人文・社会科学について 単発的な話題を扱うブログです。 (目次はカテゴリごとに記してあります。 疑問点は サイト内検索で。) 「 TPP によって農業が荒廃する」という主張がある。それに対し、「農業の現状維持をしたい」という見解がある。(小野善康)……この見解を否定的に論評する。 ── ( ※ 本項は1年前に、「泉の波立ち」で論じたもの。それをここに再掲する。 なお、冒頭と最後は不要なので削除した。) 小野善康が TPP について論じている。(朝日・朝刊・オピニオン面・コラム 2010-11-24 )そこでは、農業対策として、生産調整のかわりに生産補助金を唱えている。所得補償をすることで、大規模生産者と高齢者がともに生産をすることで、農地の荒廃を防ぐというわけだ。 これは、私の TPP論 とおおむね同趣旨だ。だが、いくらか異なる。具体的には、次の3点でおかしい。 (1) 大規模生産者と高齢
ちょっと恐ろしい話をさせていただきましょう。 農業は本当に儲かりません。人々が喜ぶ現金収入のレベルは、マクドナルドの時給水準以下です。半年かけて育て上げた何アールもの作物が、例えばスイカやカボチャが、10万円に達すると喜ぶレベル。地面にはいつくばって藁まみれ埃まみれになって、雨に打たれ肩や腰に食い込む重労働をこなし、きちんとパッケージして商標タグもつけて商店に並ぶ状態にお化粧付けをして出荷してもそのレベル。下手すると年に一人当たり100万円の売上も厳しいのです(農家の一部の人々は売上と収益の区別がつきません。肥料・機械・箱代等に根こそぎ持って行かれても売上があると喜ぶorz)。家族3人がフルパワーで働いて、ようやくミニマムの暮らしが成り立つ状況。ひとり欠けたら多分おしまい。ふたり欠けたら(一人暮らしで農業を目指すとしたなら)まともに現金収入を得ることは不可能でしょう。 なのに相当数の農家の
人文・社会科学について 単発的な話題を扱うブログです。 (目次はカテゴリごとに記してあります。 疑問点は サイト内検索で。) 農業再生を図る方針が立てられている。しかしそこでは「生産性の向上」という意味が理解されていない。やたらと「金を投じる」という方針ばかりが示されているが、ほとんど逆効果だ。 ── ( ※ 本項の実際の掲載日は 2011-10-21 です。) TPP をにらんで、農業再生を図る方針が立てられている。 《 農地規模10倍以上に 政府農業強化方針 》 政府の「食と農林漁業の再生実現会議」(議長・野田佳彦首相)は二十日、農業再生の基本方針案と今後五年間の行動計画案をまとめた。若者の新規就農を支援し、水田など農地を集約して大規模化。協力した農家には助成金を拠出し平地では一戸(経営体)当たり現在の十倍以上の二十~三十ヘクタールに拡大を図る。 ( → 東京新聞 2011-10-21
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
借りたい金額は?今日中に借りたい?重視する条件は?この条件で探す※借入れまでの時間は審査条件によって変わります。 ※申込みの曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 PRリンクの利用状況事業運営のため、商品紹介時のPRリンク(=「詳しく見る」ボタン)からお客様がお申込みされた場合、事業者様から成果報酬を頂いております。なお、PRリンク自体の有無や報酬の額が、当社が編集・制作したコンテンツの内容に影響を与えることはありません。 編集コンテンツの作成・運用状況当サイトの編集コンテンツは、当社が独自に作成したものです(詳細は下記)。コンテンツ作成後にPRリンクを付与することもありますが、PRリンクによる報酬の有無がコンテンツの内容に影響を与えることはありません。 ランキング形式コンテンツ:融資時間や金利などの客観的指標をもとに順位を作成しているものであり、事業者様からの報酬の有
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く