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Sciとbookとhistoryに関するmfluderのブックマーク (2)

  • 『エーテル・デイ―麻酔法発明の日』ジュリー・M・フェンスター 安原和見 訳(文春文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「医療史の分水嶺を生きた群像」 麻酔のなかった時代、外科手術は何を当てにしていたのか。ざっと羅列するとこのようになるらしい。ちなみに、これは欧米の場合。1)アヘンの使用。2)アルコールの使用。3)心頭滅却。4)催眠術。5)氷冷却。6)失血による失神。7)手術部位だけを露出させるような箱や袋に患者を閉じ込める。8)痛みの程度や時間について患者に嘘をつく。 当然のこと、痛みをコントロールするにはどれも不完全だった。手術されるくらいなら病気の進行に身を任せた方がましと考えた患者も少なくなかったし、手術を前に自殺した者もいた。ところが、驚いたことには、麻酔なしに四肢切断はもとより、開胸手術(心臓や肺の手術ということになる)までがなされていたという。上記の3番目、心頭滅却が冗談ではなかったわけだ。加えて、今日のような手術衣と外科手袋といった外科医のシンボルもありはしない。手術衣

    『エーテル・デイ―麻酔法発明の日』ジュリー・M・フェンスター 安原和見 訳(文春文庫) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    mfluder
    mfluder 2009/09/09
    "「エーテル・デイ」が、なぜ1846年なのか。どうして1846年まで患者も医者も絶叫の手術に忍従しなくてはならなかったのか。答えは、「バカの壁」の一語に尽きる"
  • 『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』 速水融 (藤原書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 世界を席巻したスペイン・インフルエンザは日にも襲来した。まず、1918年5月に先触れの流行があり、1918年冬の第二波、1919年冬の第三波が欧米とほぼ同時期に日を駆け抜けた。先触れ流行は大角力夏場所で休場力士が多数出たことから「角力風邪」と呼ばれた。高病原性を獲得して以降の第二波と第三波は多数の死者を出したので疫病としてあつかわれ、「前流行」、「後流行」と呼ばれている。 書は日におけるスペイン・インフルエンザの流行を研究したはじめての単行である。クロスビーの『史上最悪のインフルエンザ』に倣った部分が多く、周辺地域や文藝作品にまで目を配っている。クロスビーはアメリカを中心に全世界をあつかっていたが、書は日だけなので生の史料を多数引用している。ほとんどのページに当時の新聞(ローカル紙が多い)に載ったスペイン・インフルエンザ関連の記事が画像で掲げられているが

    『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』 速水融 (藤原書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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