誰しも自分の頭の中が空っぽになったと感じるときがある。あるいは、誰かの頭の中が空っぽだとしか思えないこともある。でも、たいていの場合、われわれの頭蓋骨の中には脳がぎっしり詰まっている。そもそも、自分の頭が空っぽだと感じるのも、頭の中が空っぽだとしか思えない行動を取る人がいるのも、脳が働いているおかげである。ところが、頭の中がほとんど空っぽなのに普通に社会生活を営めている男性がフランスで発見されたという。 フイエ医師は脳梗塞などの脳疾患の可能性を疑ったようで、男性をCTとMRIにかけることにした。スキャンで得られた結果は、驚くべきものだった。男性の頭の中には、脳組織がほとんど存在していなかった。 正常な人でも脳の中には、脳室と呼ばれる空洞がある。その男性の場合は、脳室が常識では考えられないほど拡大しており、脳の組織が左右の頭蓋骨付近にしか残っていなかった。 写真へのリンク ※コメント欄で教え
東京都足立区教育委員会が2006年4月に行った学力調査で、トップの成績の小学校が、情緒障害などのある児童3人の答案を保護者や区教委に無断で抜き取り、採点から外していたことが分かりました。 障害児童の答案、無断で抜き取り=昨年の学力調査でトップ校が−東京・足立区 (時事ドットコム) 無断で3児童除外 学校側 保護者に事前説明せず (東京新聞) 新聞報道などを見る限りでは、ズルをして学校の成績を上げたという事が問題視されているようです。他の不正もなされていたようなので、全体の文脈としてはそのような方向になるのでしょう。僕も反射的にかっと腹が立ったのですが、問題はそう単純ではなさそうです。この学校の行動はどのような観点から批難されうるのでしょうか。 区教委によると、除外された児童は、通常学級に所属しながら、情緒不安定や多動などで特別支援が必要な「通級学級」に通っていた六年生三人。校長は「文章の
先のエントリーの続きです。「少年犯罪厳罰化 私はこう考える 」から山本譲司さんの論考の部分から抜粋します。 ----引用 この年の(2000年)の5月衆議院議員だった私は、自民党から共産党まで含め全党が共同で提出したある決議案に民主党所属の議員の一員として賛成していたのだ。決議案の名称は「少年非行対策に関する件」。内容は次の通りである。 『少年による深刻な凶悪事件が後を絶たず、憂慮すべき状況にあって、時代を担う少年の責任感と自立心が醸成され、その健全育成が図られるとともに国民が安心して暮らせる社会を創り出すことが喫緊の国民的課題である。(以下略)』 レアな「凶悪」な少年犯罪で行政動いてますよね。結果、今「安心」な状況になってます? 「不審者対策」とかで社会は余計不安になってません? 服役する前(秘書給与流用事件)は自身のことは棚に上げ、「刑務所にはどんな悪党がいるのか」と戦々恐々としていた
みなさんからの多数のコメントなどを参考に、再度、モテについて最初から考えてみる。 まず、人は恋愛する必要はない。モテる必要もない。私はそのように考えている。だから「恋愛できない男は、男じゃない、一人前ではない」という思想(恋愛至上主義)を私は否定する。もしそれが日本社会を分厚く覆っているのならば、それは解体されるべきである。これが私の基本スタンスなので間違わないようにしてほしい。 そのうえで、「恋愛したい」「モテたい」と心から思っている男の子に対して、私はアドヴァイスをしてあげたい。(これはモテなかった若き日の自分自身に対するunfinished businessという意味もあるのだろうと私は思っている) まず第一に、「モテ」の概念を転換しておきたい。一般には「モテる」とはいろんな女にちやほやされて恋愛・性愛しまくれることだと思われている。私はこれを「モテ」という言葉では呼ばない。なぜなら
障害学の主張 作者: 石川准,倉本智明出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2002/10/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (8件) を見る 2003年1月12日信濃毎日新聞掲載 評者:森岡正博 (http://www.lifestudies.org/jp/) 障害をもった人たちが、いまの社会のなかで生きていくのは、まだまだきびしいことである。本書にも紹介されているけれども、電車の隣に座った人に「きたいない」と言われて席を立たれたり、喫茶店で出ていくように言われたりする。 障害については、いままではおもに医療やリハビリテーションの専門家たちが考えてきた。身体に障害があるのだったら、訓練によって人並みに動かせるようにして、いまの社会に適応してもらうという試みがなされてきた。 しかし、よく考えてみれば、なぜ障害者のほうが、社会の都合に合わせなければな
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