先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
1934年8月2日、ドイツ(ワイマール共和国)大統領ヒンデンブルク元帥が亡くなりました。首相ヒトラーはただちに「指導者兼帝国宰相」、つまり総統に就任し、独裁体制を打ち立てました。これはそんな記念日の直前に起こった、麻生太郎副総理のワイマール憲法とナチスをめぐる「失言」をきっかけとして、ネット上で生じたやりとりをまとめたものです。 主な発言者は、戦間期のドイツ史を専門とし、名編「やる夫がフューラーになるようです」http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-182.html をネット上に発表された、こなたま氏です。かたや、メディアによく登場する有名美容外科医院・高須クリニックを経営する高須克弥氏など。 続きを読む
一週間ほど前に、私のツイッターアカウントあてにネトウヨが「南京虐殺の証が有れば教えてくれる?」などとメンションを送ってきたので、定番の資料集リストを第一弾として提示したうえで「全部読み終わったらまた連絡ください。続きを教えます」と返答したところ、速攻で「転進」をはじめるというお決まりの結果となりました。ツイートをいくつか削除しているようですが、その削除されたツイートでは「この手の証言はずいぶん見てきたけど」「君の証と言うのは証言のみなのか?」だのと、ご丁寧に自らの無知を晒すハッタリをかましてくれていました。 これがまったく特別な事例でないことは当ブログの読者の方であればよくご存知だと思います。南京事件にせよ、旧日本軍「慰安所」制度にせよ、ネトウヨはそもそもどれほどの「証拠」が積み重ねられているかすら知ろうとしませんので、「資料集」として編纂され刊行されている「証拠」を突きつけられただけでも
インターネットで、ニッチな趣味がひとつの「ジャンル」に育っていく例は多い。 「西洋軍歌蒐集館」が掲げる、「趣味のとしての軍歌」というジャンルもそのひとつ。サイトは民衆を扇動する強大な力を持つ軍歌を政治思想や歴史的な倫理観とは距離を置いて「愛でる」というスタンスで、5年以上もこのジャンルのトップを走り続けている。 管理人のreichsneet(偽ラジエル)氏は、独学でドイツ語やフランス語などの歌詞を辞書なしで読めるまでになったヘビーな軍歌マニア。サイトにつづった各軍歌の翻訳や解説は、大学教授から参考資料として協力を求められるほどに完成度が高い。 趣味ながらも妥協が一切ない突き抜けた姿勢について、同氏は「オタクだからですよ」と笑って答える。顔の見えるインターネット 第83回は、そんなreichsneet氏に軍歌の魅力について聞いた。 なお、この記事で登場する労働歌や郷土歌、国歌などは、reic
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