大手私鉄で「磁気乗車券の全廃」。- (画像)
未来へ進む新宿線! 2025年度以降に地下通路を整備へ 西武鉄道は2024年5月9日、今年度の設備投資計画を発表。その中で、西武新宿駅から新宿駅方面につながる地下通路について、2025年度以降に事業を推進していく方針を明らかにしました。 拡大画像 西武新宿線の車両(画像:写真AC)。 この地下通路は、丸ノ内線新宿駅がある新宿通り直下の「メトロプロムナード」と、その北側、靖国通り直下の「新宿サブナード」をJR線に沿う形で南北につなぐ約140mの通路です。なお、メトロプロムナードはJR新宿駅ともつながっており、実現すれば西武新宿駅と新宿駅が地下でまっすぐ結ばれます。 2021年度に都市計画決定しており、西武鉄道は今後、具体的な検討や関係者との協議を進めるとしています。 【了】
大手私鉄でまさかの「磁気乗車券の全廃」。 QR乗車券の導入で「磁気乗車券の全廃」を推進へ 東武鉄道は2024年4月30日、グループ中期経営計画2024~2027を策定。その中に「QR乗車券の導入による磁気乗車券の全廃」を推進する方針を盛り込みました。 拡大画像 東武の車両(画像:写真AC)。 「磁気乗車券」とは、磁気を使って有効区間や有効日などの情報を書き込めるよう、裏面に「磁性体」が塗られたきっぷのことです。自動改札機に通して使うことでお馴染みのきっぷです。 東武鉄道は2023年10~12月に、QRコードを利用したデジタル乗車サービスの実証実験を行っています。この実験では、スマートフォン上に表示された日光エリアのフリーパスのQRコードを、自動改札機や係員窓口のタブレット端末にかざすことで、ICカードと同等の入出場が可能になるというものでした。 今後、QR乗車券が本格的に導入されるとみられ
ヘリコプターにもハイブリッド化の波が。 過去には472㎞/hという速度記録を出したことも ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは2024年4月25日、技術実証用ヘリコプター「レーサー」が初飛行に成功したと発表しました。 初飛行は30分ほどで、その間、機体の挙動などが確認されたとのこと。エアバスでは今後2年かけて飛行限界を徐々に広げ、その高速飛行能力を実証していくそうです。 拡大画像 初飛行に成功したエアバス・ヘリコプターズの技術実証機「レーサー」(画像:エアバス)。 「レーサー」は、機体上部に備えた離着陸用のメインローターのほかに、推進用のプロペラを胴体左右に1基ずつ計2基装備するのが特徴です。こうすることで既存のヘリコプターが最高速度260km/h程度なのに比べ、「レーサー」は400km/h以上の巡航速度を発揮することが可能になるといいます。 加えて、巡航時には、搭載する2つのエンジンの
リニア中央新幹線の単独駅に。 新幹線駅と高速道路の「スマートIC」が直結するリニア山梨県駅 JR東海は2024年4月4日、リニア中央新幹線工事の発注見通しを公表。「山梨県駅(仮称)」について、今年度に建設工事を発注することを明らかにしました。工事では、約960mの高架橋や約1万5000平方メートルの平屋建て駅構造物などを建設し、工期は約80か月としています。 拡大画像 超電導リニアの改良型試験車(画像:JR東海)。 リニア山梨県駅は、JR甲府駅から南に約7kmほど離れた場所に建設される予定で、リニア中央新幹線の単独駅となります。最寄り駅はJR身延線の小井川駅ですが、そこからも約3kmほど離れています。これらの駅とはシャトルバスで結ぶことが想定されています。 駅は高速道路の「スマートIC」に直結するという非常に珍しい形で計画されていることが特徴。駅北側に中央自動車道の「(仮称)甲府中央スマー
神奈川県道603号上粕屋厚木線の石倉橋交差点~分れ道交差点間がつながります。 東側の残り0.7kmが開通 神奈川県は2024年3月11日、新東名高速の伊勢原大山ICに接続する県道603号上粕屋厚木線が、25日に全線開通すると発表しました。 拡大画像 県道603号上粕屋厚木線の工事区間の現況。2024年1月撮影(画像:神奈川県)。 県は、現道とは別に、伊勢原市上粕屋の石倉橋交差点から、同市西富岡の分れ道交差点までを結ぶ延長1.9kmの4車線バイパスを2002年度から整備しています。これまでに、石倉橋交差点から日向薬師入口交差点までの西側1.2kmが開通しています。 そして今回新たに開通するのは、日向薬師入口交差点から分れ道交差点までの東側0.7kmです。 これにより、宮ヶ瀬湖や清川村、七沢温泉、厚木市などから伊勢原大山ICまでのアクセス性が向上します。 なお、伊勢原大山ICは、新東名に加え、
