世界で進む金属3Dプリンタの活用 何かを作ろうと思ったときに、アイデアをすぐに具現化できる装置として3Dプリンタの活用が進んでいる。近年では、産業分野でも、従来のような試作品開発での適用のみならず、実際の量産への適用、といった動きもみられるようになってきた。 そうしたものづくり産業で活用される3Dプリンタ、中でも金属材料に対応するモデルへの注目の度合いが国内外で高まりを見せている。例えばゼネラル・エレクトリック(GE)は、ジェットエンジンの燃料ノズルの量産に活用しており、一体成型による部品数の低減と靭性の向上、コスト低減といったさまざまな効果を得ているという。 そんなメリットばかりの金属3Dプリンタだが、課題はコスト的に高い、という点である。量産向け金属3Dプリンタの多くは1億円を越えるほど高価で、ちょっと試しに導入してみよう、という気持ちでは決して利用することができない。 価格が高くて普