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historyとmovieに関するmfluderのブックマーク (1)

  • 2009-04-24

    重い社会派映画を三作。 第二次世界大戦中にソ連がポーランド将校らを大量虐殺し、その後半世紀も黙殺された「カチンの森事件」を描いたアンジェイ・ワイダ監督の「カチン」は生きてて良かった、この作品世界の中に生きていなくて良かったと、震えるように思わせてくれる稀な作品だ。見終わってから、ダンナと二匹を抱きしめた。 物語はポーランド将校とそのを中心に展開する。スターリン体制下のソ連が行い、ゴルバチョフが認めた大虐殺は、一般に思われているように(とはいえ、現在でもあまり知られていないが)将校だけでなく、エンジニアやインテリなど民間人も含まれ、ポーランドの国自体とその再建を抹殺しようとした試みだった。一方、ナチスはクラクフの大学を閉鎖して教授らを収容所に送り、その中には主人公の父がいる。 正直言って、まだ生きていたとは知らなかったが、さすが巨匠ワイダ監督、淡々とした確実なタッチが事実の重みを伝える。

    2009-04-24
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