廃止・減便の嵐、運転手不足にあえぐバス業界――それも真実ではあるものの、採用は熱を帯びてきているようです。業界はどのような取り組みをしているか、それを見えづらくしているのは、業界自身だと筆者は語ります。 「運転手不足で苦境」でもちょっとギャップがある バス運転手不足による路線の廃止や減便が続いています。 筆者(成定竜一・高速バスマーケティング研究所代表)は2014年にバス運転手専門の求人サイト「バスドライバーnavi(どらなび)」立ち上げに関わり、現在もサービスを監修しています。同サイトは就職イベント「どらなびEXPO」も開催しています。36度目の開催となった2023年10月28日の回には運転手を目指す求職者、約400人が参加し、筆者もステージで参加者向けの講座などを担当しました。 拡大画像 バス運転手が不足している。写真はイメージ(画像:写真AC)。 会場内はすごい熱気で、相次ぐ「運転手
幕張メッセで開催された「鉄道技術展2023」では、様々なタイプの駅改札機が出品。交通系ICカードのみならずQRコード、クレジットカードのタッチ決済と多様化していますが、もはや「タッチ」することすら過去のものになるかもしれません。 鉄道技術展に登場した「タッチレス改札」 幕張メッセで2023年11月8日から10日まで開催された「鉄道技術展2023」では、様々な次世代型の駅改札機が出品されていました。駅の改札機は交通系ICカードのみならずQRコード、クレジットカードのタッチ決済、さらには顔認証と多様化していますが、今後は「タッチレス」が主流になるかもしれません。 拡大画像 日本信号が出品した「未来型改札機」。タッチレスにも対応している(乗りものニュース編集部撮影)。 「タッチレス改札」は、文字通りICカードや携帯端末をリーダーにタッチしなくても改札を通過できるシステムです。このうち顔認証のシス
東急不動産は2023年10月16日(月)、計画されている「西日暮里駅前地区市街地再開発事業」について、事業主体になった(準備組合に加入した)と発表しました。 この事業は、西日暮里駅北東の一区画まるごと、新たな街区に建て替えるものです。JRが跨いでいく東西道路「道灌山通り」より北側で、日暮里・舎人ライナーと貨物線に囲まれた約2.3ヘクタールの土地です。 ここには1999年に廃校となった旧「道灌山中学校」の校舎をはじめ、老朽化した中層ビルや家屋が密集している場所。一斉建て替えにあたって区画全体のビジョンを立てていくのが再開発事業ですが、今回のビジョンの主眼は「西日暮里駅を便利にしたい」です。 西日暮里駅はJRと日暮里・舎人ライナー、が大きく離れていることや、駅前のバス・タクシー・送迎用のロータリーもなく、不便な小さな駅という存在でした。これを、地域に根差した駅に生まれ変わらせる計画です。 具体
グリーン車に乗る場合、運賃とは別に「グリーン料金」が必要です。しかし乗客がその料金を払っているかどうかの確認は、省力化の対策とともに「頭の痛い問題」としてJRにのしかかっています。 「検札済みランプ」導入されたグリーン車 東京の中距離通勤電車の多くにはグリーン車が併結されています。座席がゆったりしているなど、一般車両とは違う快適な移動ができます。その代わり、きっぷとは別に「グリーン券」が必要となります。 しかしこのグリーン車に、グリーン券を買わずに着席し、そのまま逃げ切る乗客もいます。近年は「グリーン券の有無が確認されていない状態」が周囲からも視認できる車内設備になっており、その実態がよく見えるようになってきました。 拡大画像 グリーン車のイメージ(画像:写真AC)。 首都圏のグリーン車は、東海道線、横須賀線・総武線快速、宇都宮線・高崎線、常磐線で導入されており、Suicaを利用した「グリ
