河野太郎外相は3日午前の閣議後の記者会見で、米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」が、北朝鮮が新たな核実験の準備をしている可能性に言及した河野氏の発言について、「裏付けとなる動きは確認できない」とする分析を発表したことに対し、「さまざま公開されている情報をみる限り、北朝鮮の実験場を含む核関連施設での活動は続いていると思う」と指摘し、警戒を緩めない考えを改めて示した。 河野氏は3月31日、高知市での講演で、北朝鮮が非核化に向けた具体的な計画を示していないのを踏まえ「(過去に)核実験をやった実験場でトンネルから土を運び出し、次の核実験の用意を一生懸命にやっているのも見える」と指摘していた。