Java仮想マシン上で動作するアプリケーション開発ツール「Vert.x」の開発コミュニティが6月24日、「Vert.x 3.0」をリリースした。既存のアプリから容易にWebアプリケーションを構築できるツールや非同期テスト作成のためのツールが加わったほか、Dockerコンテナ内での実装、米Red HatのPaaSであるOpenShiftでの実装サポートなども加わっている。 Vert.xはJava仮想マシン上でイベント主導・非ブロッキング型のアプリケーションを開発するためのツールキット。少ないカーネルスレッドで多数の処理を並行実行できる点を特徴としている。アプリケーション開発にはJavaだけでなくJavaScriptやRubyといった複数の言語を利用でき、WebアプリケーションやHTTP/RESTベースのマイクロサービス、バックエンドのメッセージバスといったものなど、さまざまなアプリケーション