京成に乗れば千葉へ行けると思ったら、全然知らない田園地帯に行ってしまった……そんな体験を描いた漫画がSNSで話題になっています。 JR総武線のライバル路線かと思いきや!? 京成に乗れば千葉へ行けると思ったら、全然知らない田園地帯に行ってしまった……そんな体験を描いた漫画がSNSで話題になっています。 京成線などで使われている3000形電車(画像:京成電鉄)。 作者は羽鳥写真館@hatolier_cameraさん。「京成の初見殺し『千葉に行かない』が初見殺しすぎる話」と題したものです。 路線網をよく知らない人にとっては、京成はJR総武線と同じく、千葉県の中心地・千葉駅方面へ向かうと思ってしまいがちです。総武線と同じ感覚で、東京から千葉市街へ行こうと京成に乗り、そのまま乗り続けた結果…千葉駅とは全然違う方向に走っていく電車に気づくこととなります。 じつは京成本線、同じ成田空港方面へ行くとはいえ
かつての「新幹線」の風景が、少しずつ形を変えていきます。 労働力確保などが理由 東海道新幹線(画像:写真AC)。 JR東海は2023年8月8日(火)、車内でのワゴン販売を10月末をもって終了すると発表しました。 理由は「駅周辺店舗の品揃えの充実、飲食の車内への持ち込みの増加、静粛な車内環境を求めるご意見、また将来にわたる労働力不足への対応等をふまえ」としています。 代わりの車内サービスとして、グリーン車のみですが、スマホで食事や飲み物を注文できるようにするといいます。注文は座席のQRコードを読み取って行います。 また、のぞみ停車駅で、自動販売機を拡充するとしています。車内ワゴン販売で提供されていたコーヒーやアイスなどを自動販売機にラインナップすることで、サービスを代替していくとしています。 【了】
1945年の終戦から約4年間は、生き抜くだけでも必死な、混乱した社会になっていました。その情勢は鉄道内で起きる事件の悲惨さにも表れています。 終戦その瞬間も走り続けていた鉄道 1945(昭和20)年8月15日は人々にとって、空襲や艦砲射撃の恐怖から解放された安堵の日であったと同時に、物資も食料もない中で「戦後」を生き抜く新たな戦いが始まる悲壮な日でもありました。 拡大画像 貨物や客車をけん引した蒸気機関車(画像:鳥栖市)。 国が大きく動揺する中、変わらず動き続けたのが鉄道でした。戦争末期の大規模空襲で設備、車両が大きな被害を受ける中、国有鉄道は貨物主体の「決戦輸送」を敢行していましたが、終戦後は引き上げ輸送、進駐軍輸送、外国人送還輸送など大量の旅客需要に応える必要が生じたからです。 ようやく落ち着きを取り戻したのは、日本国有鉄道発足とあわせて実施され、特急列車、一等寝台などが復活した194
アニメ『機動戦士ガンダム』には「○○スナイパー」と呼ばれる、狙撃を目的としたモビルスーツが、頻繁に登場します。ただ、普通に考えると全高18mもの巨大な人型兵器で、人間のスナイパーのような隠密狙撃は難しいのではないでしょうか。一体どんな用途があるのか考察します。 「狙撃兵」以外の意味も含む「スナイパー」なるコトバ アニメ『機動戦士ガンダム』には、様々なモビルスーツが登場しますが、そのなかでも「1年戦争」と呼ばれる時間軸のなかで比較的人気があるものとして挙げられるのが、「○○スナイパー」と分類される狙撃型モビルスーツではないでしょうか。 「ガンダム」世界では、地球連邦軍とジオン公国の戦いが主に描かれていますが、前者には「ジムスナイパー」「ジムスナイパーカスタム」「ジムスナイパーII」が、一方後者には「ザクスナイパー」などがあり、このようにスナイパーを冠した機体は複数あることがわかります。 ただ
実は「MSJ後継はジェット機」とも限らず…? 一方、74席をもつDHC8-Q400の後継を、ターボプロップ機で考えると、フランスのATRが手掛ける「ATR72-600」が最有力でしょう。72席を標準とするATR72-600は、ANAとコードシェア便を運航するORC(オリエンタル・エアブリッジ)でも導入されています。 また、ATRはエアバス社とレオナルド社が共同パートナーシップを結んだ事業体で、エアバス系の航空機メーカーということができます。さらに現実として、旅客機市場で現在選べる70席級ターボプロップ機となると、ATR72の一択になります。 ATR72-600(写真:ATR)。 ただ、世界の航空需要予測はロシアによるウクライナ侵攻やコロナ禍で、下にブレている最中です。今後需要の回復が見込めなければ、新たな機種はMSJより小型にならざるをえなくなり、そうなるとターボプロップ機を増備する方向も
