●Noah Smith, “National unity sure is helpful”(Noahpinion, July 24, 2014) (今回のエントリーは、Bloomberg Viewに寄稿した記事を転載したものである) パット・ブキャナン(Pat Buchanan)が口を開くたびに鼻であしらわれるのがお決まりのようになっている昨今だが、彼がWorldNetDailyに寄稿しているコラムでは侮りがたい重要なポイントが突かれている。アメリカは、少々のナショナリズムを必要としているというのだ。ただし、「ナショナリズム」が必要とされているといっても、排他的な愛国心や好戦的な軍国主義が求められているわけじゃない。求められているのは、国家としての一体感(national unity)だ。互いに何の関わりもない他人同士がたまたま同じ地理的な空間に寄り集まっているって考えるんじゃなくて、自分