僕は数年前までバンコクに住んでいた。現地で刊行されている釣り雑誌の編集に携わっていたのだ。 毎週金曜日、僕は釣り堀が併設されたレストランで夕食をとる。すると、仕事を終えた釣り仲間たちが続々と集まってくる。夜遅くまで釣り談義に熱中して、そのまま車に乗り合って各地へ釣りに出かけるのだ。毎週末の恒例行事である。 ※この記事は、生物採集の専門サイト「Monsters Pro Shop 」の記事を一般向けにリライトしたものです。
神奈川大学は9月30日、「何世代にもわたって細胞分裂できるモデル人工細胞」の構築に成功したと発表した。 同成果は同大学理学部の菅原正 教授らの研究グループによるもので、9月29日の英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。 菅原教授らはこれまでの研究で、細胞膜に見立てたジャイアントベクシルという直径3~10μmの人工分子膜でできた袋が、外部から膜分子の原料を取り込み、膜内でその原料から膜分子を作り出すことで自らを成長・分裂させ、さらに内部で染色体のモデルであるDNAを増幅することを報告していた。しかし、分裂後はDNAの複製に必要な原料分子が枯渇し、親細胞と同様の効率よい分裂を行わせることができなかった。 今回の研究では、DNA複製の原料を外部から摂取する方法を開発し、DNAが枯渇した子供細胞に、内部でのDNA複製能力を回復させ、孫細胞を作らせることに成功。さらに
要旨 理化学研究所環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平チームリーダー、石居拓己研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋本和仁教授らの共同研究チームは、電気エネルギーを直接利用して生きる微生物を初めて特定し、その代謝反応の検出に成功しました。 一部の生物は、生命の維持に必要な栄養分を自ら合成します。栄養分を作るにはエネルギーが必要です。例えば植物は、太陽光をエネルギーとして二酸化炭素からデンプンを合成します。一方、太陽光が届かない環境においては、化学合成生物と呼ばれる水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する生物が存在します。二酸化炭素から栄養分を作り出す生物は、これまで光合成か化学合成のどちらか用いていると考えられてきました。 共同研究チームは、2010年に太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在することを見出しました。そして、電
自然界は厳しい。生き残りをかけてそれぞれの種が様々なことを学び進化につなげていく。人間目線からすれば残酷で無慈悲極まりないと思うだろうが、食べることができなければその種は途絶えてしまうのだ。 最近頻繁に、ミナミオオセグロカモメが、ミナミアフリカオットセイの子どもの目を突いて食べるところが目撃されている。目が見えなくなった子どもは、母親を見つけることができず、ミルクが飲めなくて餓死してしまう。 カモメは後で戻ってきて、死んだ子オットセイの死体をエサとして簡単に得ることができる。生物学者たちは、こうした行為は残酷に見えるが、科学的にとってはカモメの新たな習性の発見だとしている。 カモメは、海辺で人間の食べ物をかすめ取ったり、更には泳いでいるクジラに集団で攻撃をしかけたりと、その攻撃性の高さは知られているが、新たに発見された捕食方法は人間目線から見るととても残酷なものだった。 ミナミオオ
これは殺虫剤の種類によってピンキリなので一言では言えません。 例えば家庭用殺虫剤としてよく使われているピレスロイド系殺虫剤だと、昆虫の神経系に作用して正常な神経伝達作用を阻害します。そのため、昆虫に作用すると異常な痙攣や麻痺を起こし、正常な代謝機能が損なわれ死に至ります。ピレスロイド系は即効性があってかけるとすぐに効果が出ます。 他にも神経系に作用する薬剤は多く、ピレスロイド系と近い働きをする有機リン系、神経系の伝達を止めて摂食活動を停止させて餓死させるネオニコチノイド系などがあります。 他に昆虫の皮膚に当たるキチン質の生成を阻害し、これができないまま脱皮するために死ぬベンゾイルフェニルウレア系、脱皮を強制させるホルモンによって無理矢理サナギにさせることによって殺すテブフェノジド系、逆に脱皮を抑制させ脱皮させずに死に至らしめるアザディラクチン系、ミトコンドリア電子伝達系を破壊することによっ
生物界における恐るべき「寄生」のメカニズムがまた一つ明らかとなった。宿主を洗脳し生かさず殺さずの状態で一方的に利用し、用済みとなったら殺してしまう寄生生物は数多く存在するが、クモヒメバチの幼虫は、クモの体液を貪りながら成長を続け、殺す直前に自らが安全に蛹になれるよう、強固な網を作らせていたことが判明した。 以下の文章は、この研究論文を発表した研究グループの代表である神戸大学の高須賀圭三博士がカラパイアのお友達の為に特別にわかりやすく書きおろしてくれたものである。
By Shandi-lee よりよい遺伝子を残すため、母親は子どもの成長のためにあらゆることを行います。これは人間に限った話ではなく、動物も例外ではありません。アメリカアカリスの場合、その母性はストレスを感じた時に爆発するということがアメリカScience誌で発表されました。 Stressed out moms mean faster growing babies—if you’re a squirrel | Ars Technica http://arstechnica.com/science/2013/04/stressed-out-moms-mean-faster-growing-babiesif-youre-a-squirrel/ この研究はカナダのユーコン準州で22年間にわたってアカリスを対象に続けているものの一環。トウヒという針葉樹は数年おきに一斉に種子をばらまくのですが、その
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