自動車盗の厳罰化や、その犯罪の温床と指摘されている「ヤード」の規制に向け被害者団体が国へ要望を行っています。保有台数の多い地域だけでなく、全国規模の規制が必要とのこと。警察庁をはじめ関係省庁はどう対応するのでしょうか。 盗難車の行先、ヤードの適正化を求める法律を 自動車の盗難厳罰化を求める団体が、警察庁など関係省庁に対して、いわゆる「ヤード規制法」の制定を求める要望をしています。 ヤードの例(画像:千葉県警)。 ヤードとは、海外への輸出を目的にするなどして、自動車の解体、コンテナ詰めを行う作業場のことです。一部のヤードで盗難車が取り扱われ犯罪の温床になっていることが、警察庁の2011年犯罪白書で指摘されたことがありました。 2015年に「ヤード適正化条例」を全国で初めて施行した千葉県は、全国知事会から優秀政策として表彰を受けましたが、これまでに条例が制定されたのは、5県、2市だけです。 規
国内初のLNG燃料フェリーとなる新造船「さんふらわあ くれない」の船内が初公開。さんふらわあ史上最大の船は、旅客一人あたりの占有面積も大きく向上。様々な世代に向けた設備もさることながら、トイレも、スゴイです。 ついに大阪南港に現る「さんふらわあ くれない」 フェリーさんふらわあが運航する大阪~別府航路の新造船「さんふらわあ くれない」が2023年1月13日に就航します。それに先立つ11日に報道陣や来賓へ船内が公開されました。 拡大画像 さんふらわあ くれない。大阪南港にて(乗りものニュース編集部撮影)。 「さんふらわあ くれない」は、温室効果ガス排出量を従来よりも大幅に削減できる国内初のLNG(液化天然ガス)フェリーです。大阪南港のターミナルに停泊中の本船からは、船尾の大きな2つのLNGタンクが目立ちます。船の全長は199.9mと瀬戸内海を夜間に航行する船舶としては可能な限り大きくしたとい
将来的には国道412号へつながる計画です。 厚木市内を東西に抜ける4車線道路 拡大画像 建設が進む都市計画道路「座間荻野線」(画像:神奈川県)。 神奈川県が厚木市内を東西に貫く都市計画道路「座間荻野線」の建設を進めています。 これは県道42号「藤沢座間厚木線」を構成する4車線道路で、座間市内から相模川を渡り、圏央道の厚木スマートICと連絡して中津川西岸の三田地区までが開通済み。現在ここからさらに西へ、県道・相模原大磯線の三田小学校入口交差点へ接続する、第2期延伸部の1170mが工事中となっています。 決定済みの都市計画では、そこからさらに西進し、国道412号へ接続する形となっています。全通すれば、座間市や大和市など内陸部から津久井・相模湖方面へのアクセスが生まれ、圏央道~中央道の抜け道としても機能することが期待できそうです。 ともあれ、相模川をまたぐ東西道路として発展をつづけるこの道路。2
東名・新東名・中央道でそれぞれ東京~名古屋を移動すると、どのような違いがあるでしょうか。所要時間のうえではその差が広がっているようです。東名や中央道をあえて選ぶメリットはあるでしょうか。 新東名がさらに“早く”なった 2022年のお盆も高速道路では激しい渋滞が予想されています。東京~名古屋など広域の移動をする人も多いことでしょう。では、東京~名古屋は東名高速・新東名高速・中央道経由でどれくらい違うでしょうか。実はその“差”が拡大しているようです。 静岡区間が6車線化され、最高120km/hになった新東名(画像:NEXCO中日本)。 東京側の起点を霞ヶ関(首都高)、名古屋側の終点を名古屋IC(東名)としてNEXCOの検索エンジンで比較したところ、次のような結果になりました。なお、新東名経由は御殿場JCT~豊田東JCT間を、中央道経由は高井戸~小牧JCT間を経由するもので、普通車ETC料金を掲
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