■プロジェクトJAPANシリーズ 日本と朝鮮半島 第1回 韓国併合への道 伊藤博文とアン・ジュングン http://www.nhk.or.jp/special/onair/100418.html リアルタイムで視聴。何か想像以上に、各方面(主に修正主義的な人々)に気を使ったのだなと思わせる構成になっていた。おそらく『アジアの”一等国”』(http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20090412/p1)への批判があまりにも大きかったせいで相当ナイーヴになっているのだろう。 そのせいもあって、この番組は内容として不満が残るものであったのみならず、構成においてもやや不自然なところが多かったように感じられる。主題は明確で、「帝国主義者」で「リアリスト」の伊藤博文と「反帝国主義者」で「理想主義者」のアン・ジュングンという二人の登場人物の違いを、それぞれの立場の象徴として際立たせ、
『大祚栄(テジョヨン)』第45話の展開に、またしても唸ってしまった。ほとんど理論的な興奮を覚えたといってもいい。韓国の歴史ドラマの作り手たちは、「転形期の思考」がわかっているというか、不可能が可能になる瞬間、権力の重心移動が思わぬ転回を見せる弁証法的プロセスを体得しているという気がする。 情勢は高句麗国の滅亡後、次第に勢いを盛り返してきたテ・ジョヨンら抗唐勢力が、平壌城の安東都護府(アンドントホブ)を破り、保管されていた高句麗の流民20万人の名簿を燃やし(第43話)、さらに、ポジャン王の甥コ・アンスンが新羅の後見の下、漢城で新生高句麗国の建国を宣言する(第44話)に至っている。 ところが、唐と軍事同盟を結んでいる新羅は、都護府使ソル・イングィの圧力によって、テ・ジョヨンを捕獲し、引き渡すことを要求される。アンスン王も、新羅の密使の圧力に逆らえず、テ・ジョヨンを新羅の元へと赴かせる。そして
お返事がたまっている。ううう。 ■シリーズ JAPANデビュー 第1回 アジアの“一等国” http://www.nhk.or.jp/special/onair/090405.html さて、台湾問題を扱ったこの番組が「反日」であるという理由で問題になっているらしい。確かに、「そのとき歴史が動いた」ならば「良き植民地主義者」として描かれるであろう後藤新平の差別主義者、弾圧者としての側面を強調するなど、非常に興味深い番組であった。 しかし、台湾の人々の植民地時代にたいする批判的な証言を多く紹介し、日本支配の抑圧的な側面を取り上げたからといって、それが「親日的な」台湾、あるいは「親日的な」台湾の人びとについて事実を歪めたとする考えは、あまりにも皮相的に過ぎるといえよう。現代台湾の植民地時代にたいするアンビヴァレント性は、以下の記事に詳しい。 ■「台湾=親日」 http://blog.lived
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