華人系の不動産大手VTPグループ(Van Thinh Phat Group)の違法社債発行およびサイゴン商業銀行(SCB)による銀行業務違反などに関する一連の事件で、公安省傘下の密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)は17日、捜査結果を発表した。 同事件は、VTP会長のチュオン・ミー・ラン容疑者(女・67歳)が経営支配権を掌握していたサイゴン商業銀行(SCB)を介して国民や企業から資金を調達し、不動産投資などの名目でSCBにVTP系列企業向けの違法融資を行わせ、同行に多額の被害をもたらしたというもの。 同事件を巡っては、86人の容疑者が、◇資産横領容疑、◇銀行活動に関する規定および銀行業務に関連するその他の活動に関する規定に違反した容疑、◇信頼を悪用し資産を横領した容疑、◇収賄容疑、◇公務執行にあたり役職・権限を乱用した容疑、◇責任を果たさず甚大な被害をもたらした容疑で起訴された。 捜査結果