のんびり紀行文を書き続けていたら、とうとうそのバハレーンで、衝突に火がついてしまった。ここ数日、バハレーンでのF1グランプリの開催に反対するデモが大規模に組織され、バハレーン官憲と激しくぶつかり合ったからだ。20日、F1開催日に行われた最大級のデモでは、反政府活動のリーダーのひとりが殺害されたことが発覚した。 なぜF1に反対するのか? 別に、カーレースがいけないのではない。それどころじゃないだろう、もっと先に国内で政治改革すべきことがあるはずじゃないか、というのがその趣旨だ。実は昨年の三月、予定されていたF1グランプリが「アラブの春」で延期された。バハレーン政府にしてみれば、今年も開催できないなんて沽券に係わる、と考えたのだろうし、反政府側は、昨年開催を見送ったときと比べて改革されたどころか、もっと状況が悪くなっているじゃないか、という思いだろう。 三月にバハレーンを訪れたとき、印象的だっ
Andyが記事を書いてくれた。シーア派が多数派を占めるバハレーンとサウジ東部州では、反政府デモが一向に収まる気配がない。シリアで民主化がまもなく完了する動きに呼応して、これら地域が揺らぐことに危機感を募らせたサウジ政府が、バハレーン政府に対し、政治改革を働きかけている。しかし、バハレーンでは人口の70%がシーア派が占めているため、民主化すると反体制派が議会の過半数を制してしまう危険がある。 http://www.dailystar.com.lb/News/Middle-East/2012/Mar-21/167507-saudi-arabia-pushing-bahrain-to-solve-crisis-fears-syria-effect.ashx ・・・バハレーン国王は先日、アサド大統領に向かって「国民の声を聞け」と説教したばかりだから、民主化には自信をお持ちでしょうよ(笑)。 サウジ
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