を抜く高視聴率を達成する。91年まででコミックスは累計1600万部。このとき「りぼん」200万部前後、「なかよし」80万部前後。一方「ちゃお」は20万部を割っていた(『出版指標年報1992年版』)。 92年から93年にかけて、「りぼん」を追う「なかよし」の部数が急増する。それまで「なかよし」は70年代後半に『キャンディキャンディ』人気で180万部に達したのが最高部数だったが、武内直子の『美少女戦士セーラームーン』の登場によって記録を更新したのだ。92年9月号には1

    りぼん、なかよし、ちゃお……90年代、少女マンガ誌の逆転劇はどう起こされた?
  • 映画館の予告編は長すぎる? サブスクリプションの浸透にともなう広告モデルの変化

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第42回は“映画館の予告編は長すぎる?”というテーマで。 何をもって「長い」とするのか 映画の予告編をめぐる問題はたくさんあります。よく取り上げられるのは「ネタバレ」問題。映画の「おいしいシーン」を数珠つなぎにして観せてしまって、編鑑賞が確認作業みたいになってしまうというヤツですね。派手なアクション映画にありがちです。こういうのは、予告編が面白さのピークであることも(笑)。 作りがうますぎて、予告編だけで観た気になってしまうものもあります。最近なら『フォードvsフェラーリ』の第2弾予告がそんな感じでした。メチャクチャよく出来ていて、ビシッとストーリーが頭に入ってきます。ただ編はこの予告編の満足感と予定調和の印象をはるかに上回ってくれる

    映画館の予告編は長すぎる? サブスクリプションの浸透にともなう広告モデルの変化
    ckom
    ckom 2020/01/26
    予告枠の在り方もいろいろな工夫の余地がありそうですね。面白いです。
  • 「上映中にスマホを見る問題」の根本的な解決策は映画館の地位向上? 観客の“熱量格差”を考える

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第41回は“映画館マナーはどこまで厳格化されればいいの?”というテーマで。少し前に「上映中にスマホを見る問題」が論争になったことを受けてです。 映画館とクラシックホールの違い 映画映画の頂点『ニュー・シネマ・パラダイス』では、第二次世界大戦後まもなくから50年代の終わりごろまでのイタリアはシチリアにある映画館での鑑賞の様子が描かれます。詳細はぜひ作品をご覧いただきたいのですが、まあ自由で大らかです(笑)。映画的演出の誇張もかなりあるとは思いますが、大人も子供も大騒ぎ。これがシチリア人気質なのか、あるいは時代のせいなのか、その両方かも知れませんが、確かに「映画館」というものの長所も短所も捉えていると思います。 演劇、コンサート、伝統芸能な

    「上映中にスマホを見る問題」の根本的な解決策は映画館の地位向上? 観客の“熱量格差”を考える
    ckom
    ckom 2019/12/20
    深く首肯します。映画館という施設は鑑賞スタイルの多様化にどうやって「前向きに」向き合うことができるか? / (ご参考)https://ckworks.jp/blog/archives/2018/05/eiga_bakuon.html
  • 「若者の映画館離れ」は本当か? 立川シネマシティが「次世代育成計画」に込めた思い

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第40回は“「若者の映画館離れ」は当か?”というテーマで。 映画ファンであればあるほど“勘違い”が生まれる? 少し前に「若者の東京離れ」というのがニュースになってましたが、最近は「若者の○○離れ」、あんまり言われなくなりましたね。飽きられたからなのか、もはや常識化したからなのか、いろんなものが案外そうでもなかったことがわかってきたからなのか、わかりませんが、じゃあ「若者の映画館離れ」はどうなのか、と編集部からお題をいただいたので、このテーマで書いてみようと。 ただし、これ地域や劇場の性格によって、かなり差があるように思えます。そもそも若者人口が激減している地域とか、あるいは実質車でしか行けないシネコンだと高齢者や未成年同士では行きづらい

    「若者の映画館離れ」は本当か? 立川シネマシティが「次世代育成計画」に込めた思い
    ckom
    ckom 2019/09/23
    大切な視点。偶に平日午後に映画に行くと中高生こんなにいるの?!と思うことがあります。『だから映画ファンであればあるほど、自分と同世代が「観客の主流」と感じやすいのは致し方ありません。』
  • 『ガルパン』『サイコパス』『スパイダーバース』も 音響監督・岩浪美和に聞く、映画の音の作り方

    映画における音の価値は日に日に高まっているように感じる。IMAXやドルビーアトモスといった特別上映の普及や、各地で開催される爆音上映といった企画上映会により、映画館の音響システムで作品を楽しむ習慣は広く根付いている。 今回、リアルサウンド映画部では、そんな映画の音を追求し、アニメーションから洋画の吹替まで幅広く担当する音響監督・岩浪美和にインタビューを行った。2015年に彼が手がけた『ガールズ&パンツァー 劇場版』は、1年以上のロングランヒットを叩き出し、深夜アニメ発の劇場作品としては異例の興行収入25億円を記録。今年は既に『サイコパス Sinners of the System』3部作、『劇場版 幼女戦記』、『スパイダーマン:スパイダーバース』と3タイトルに関わっている岩浪音響監督に、映画の音作りについて語ってもらった。 「映画館でしかできない体験を」 ーーまずは音響監督という仕事につい

    『ガルパン』『サイコパス』『スパイダーバース』も 音響監督・岩浪美和に聞く、映画の音の作り方
    ckom
    ckom 2019/03/15
    『例えば『ガルパン』だと、有利なときと、不利なときで発砲音が違うんですよ(笑)』
  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日のアニメ界で最も信頼できる脚家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

    『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは